あらすじ

范閑(ファン・シエン)に対する訴えは取り下げられるが、范閑は太子を挑発。皇帝に呼び出された梅執礼(メイ・ジーリー)は、一度は許されたかに見えたが、裏で始末される運命に。滕梓荊(トン・ズージン)は危険を顧みず范閑の護衛として残ることを決意。一方、婚約破棄を諦めない范閑は、靖王府に乗り込み結婚相手を探そうとするが、「鶏肉の君」は見つからなかった。

ネタバレ

『慶(けい)帝余年』第10話、今回も目が離せない展開だったな!前の回で范閑(ファン・シエン)が法廷に引きずり出されたけど、どうなったかって?さっそく見ていこうぜ!

法廷劇の結末と新たな火種

まず、范閑(ファン・シエン)が訴えられた件だけど、侯公公(こうこうこう)が梅執礼(メイ・ジーリー)を宮中に呼び出したことで、結局うやむやに。審理してた人たちも帰っちゃって、一件落着…とはいかないんだな、これが!

なんと范閑(ファン・シエン)、その場で太子・李承乾(リー・ショウケン)に「澹州(澹(たん)州)での俺の暗殺未遂、あんた知ってた?」って、ド直球で質問!マジかよ范閑!度胸ありすぎだろ!太子はフンって感じで答えなかったけど、見ていた二皇子もビックリ。この大胆さが范閑だよな~。

事件が終わって、范閑は司理理(スー・リーリー)を送ろうとするんだけど、「また酔仙居(すいせんきょ)で会いましょう」って断られちゃう。まあ、これで滕梓荊(トン・ズージン)はやっと堂々と表を歩けるようになったんだから、良かった良かった!郭保坤(グオ・バオクン)は面白くないだろうけどな!

范閑、子供の飴を奪う?!

一方、林婉児(リン・ワンアル)に頼まれて郭保坤の書童を探ってた葉霊児(イエ・リンアル)は、郭保坤のそばに書童なんていなかったこと、さらに范閑が郭保坤を殴り、またもや酔仙居に泊まったことを知って激おこ!「范閑、許せん!」って感じだね。

その頃、范閑は滕梓荊(トン・ズージン)の家を探してたんだけど、道端でサンザシ飴(糖葫芦)を食べてる子供に道を聞こうとしたら、なんとその飴に毒(軽い下剤)が仕込まれてるのを発見!思わず奪って一口食べちゃう范閑(ファン・シエン)。子供はギャン泣きだったけど、ちゃんとお金は払ったぞ。

滕梓荊(トン・ズージン)との再会、そして梅執礼の運命

滕梓荊の家に着いた范閑は、「もう都を離れて家族と静かに暮らせ」って勧めるんだけど、滕梓荊はどこか浮かない顔。そこに奥さんと子供が出てきたんだけど、なんとその子がさっきの飴の子供!「この変なおじさんが僕の飴を盗ったんだ!」って指さされちゃって、范閑もタジタジ(笑)。気まずいったらありゃしない!

場面は変わって宮中。梅執礼は慶(けい)帝帝(けいてい)に呼び出される。最初は昔話なんかして和やかムードだったんだけど、急に慶(けい)帝の顔色が変わる!「お前、太子に協力して滕梓荊を捕まえようとしたな?」って。皇帝にとって、二心を持つ家臣は絶対に許せない存在なんだ。梅執礼は震えながら「国法で罰してください!」って言うんだけど、慶(けい)帝は「古い臣下を罰したら、俺が薄情だと思われるだろ?」とか言って、結局「まあ、故郷に帰って余生を過ごすがいい」って許したかに見えたんだ。

梅執礼は命拾いしたって涙流して感謝するんだけど…これが帝王の恐ろしさ!彼が去った後、慶(けい)帝は侯公公に「あいつを鑑査院(かんさつイン)に見張らせて、故郷に帰る途中で始末しろ」って命令!うわー、皇帝、怖すぎ!!表と裏の顔が違いすぎるだろ…。

滕梓荊の決意と范閑の暴走

范閑は父・范建(ファン・ジエン)に、太子を挑発したのは婚約を破棄するためだと正直に告白。一方、滕梓荊は范閑への恩義を感じて、危険な都に残ることを決意!夜中に范閑の元を訪ねてきて、「昼間、息子の飴を奪うなんて、お前はアホだから俺がそばで守ってやるよ!」なんて憎まれ口を叩きながら、護衛になることを宣言。要求も色々つけちゃって(笑)。范閑も、自分のために家族を顧みず残ってくれる滕梓荊の気持ちに、グッとくるものがあったみたいだ。いい友情だよな!

その頃、林婉児(リン・ワンアル)は葉霊児(イエ・リンアル)から范閑の素行(?)を聞いて、ますます婚約破棄の意志を固める。そこに長公主(ちょうこうしゅ)が「私が破談させてあげるわ。あなたが好きな人と結ばれるようにね」なんて甘い言葉で近づいてくる。でも、婉児がうっかり「書童がいなかった」って情報を漏らしちゃったもんだから、長公主はすぐさま調査を指示。裏で何を企んでるんだか…。

宮廷では、皇帝が息子たちの権力争いを静観してる。「もっとやれ」って感じで、どっちが勝つか見物してるみたいだな。太后は皇室の縁組だからって、范閑と婉児の結婚を再考するように皇帝に進言してるけど、どうなることやら。

そして衝撃のニュースが。梅執礼が故郷へ帰る途中で殺されたことが太子に伝わる。長公主は「陛下の仕業よ。范閑は二皇子についたから、あなたの脅威になるわ」って焚き付けるけど、太子は冷静。范閑が本当に二皇子についたとは思ってないし、父である皇帝が范閑を「餌」として使っている可能性も考えてる。范閑を排除するなら、一撃で、しかも表沙汰にならない方法でやる必要がある、と。太子もなかなか切れるな。

さて、范閑。父から「婚約は変わらないぞ」って言われて、もう我慢の限界!「こんなに評判悪くしてるのに、なんでまだ姪を嫁がせようとするんだ!」ってブチ切れ!若若(ルオルオ)と范思轍(ファン・スージョー)を連れて、なんと靖王(せいおう)の屋敷に乗り込む!「もう誰でもいいから、ここで女を見つけて即結婚してやる!それで陛下の考えを断ち切ってやる!」って。無茶苦茶すぎるだろ(笑)。

靖王の世子(せいし)も呆れながら、屋敷の女性たちを全員見せるんだけど…范閑が血眼で探している「鶏肉の君(=林婉児(リン・ワンアル)」は見つからずじまい。范閑の行動力はすごいけど、空回り感が半端ないな!

いやー、今回も濃かったな!梅執礼の運命にはゾッとしたし、滕梓荊の友情にはグッときたし、范閑の暴走っぷりには笑っちゃったよ!皇帝の腹の底が見えなさすぎて怖いぜ…。次回、范閑はどうするのか?そして長公主の動きも気になる!また次回が楽しみだな!じゃあ、またな!

つづく