蘇容卿(スー・ロンチン)は一族滅亡の冤罪を受け、ただ一人生き残った。李蓉(リー・ロン)公主は周囲の仮対を押し切り、彼を公主府に留めた。二十年の歳月を経て、二人の間には深い絆が生まれていたが、それは政治の渦の中で脆くも崩れ去ろうとしていた。

蘇容卿(スー・ロンチン)は裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)を失脚させるべく陰謀を巡らせ、公主府の権力を掌握し、李家の支配基盤を揺るがそうと画策していた。真実を知った李蓉(リー・ロン)は深く失望し、傷ついた。裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)も事態の深刻さを悟り、李蓉(リー・ロン)に蘇容卿(スー・ロンチン)との関係継続は更なる災いを招くと警告する。

一方、楊婉(ヤン・ワン)は柔妃(ロウ・ヒ)に皇后に対抗するための協力を持ちかけるが、柔妃(ロウ・ヒ)は皇后的権力に無関心で、楊婉(ヤン・ワン)との連携を拒否する。去り際に楊婉(ヤン・ワン)は、宮廷闘争において安全地帯など存在しないと柔妃(ロウ・ヒ)に言い放つ。

ある寒い夜、李蓉(リー・ロン)と裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)の関係に変化が訪れる。二人は語り合い、和解に至る。李蓉(リー・ロン)は転生したこの機会に、前世で起きた悲劇を回避したいと願う気持ちを吐露する。裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)は過去の結婚、特に李蓉(リー・ロン)を守れなかったことに負い目を感じており、この話題を避ける。

翌朝、目覚めた二人は互いに距離を感じながらも、すぐに普段通りの関係に戻る。裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)は李蓉(リー・ロン)に不適切な行為はしていないと強調し、李蓉(リー・ロン)もそれを理解し、河辺へと向かう。その時、馬の蹄の音が響き、太子・李川(リー・チュアン)と蘇容卿(スー・ロンチン)一行が到著する。前世の出来事を思い出し、李蓉(リー・ロン)は身を隠そうとするが、すぐに姿を現す。李川(リー・チュアン)は姉の無事を確認し安堵すると共に、彼女の将来を案じる。

帰路、李川(リー・チュアン)は李蓉(リー・ロン)を気遣い、誰かにいじめられていないか尋ね、結婚後も自分が一番大切な男だと告げる。李蓉(リー・ロン)は前世で豹変した弟の姿を思い出し、再び同じ悲劇を繰り返さないよう決意を新たにする。後方で裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)と蘇容卿(スー・ロンチン)は李蓉(リー・ロン)と李川(リー・チュアン)の姉弟愛について語り合い、裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)は蘇容卿(スー・ロンチン)も転生者ではないかと疑い始める。

皇城に到著すると、善徳公公(シャントク・コウコウ)に連れられ、李蓉(リー・ロン)と裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)は未央宮にて皇后に謁見する。皇后は李蓉(リー・ロン)を楊泉(ヤン・チュアン)に嫁がせるという驚くべき提案をする。これは楊(ヤン)家との連携を強化し、柔妃(ロウ・ヒ)の息子・李昌(リー・チャン)の皇位継承を確実にするための策だった。しかし、李蓉(リー・ロン)は強大な楊(ヤン)家との縁組に強く仮対し、皇后と対立、ついには平手打ちを受けてしまう。

母の決定に憤慨した李蓉(リー・ロン)は、皇后が弟の地位のことしか考えておらず、自分の生死を顧みないことに不満を爆発させる。そして、裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)との結婚を主張し、李川(リー・チュアン)の安全を守ると誓う。李蓉(リー・ロン)の頬の傷を見た裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)は母娘の衝突を察し、李川(リー・チュアン)の地位が安定したらすぐに離婚するという取引を持ちかける。

その後、裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)は皇后に単独で呼び出され、皇后に求婚し、ある計略を提案することで皇后的支持を取り付ける。宮廷を後にした裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)は皇帝(こうてい)に呼び出され、そこで楊泉(ヤン・チュアン)と遭遇する。裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)は李蓉(リー・ロン)との結婚を告げ、かつて李蓉(リー・ロン)への求婚を拒否された楊泉(ヤン・チュアン)は激怒する。

こうして、宮廷内の複雑な人間関係と権力闘争、そして転生した者たちの選択と挑戦が描かれる、波乱に満ちた第四話が幕を開ける。

第4話感想

第四話は、李蓉(リー・ロン)の決意と覚悟が際立つエピソードでした。前世の記憶を基に、運命を変えようと奮闘する彼女の姿には心を打たれます。特に、皇后との対立シーンは圧巻。自分の幸福よりも弟・李川(リー・チュアン)の安全と未来を優先する彼女の強い意誌が、皇后への仮発という形で爆発しました。平手打ちを受けるという屈辱的な仕打ちにも屈せず、裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)との結婚を自ら提案する場面は、まさに彼女の覚悟の表れと言えるでしょう。

一方、裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)もまた、複雑な立場に置かれています。李蓉(リー・ロン)への想いを秘めながらも、彼女の意思を尊重し、政略結婚を受け入れる。李川(リー・チュアン)の未来を保障するという条件付きとはいえ、彼の決断には男気を感じます。蘇容卿(スー・ロンチン)に関しては、まだ謎が多い人物です。彼の真の目的、そして裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)が抱いた「蘇容卿(スー・ロンチン)も転生者なのでは?」という疑念は、今後の展開に大きく関わってきそうです。

皇后と楊婉(ヤン・ワン)の暗闘、柔妃(ロウ・ヒ)の静観など、宮廷内の権力争いも激化しています。それぞれの思惑が複雑に絡み合い、物語はますます予測不可能な方向へ。李蓉(リー・ロン)の選択が、この宮廷にどのような波紋を投げかけるのか、今後の展開から目が離せません。

つづく