どうも!長かったこの物語も、ついに最終回を迎えましたね。今回はドラマ『光・淵』第30話のあらすじとネタバレを、どこよりも熱く、そして分かりやすくお届けします!全ての謎と因縁が収束する、息をのむような展開でした。最後までお付き合いください!

黒幕・范思淵との最終対決!裴溯(ペイ・スー)、絶体絶命の危機

ついに黒幕・范思淵(ファン・スーユエン)の前に引きずり出された裴溯(ペイ・スー)。范思淵は、いつも物陰から全てを操っていた彼をあざ笑うかのように、裴溯(ペイ・スー)に眠る「怪物」の遺伝子を呼び覚まそうとします。そのための「贈り物」として用意されたのは、なんと意識のない父・裴承宇(ペイ・チョンユー)の姿でした。

范思淵は金属のリングを取り出し、これを裴溯にはめます。リングは裴溯の衝動を無理やり抑えつけ、息もできないほどの苦痛を与えます。范思淵の狙いは、裴溯の理性を破壊し、その手で父親を殺させること。彼は、昭南グループこそが悪の根源であり、そのための犠牲は必要悪だと歪んだ正義を語ります。

しかし、裴溯は屈しません。彼は、范思淵たちの復讐心が、結果として多くの罪なき人々を傷つけ、新たな悲劇を生んでいるだけだと痛烈に批判します。これに激高した范思淵は、裴溯の両足を撃ち抜き、裴溯はその場に崩れ落ちてしまいます。

三つ巴の銃撃戦!濱海湾に響き渡る銃声

一方、駱為昭(ルオ・ウェイジャオ)たちは、裴溯が残した「始まり」という言葉をヒントに、全ての事件の原点である濱海湾の福祉施設跡地にたどり着きます。 そこは、もう一人の殺人鬼・張昭臨(ジャン・ジャオリン)が初めて殺人を犯した場所でもありました。

駱為昭(ルオ・ウェイジャオ)たちが突き止めたのと時を同じくして、息子・東瀾(ドンラン)を誘拐された張昭臨もまた、范思淵を追い詰めるべく濱海湾に乗り込んできます。しかし、范思淵はすべてを読んでいました。彼は罠を仕掛け、張昭臨を炎の中に閉じ込めます。

息子を救いたい一心で炎を突破した張昭臨。現場は、張昭臨が范思淵に、范思淵が裴溯に、そして范思淵の信奉者である駱冰(ルオ・ビン)が張昭臨に銃を向けるという、一触即発の事態に!

この均衡を破ったのは、負傷した裴溯でした。彼は駱冰の注意を引きつけ、その隙に張昭臨が駱冰を射殺。しかし、その直後、范思淵の銃弾が張昭臨を貫きます。張昭臨は死の間際、裴溯に息子の解放を懇願して息絶えました。

光か、淵か。裴溯、最後の選択

共倒れの果てに、生き残ったのは范思淵と裴溯だけ。范思淵は、裴溯に父親を殺すよう最後の命令を下します。苦痛に耐えながら、裴溯は遺伝子操作薬を手に取り、父に向けます。

しかし、まさにその瞬間、裴溯の脳裏に浮かんだのは駱為昭(ルオ・ウェイジャオ)の顔でした。彼との絆が、裴溯を踏みとどまらせたのです。裴溯が薬を投げ捨てた瞬間、激怒した范思淵が彼に銃口を向けます。万事休すかと思われたその時、駱為昭が駆けつけ、ついに范思淵は逮捕されました。

そして、新たな始まりへ

事件後、傷が癒えた裴溯は、療養院に入った父に代わり、母の元を訪れます。彼は、ようやく自由になれたことを静かに感じていました。そこに、父を失った張東瀾(ジャン・ドンラン)が現れ、ナイフを手に裴溯に詰め寄ります。裴溯は彼の憎しみを受け入れるかのように、その手を取り自らの首に傷をつけました。その覚悟に、東瀾は恐怖でナイフを落とすしかありませんでした。

裴溯は屋敷を売り払い、過去と決別します。一方、駱為昭は父との関係を修復し、刑事として、一人の人間として大きく成長した姿を見せるのでした。

『光・淵(こうえん)』最終回 第30話の感想

全ての糸が収束し、それぞれのキャラクターが自らの過去と向き合い、一つの答えを出す見事な最終回でした。本作が一貫して問いかけてきたのは、「悪は遺伝するのか、それとも環境が生むのか」という重いテーマだったように思います。裴溯が最後の最後で、自らの血に抗い、人としての絆を選んだ場面は、その問いに対する力強い答えを示してくれました。闇(淵)の中に差し込む一筋の光、その光こそが人との繋がりなのだと、静かに、しかし確かに伝わってくるラストでした。派手なアクションや劇的なセリフ以上に、登場人物たちの心の機微や選択の重みが胸に響き、深い余韻を残す作品です。

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