前回、お父さん(鄧枢(ドン・シュー))が家出してしまって、一家は心配でたまりませんでしたよね。警察からも連絡がなく、「便りがないのは良い便り」なんて陳ママは言うけど、やっぱり落ち着かない！そんな中、警察から「海辺で男性の遺体が見つかった」との連絡が…！
もう、お母さん(趙素桂(ジャオ・スーグイ))の心臓はバクバクですよ。一人で遺体安置所へ向かう姿、こっちまで息が詰まりそうでした。安置所で遺体と対面した時の、あの息をのむ表情…。見てるこっちも「まさか…」って固唾を飲んじゃいました。
一方、家で待つテレサ(鄧麗筠(ドン・リージュン))は、自分のせいでお父さんがいなくなったんだって、自分を責めて泣きじゃくるばかり。お母さんが帰ってきて、無言でお線香をあげ始めた時は、もうダメかと思った…！でも、お母さんの口から出たのは「菩薩様のおかげで、お父さんは無事だった」という言葉！よかったーーー！！本当にホッとしましたよね。
でも、この一件でテレサは大きな決断をします。「もう歌はやめる」と。ラジオ局の主任に、今月末で契約更新はしないと告げに行くんです。歌は大好きだけど、お父さんの方がもっと大事…って、なんて健気なの！涙が出ちゃいます。
その頃、お父さんの仲間たち(四川(スーチュアン)の兄貴たち)も、お父さんの家出を知って大慌て！屏東で養鶏場をやってる山東(さんとん)さんのところに行ったんじゃないか？と、捜索作戦を開始します。
一方、近所ではちょっとした騒動が。陳ママたちが周敏(ジョウ・ミン)さんの家に電話を借りに行ったら、なんと電話線が切れてる！「ネズミにかじられたんじゃない？」なんて言ったら、周敏(ジョウ・ミン)さん、ムキになって否定。「うちは毎日ピカピカよ！ネズミなんていないわ！」…って、そこまではいいんだけど、余計な一言が多い！鄧家を貶し始めて、「あそこの家の子供たちはろくなもんじゃない」「お父さんだって愛想つかして家出するし、テレサなんて少年隊に捕まるわ、中学も退学になるわ…」って、もう聞いてられない！陳ママが「花に百日の紅なしよ(良い時は長く続かないわよ)」って釘を刺すのが精一杯でした。
この会話を聞いていたのが、段寧(ドワン・ニン)ちゃん。実は電話線を切ったのが自分の父親(段立天(ドァン・リーティエン))だと知っているんです。理由は、例の美容室の女性、金宝珠からの電話を避けるため…。うわー、こっちもドロドロしてきそう…。
周敏さんは段寧(ドワン・ニン)ちゃんを連れて、周台生(ジョウ・タイシェン)くんの家へ。昔は周家より格上だったのに、今や周家はお金持ちになってお手伝いさんまでいる始末。世知辛いですねぇ。段寧ちゃんは足を怪我している周台生(ジョウ・タイシェン)くんのお見舞いへ。彼のギプスに「寧静致遠(落ち着いていれば道は開ける)」って書いてあげるんだけど、周台生くんが自分で書いたのは「美麗人生」。しかも「麗」の字は、テレサ・テンの「麗」！
そう、周台生くんはテレサのことが好きなんです！段寧ちゃんに「テレサに手紙を書きたいから手伝って」って頼むんだけど、段寧ちゃんは「あの子、手紙で恋愛ごっこしたり、喧嘩して退学になったりしたのよ」って、なぜかテレサを悪く言っちゃう。それでも周台生くんは「そんなことない！」ってテレサをかばうんです。一途だなぁ！
さて、お母さん(趙素桂(ジャオ・スーグイ))は子供たちを連れて、ついに屏東へ！そして…いました！お父さん(鄧枢(ドン・シュー))！山東(さんとん)さんのところで無事でした！よかったー！テレサは自分が悪かったと、食卓にもつけずにいると、お母さんが「この子、もう歌はやめるって言ってます」とお父さんに伝えます。それを聞いたお父さん、少し態度を和らげて「こっちへ来て食べなさい」と。
後で、お父さんは山東さんに本音を漏らします。「娘が歌を好きなのは分かってる。俺を怒らせないために諦めるのも分かってる。俺だって故郷に帰りたいけど、妻子がいるから、この気持ちを抑え込むしかない。人生、順風満帆なんていかないもんだ…」って。お父さんなりに、テレサの気持ちを理解しようとしてるんですね。お母さんもお父さんに謝って、なんとか仲直り。一家は無事に家に帰ることができました。
一方、村には相変わらず金宝珠が現れてお酒を飲んでるみたい。段立天(ドァン・リーティエン)は上官に呼び出されて、彼女を避けてる様子…。こっちの三角関係？も気になりますね。
お母さんは陳ママから金宝珠の話を聞いて、「なんで若くてきれいな子が、結婚してる男の人を好きになるのかねぇ？」と不思議顔。
周りの大人たちは、みんなテレサに歌をやめてほしいと思っている中、ただ一人、同じく音楽を愛する周台生くんだけは、夢がどれだけ大切か分かっています。段寧ちゃんにテレサへの届け物を頼んだけど断られ、ついに、怪我した足を引きずりながら、自分でテレサを探しに行く決意をするのでした…！ここで次回へ続く！周台生くん、頑張れー！
つづく
