あらすじ

クリスマスに汪仲文(ワン・ジョンウェン)と再会し、幸せな時間を過ごすテレサ。しかし、汪仲文は仕事のためすぐにローマへ。一方、テレサを忘れられない周台生(ジョウ・タイシェン)は日本へ渡り、彼女の足跡を辿る。段寧(ドワン・ニン)はアメリカで平静を装うが、内心は複雑。テレサは初の単独コンサートに胸を躍らせる中、日本で周台生と再会。彼にアメリカへ帰るよう諭すが、聞き入れられない。そんな中、テレサを驚かせようと来日した汪仲文は、テレサと入れ違いになり、「蝶」で偶然にも周台生と遭遇してしまうのだった。

ネタバレ

聖なる夜に、奇跡の再会…そして、切ない影

クリスマス、雪が舞い降るロマンチックな夜。テレサ(鄧麗君(ドン・リージュン))の目の前に現れたのは、なんと汪仲文(ワン・ジョンウェン)!「メリークリスマス」の声とともに、テレサは感極まって彼に抱きつき、雪の中で熱いキスを交わすの…!キャー!もう、このシーンだけでご飯3杯いけるってくらい素敵だった!

でもね、そんな二人のすぐ後ろには、一足遅れてやってきた周台生(ジョウ・タイシェン)の姿が…。愛するテレサの幸せそうな光景を目の当たりにして、彼は寂しそうに背を向けるの。あぁ、台生…あなたも幸せになってほしいのに…!完全にテレサの「過去の人」になっちゃったのかなって、切なくなっちゃった。

一方、アメリカでは段寧(ドワン・ニン)(ドアン・ニン)が、王又玲(ワン・ヨウリン)夫婦とクリスマスを過ごすためにやって来てたんだけど、そこに台生の姿はなし。彼、テレサへの想いを断ち切れず、「彼女を忘れた日はない。もう一度、試してみたい」って手紙を残して、日本へ向かっちゃったんだよね。段寧(ドワン・ニン)ちゃん、その手紙を読んでも、ただ微笑んで王又玲の料理を手伝うの。健気すぎる…!王又玲は「あなたの平静さは、かえって心配だわ」って言うんだけど、段寧(ドワン・ニン)は「彼がテレサを忘れられないのは知ってる。でも、テレサが彼を諦めてくれれば、全て問題ないの」って…。強がりなのか、それとも…?

甘い時間と、迫る別れ

テレサは、汪仲文(ワン・ジョンウェン)が持ってきてくれたプリンを頬張りながら、満面の笑み。でも、最近痩せたことを彼に心配されて、実は父親の鄧枢(ドン・シュー)が病気で、すごく心配してることを打ち明けるの。汪仲文(ワン・ジョンウェン)に「クリスマスプレゼントは何が欲しい?」って聞かれて、「あなたがいてくれることが最高のプレゼントよ」って答えるテレサ、可愛すぎか!

汪仲文は翌朝にはローマに帰らなきゃいけなくて、テレサは寂しそうだったけど、無理強いはしないんだよね。大人な対応だけど、本当はもっと一緒にいたいんだろうなあって、胸がキュッとなったよ。

段寧(ドワン・ニン)ちゃんは、まるで何事もなかったかのように振る舞って、周一伟(ジョウ・イーウェイ、台生のお父さんね)と王又玲と食事をして、楽しそうに写真を撮ったりしてる。でも、王又玲はその落ち着きぶりに、逆に不安を感じるんだよね。うんうん、わかるよその気持ち!

別れの時、汪仲文とテレサは名残惜しそう。彼は「君をポケットに入れて、どこへでも連れて行きたいくらいだ」なんて、ロマンチックなこと言っちゃうんだから!東野(ひがしの、テレサの付き人かな?)には、「彼女をいじめさせないように」「半径10メートル以内に異性を近づけるな」とか、心配性の彼らしい注意をいっぱいしてた(笑)。

そして、ここからが汪仲文の可愛すぎるサプライズ!テレサと東野が列車に乗って少し経った頃、なんと汪仲文がひょっこり現れて、「東野さん、テレサの隣は僕の席だよ」って!やっぱり離れがたかったんだねー!結局、小樽までテレサを送っていくことに。こういう不器用な愛情表現、たまらない!

それぞれの決意、交錯する道

周台生(ジョウ・タイシェン)は、日本に残ってテレサが歩んできた道を辿ることを決意。アメリカの段寧(ドワン・ニン)や両親にも電話でその決意を伝えるの。日本に来る前、父親の周一伟に「今の君の地位や名声、収入はテレサとは天と地ほど違うんだぞ」って諭されてたんだけど、それでも台生は「テレサは永遠に僕の心の中の、あの純粋で歌が大好きな女の子なんだ」って信じてるんだよね。一途すぎる…!

荷物を持って街を歩いていた台生は、「蝶」(ちょう、きっとお店の名前だね)っていうお店から聴こえてくるテレサの歌声に足を止めるの。すると、女将の何立云(ハー・リーユン)に声をかけられて、お店の中に。そこで何立云や趙宇(ジャオ・ユー)から、テレサが日本に来たばかりの頃、どれだけ苦労して頑張ってきたかを聞かされるの。今のテレサ・テンがあるのは、そんな努力があったからなんだね…って、台生も改めて感じ入ってた。

再会、そして新たな波乱の予感…!

自分にとって初めての単独コンサートの準備が始まって、テレサはもう嬉しくてたまらない様子!「蝶」のテーブルに上がって、歌ったり踊ったり、まるで欲しいおもちゃを手に入れた子供みたいにはしゃいでる姿が、本当に可愛かった!その様子を、台生は店の外から微笑ましそうに見てるんだけど、中には入っていかないんだよね。そっと見守る愛、なのかな。

その後、テレサは何立云と趙宇の会話から、台生が近くにいることを知って、「蝶」で彼を待つことに。再会した二人は、何を話すんだろうってドキドキしたよ。テレサは段寧(ドワン・ニン)のことを思って、台生にアメリカへ帰るように説得するんだけど、台生は「僕の人生は僕が責任を持つ」とキッパリ。うーん、これは平行線かも…。

テレサは家に帰ってから汪仲文に電話して、今日台生と会ったことを伝えようとするんだけど、汪仲文は「聞きたくない」って…。ヤキモチかな?それとも、何かを恐れているの?

そして、物語は衝撃のラストへ!

汪仲文がテレサを驚かせようと、サプライズで日本へやって来るんだけど、なんとテレサは香港へ行っちゃってて、すれ違い!がっくり肩を落とす汪仲文が立ち寄った「蝶」で、彼が鉢合わせしたのは…そう、周台生(ジョウ・タイシェン)!

一人の女性を巡る二人の男が、火花バチバチ(に見えた!)の対面!ひゃー!どうなっちゃうのー!?

つづく