あらすじ
皇帝に召喚された蒋梅荪(ジャン・メイスン)を案じる宋墨(ソン・モー)は、その道中で竇昭(ドウ・ジャオ)のいる荘園に立ち寄る。そこで宋墨は蒋梅荪の息子を守るため、荘園の人間を皆殺しにしようと考えるが、竇昭の機転と交渉術により危機を回避。竇昭は子供の命を救い、さらに蒋梅荪を救い出す策を宋墨に提案する。互いの腹を探り合いながらも、宋墨は竇昭の聡明さを認め、人質交換という形で一時的な協力関係を結ぶ。一方、竇昭の策により朝廷では蒋梅荪解放に向けた動きが始まるが、事情を知らない竇世枢(ドウ・シースー)が騒動を起こしてしまう。
ネタバレ
まず、物語は蒋梅荪(ジャン・メイスン)おじ様が急に都に呼び戻されるところからスタート。宋墨(ソン・モー)は心配でたまらないんだけど、おじ様本人は「大丈夫、きっといつもの災害支援の報告だよ」なんて言って宋墨(ソン・モー)をなだめるの。でも、陳千戸(チェンせんこ)のあの煮え切らない態度、絶対何か裏があるわよね!? 不穏な空気がプンプンする中、蒋梅荪おじ様は「何があっても民の救済を止めるな!」って部下たちに檄を飛ばして都へ向かうの。男前すぎるわ!
その頃、宋墨は一行を率いて竇昭(ドウ・ジャオ)がいる荘園へ。そこで宋墨の部下、厳朝卿(イェン・チャオチン)と竇昭(ドウ・ジャオ)の幕僚である陳曲水(チェン・チュイシュイ)がまさかの顔見知り! 陳曲水、昔は定国公に敵対していた張鎧(ジャン・カイ)に仕えてたみたいで、その張鎧が民を見捨てて逃げたせいで蒋梅荪おじ様に斬られちゃった過去があるのよ。だから厳朝卿に顔を見られたことで「自分のせいで竇昭様まで危険な目に…!」ってめちゃくちゃ責任感じちゃって、見てるこっちも辛かったわ…。
でも、我らが竇昭様はそんなことで動じない!「あなたの過去は問いません」って陳曲水を励ますんだけど、陳曲水は「いや、このままじゃ荘園のみんなが殺されちゃう!」ってパニック。実は宋墨たち、蒋梅荪おじ様の息子を連れてて、その子の情報が漏れるのを恐れて皆殺しも考えてたのよ!怖すぎ!
竇昭は持ち前の聡明さで、その子が蒋梅荪おじ様の息子で、宋墨が世子様だってことを見抜いちゃうの。さすがだわ! そして、いよいよ宋墨と竇昭が直接対決! 竇昭はとっさに「私は朝廷の女官よ!」なんて嘘をつくんだけど、切れ者の宋墨にはあっさりバレちゃう。首筋に剣を突きつけられて絶体絶命!って思った瞬間、竇昭の侍女、素心(スーシン)と素蘭(スーラン)がナイスアシスト! 乳母と子供を人質にとって、竇昭に交渉の時間を作ってあげるのよ。この主従、本当に頼りになるわよね!
そこからの竇昭の交渉術がまたすごいの! 今の状況を冷静に分析して、皇帝の考えを読み解き、どうすれば蒋梅荪おじ様を救い出せるか、さらには皇帝に認められるかまで具体的に提案しちゃうんだから!宋墨も「この女、何者だ…?」って感じで、だんだん竇昭の言葉に耳を傾け始めるの。
そんな緊迫した状況の中、赤ちゃんが泣き出しちゃって。乳母があげてもダメだったのに、竇昭が「羊の乳なら大丈夫かも」って言って飲ませたら、赤ちゃんがゴクゴク! 閨中の令嬢がそんなことまで知ってるなんて、みんなビックリよ。竇昭の知識の幅広さ、底が知れないわ!
その後、お腹を空かせた厳朝卿のために竇昭が食事を用意させると、宋墨の部下たちも手伝い始めて、なんだかちょっと和やかな雰囲気に。宋墨は「なんで危険を冒してまで関わろうとするんだ?」って竇昭に聞くんだけど、竇昭は「ある人の運命を守りたいだけ」って意味深なことを言うの。前世で毒に侵された宋墨の姿を思い出してたみたいで、切ないわね…。
そこへ譚荘主(タンそうしゅ)たちが駆けつけて、「竇昭様は我々の恩人だ!彼女の保証人になる!」って言ってくれて、宋墨も「あんたがこの荘園を救ったんだ」って竇昭を認めるのよ。よかったー!
翌日、宋墨と竇昭は人質交換をすることに。宋墨は陳曲水を、竇昭は厳朝卿をそれぞれ預かるっていう、お互いを探り合うような緊張感のある取り決めね。宋墨は竇昭の素性を調べさせて、「家族に見捨てられた」っていう情報を得るんだけど、侍女たちが武術の心得があることを知って、簡単には信じないの。「内宅の噂なんてあてにならない。あの女はただ者じゃない」って、竇昭の聡明さを見抜いてる。さすが宋墨様!
一方、都の竇家では、崔氏(ツイし)が民を救済したことで息子の竇世英(ドウ・シーイン)が母の加封を願い出て、崔氏もご機嫌。王映雪(ワン・インシュエ)は相変わらず竇世英にアピールしてるけど、心の中では竇昭のことも気にかけてるみたいね。この辺の女の戦いも地味に面白いわ。
そしてラストは、竇昭の策が炸裂! 宋墨に指示して、朝廷内で蒋梅荪おじ様を弾劾する派閥をわざと二つ作らせるの。しかも、その弾劾内容が矛盾してるっていうのがミソ! これで皇帝に「蒋梅荪は徒党を組んで私腹を肥やしてるわけじゃないんだな」って思わせて、無事に釈放させようっていう魂胆よ。頭良すぎでしょ!
でも、そんな事情を知らない竇家の五男、竇世枢(ドウ・シースー)がやらかしちゃうのよね…。朝議で重臣の鄔閣老(ウーかくろう)と口論になって、蒋梅荪おじ様のことを「兵力を盾に威張ってる!」なんて言っちゃうんだから、もうハラハラ! 結局、鄔閣老に睨まれて謹慎処分に。その直後、宋墨が鄔閣老を訪ねてきて、竇世枢とすれ違うっていう、なんとも皮肉なシーンで今回はおしまい。
つづく