あらすじ
千年の修行を積む龍王・尉遅龍炎(りゅうえん)は、最後の天劫を乗り越えるために天魔双煞(そうさつ)から「上古の金甲」を奪還しようとするが、罠に陥り傷を負う。一方、凡人の少女・流蛍(りゅうけい)とその主である夏侯雪(かこう・せつ)は、偶然出会った小さな白蛇を助け、自宅に連れ帰る。実はその白蛇こそが龍炎の化身だった。人間と龍の運命的な出会いが、ここから始まる——!<
簪花宴へ向かう道中、侍女の流蛍は不思議な体験をする。一方、龍王の尉遅龍炎は天劫を乗り越えるため、伝説の金甲を求めていたが、深手を負ってしまう。傷ついた龍炎は小さな白い蛇の姿となり、偶然にも流蛍に助けられることになる。龍の正体を知らない流蛍は、献身的に蛇の世話を焼き始めるが、二人の間には少しずつ不思議な絆が芽生え始めていた。/p>
ネタバレ
まさかの出会いは、もふもふ(?)から!?
物語は、華やかな簪花宴(かんざしえん)に向かうお嬢様の夏侯雪(かこう・せつ)と、その侍女・流蛍(りゅうけい)のシーンからスタート。この二人、主従とはいえまるで姉妹みたいに仲良しなんです。流蛍(りゅうけい)ちゃんは「龍王様と人間の女の子の恋物語」なんていうロマンチックな本を読んで夢見心地。一方、現実主義な夏侯雪(かこう・せつ)お嬢様は「龍なんて本当にいるわけないでしょ~」と、ちょっと冷めたご様子。
そんな道中、なんと流民に襲われてしまうアクシデントが発生!夏侯雪(かこう・せつ)お嬢様が足をくじいちゃうんですが、そこはしっかり者の流蛍(りゅうけい)ちゃん、ササっと応急処置をしてあげます。そして、ふと空を見上げた流蛍ちゃん、「え、龍…?」雲間に白い龍の姿を見たような気がしたんですが、夏侯雪お嬢様は「またまた~、見間違いだって!」と信じてくれません。いやいや流蛍ちゃん、それ、絶対見間違いじゃないから!
イケメン龍王様、まさかの大ピンチ!
場面は変わって、霧が立ち込める神秘的な龍隠池(りゅういんち)。そこから現れたのは、息をのむほど美しい銀髪の男性…!彼こそが、千年もの間修練を積んできた龍王・尉遅龍炎(りゅうえん)様!もうね、登場シーンからオーラがすごい!でも、この龍王様、ちょっとおっちょこちょいなところもあるみたいで、よく服を着るのを忘れて池から出てきちゃうんだとか(笑)。そんな龍王様を心配するのが、友人の命格星君(めいかくせいくん) 。
龍炎様、実は第二の天雷を乗り越えたばかりで、心臓あたりがちょっと弱ってるみたいなんです。数日後には、上仙になるための最後の試練「天劫(てんごう)」が迫っているのに、このままじゃヤバい!命格星君(めいかくせいくん) は、天界から盗まれたっていう伝説の「上古金甲(じょうこきんこう)」があれば、天劫も乗り越えられるはずだって言うんだけど、その金甲、なんと恐ろしい天魔双煞(そうさつ)の手にあるっていうじゃないですか…!前途多難すぎ!
そんな中、龍炎様はたった一人で天魔双煞の根城へ。金甲なんてちょちょいのちょいさ!…と、言いたいところだけど、やっぱり罠が仕掛けられていて、大苦戦!深手を負ってしまいます。
運命の出会いは、まさかの「蛇」!?
一方その頃、夏侯雪お嬢様と流蛍ちゃんは仲良くお出かけ中。そこで、偶然にも傷ついた龍炎様の「真の姿」…つまり、小さな白い蛇の姿を発見!夏侯雪お嬢様は蛇が大の苦手。流蛍ちゃんも昔蛇に噛まれたトラウマがあってビクビク。でも、優しい夏侯雪お嬢様、「見捨てるわけにはいかないわ!」と流蛍ちゃんを励まし、なんとか保護することに。
部屋に連れ帰った流蛍ちゃん、とりあえず龍炎様(蛇)をカゴの中へ。そりゃあね、天下の龍王様がカゴの中なんて、プライドが許しませんよ!「シャーッ!」って威嚇しちゃう龍炎様。でも、根は優しい流蛍ちゃん、すぐにカゴから出してあげて、かいがいしく傷の手当てを始めます。最初は怖がっていた流蛍ちゃんも、だんだん情が移ってきたみたい。
龍王様、まさかの「甘党」疑惑!?
流蛍ちゃん、龍炎様(蛇)にうずらの卵をあげようとするんだけど、龍王様は生ものなんてお気に召さないご様子。「え、蛇なのに?」って流蛍ちゃんもびっくり。そこで、お菓子とか温かいものをあげてみたら…食べる食べる!夏侯雪お嬢様も「蛇がお菓子好きなんて珍しいわね~」と不思議がりつつ、ドリアンのお菓子を差し入れ。
流蛍ちゃんがお菓子を持って龍炎様(蛇)の元へ行くと…あら不思議!さっきまで人間の姿でくつろいでいた龍炎様、流蛍ちゃんの足音に気づいて、慌てて蛇の姿に戻ってお菓子をペロリ!バレてない…と思ってる龍王様、可愛すぎか!
そして夜。ぐっすり眠る流蛍ちゃんの隣で、そーっと人間の姿に戻る龍炎様。同じベッドで一夜を過ごすことに…!って、ええええ!?展開早すぎません!?翌朝、寝相の悪い流蛍ちゃんに抱きつかれちゃってる龍炎様。まだ人間の恋なんて知らないピュアな龍王様は、ちょっと困惑顔で流蛍ちゃんのお洋服をそっと直してあげるのでした。
『龍王の恋 永遠(とわ)なる誓い』第1話 感想
初回から、美しい映像と魅力的なキャラクターたちに引き込まれました。特に、侍女の流蛍の優しさと、龍王・尉遅龍炎(りゅうえん)の神秘的ながらもどこか人間味あふれる姿の対比が印象的です。龍の存在を信じる流蛍と、その龍王本人が蛇の姿で彼女に助けられるという運命のいたずらには、思わず微笑んでしまいました。
龍炎が人間の姿に戻った際の美しさ、そして流蛍に甲斐甲斐しく世話を焼かれるコミカルな場面のギャップも面白く、今後の二人の関係がどのように深まっていくのか、非常に興味をそそられます。ファンタジーの世界観も壮大で、これから明かされていくであろう龍王の過去や、彼が抱える試練の行方も気になるところです。物語の序章として、今後の展開への期待感を抱かせるに十分な初回だったと感じています。
つづく