あらすじ

父親との確執と株主総会を巡る問題に直面したワン・ジョンウェンは、母親にテレサへの想いを打ち明ける。一方、何も告げずに日本を去ったジョンウェンに心を痛めたテレサは、過去のトラウマも相まって突然声が出なくなってしまう。大事なステージを前に心理的な原因で失声するが、本番直前に奇跡的に声を取り戻し、見事『空港』で新人レコード大賞を受賞する。しかし、その裏でジョンウェンはテレサの元へ駆けつける途中に交通事故に遭い重体に。祝賀会に現れない彼を待ち続けるテレサ。ジョンウェンは、自分の事故のことをテレサには秘密にしてほしいと理恵に頼むのだった。

ネタバレ

前回、ちょっと不穏な感じで終わったけど、今回はワン家の内部事情からスタート。ヴィンセント(ワン・ジョンウェン)が父親のワン・ドゥチュエンに詰め寄るシーン、結構ピリピリしてたね。お父さん、結局は自分の利益しか考えてないってヴィンセントに見抜かれちゃってさ。母親(ホー・ルーメイ)の株を手放させたくないけど、それを母親自身には知られたくないからって、息子にプレッシャーかけるなんて、うーん、策士だねぇ。ヴィンセントが「それは公平じゃない、父さんの一人勝ちじゃないか!」って言った時、スカッとしたけど、お父さんの逆鱗に触れちゃったみたい。株主総会には絶対出ろって、厳命されちゃうんだ。

一方、我らがテレサ(ドン・リージュン)。ヴィンセントが日本を発ってから、朝のランニング仲間がいなくなって、ちょっと寂しそう。彼がどこに行ったのかも告げずにいなくなっちゃったからね…。

株主総会が終わった後、ヴィンセントはお母さんに「母さんの気持ち、わかるよ」って。お母さんは株自体より、父さんを愛してるから…って。そして、なんと!ヴィンセント、お母さんにテレサのことが好きだって告白するんだ!「僕にも好きな人ができたから」って。お母さんもおばあちゃんも、意外にも「テレサを追いかけなさい!」って応援ムード。これは嬉しい展開!でも、肝心のテレサは、友達のホー・リーユンにヴィンセントのことを聞かれても、「知らないし、聞かない方がいいの」って。昔のジョウ・タイシェンとの辛い別れを思い出しちゃってるみたいで、切ないよねぇ。

そんな中、舟木(ふなき)先生が「『空港』大ヒットの祝賀会やろう!」って提案。テレサも賛成して、会場はいつもの「蝶」に決定。ヴィンセントも呼ぼうって約束したんだけど…テレサがホテルに彼を探しに行ったら、なんと「先週の金曜にチェックアウトされました」って!うわーん、またしても何も言わずにいなくなるパターン!? ジョウ・タイシェンの時と同じじゃないか!って、テレサ、ショックで倒れちゃうんだ…。

病院に運ばれたテレサ、今度は突然声が出なくなっちゃうの!「倒嗓(ダオサン)」ってやつ? 賞も取ったばかりで、これから大事な生放送の歌番組が2本も控えてるのに、声が出なきゃ受賞も取り消しになっちゃうかもしれない大ピンチ!マネージャーの理恵(りえ)は、記者会見で見かけたヴィンセントが原因じゃないかって疑い始めるんだ。

理恵がテレサのお母さん(ジャオ・スークイ)に聞いても、テレサは最近ヴィンセントの話をしなくなったって言うし、ホテルに確認してもやっぱりチェックアウト済み。帝国劇場での大事なステージが迫る中、テレサの声は戻らない。お医者さん曰く、「心理的な抵抗が原因」だって…。友達のジョウ・ミンやドワン・ニンも心配して、それぞれ神頼みしたり、心の中で祈ったり。

そして帝国劇場当日。理恵のもとに「今日、ワン・ジョンウェンさんが戻ってきます!ホテルが車を迎えに行かせました!」って朗報が!急いでテレサに伝えるんだけど、テレサの表情はなぜか硬いまま…。

会場には何百人もの観客がテレサを待っている。舞台袖でテレサは「もう誰かの感情に頼るのはやめます。どうかもう一度歌わせてください」って天に祈るんだ。すると、まるで奇跡みたいに、声が…戻った!

でも、テレサは知らない。彼女のステージに駆けつけようとしていたヴィンセントが、その途中で交通事故に遭っていたなんて…。

『空港』は文句なしの新人レコード大賞を受賞!祝賀会は「蝶」で開かれたけど、テレサが待つドアの向こうに、ヴィンセントが現れることはなかった…。

ヴィンセントの事故は深刻だった。全身多発骨折に脾臓破裂…。緊急手術は受けたものの、予断を許さない状況なんだって。意識が朦朧とする中で、彼がうわ言のように呟くのは、テレサの名前…。

父親のワン・ドゥチュエンがテレサに連絡を取ろうとしたけど、彼女はもう台湾に帰った後。代わりに理恵がお見舞いに行くんだけど、ヴィンセントは理恵に「事故のことは、彼女には絶対に言わないでくれ」って頼むんだ。

つづく