あらすじ

芝居小屋で偶然隣り合わせた竇昭(ドウ・ジャオ)と宋墨(ソン・モー)は、屏風越しに芝居の解釈を語り合い、互いの聡明さに惹かれ合う。クイズ大会では共に才能を発揮するが、宋墨は家庭の事情を思い出し、最後の問題で竇昭に勝利を譲る。竇昭は宋墨の心痛を察し、気遣いを見せる。一方、竇昭は王映雪(ワン・インシュエ)の甥・龐昆白(ホウ・コンパク)に誘拐されそうになるが、機転を利かせて切り抜け、円通の助けもあって王映雪の陰謀を暴く。竇家では王映雪と竇世英(ドウ・シーイン)の確執が続き、竇明(ドウ・ミン)は母と竇昭の間で苦悩する。円通は竇昭の屋敷に滞在し、竇昭は彼に医術を学び始める。民のために汚職役人を摘発する宋墨は、少女を助けようとして事故に遭い意識を失う。その瞬間、竇昭も胸に痛みを感じ、二人の間には不思議な繋がりが示唆される。難民救済中に鄔善(ウー・シャン)と再会した竇昭は、その夜、宋墨の夢を見る。そんな中、竇昭の屋敷に素性の知れない商人たちが現れ、不穏な空気が漂い始める。

ネタバレ

芝居小屋でのニアミス! 仮面越しのシンパシー

まずね、主人公の竇昭(ドウ・ジャオ)と、あのクールな宋墨(ソン・モー)が、なんと同じ芝居小屋にいたのよ! しかも、隣同士の席で、間には屏風が一枚だけ。お互いの顔は見えないんだけど、芝居の解釈について語り合ってるうちに、なんだか意気投合しちゃって。

「この芝居、悲劇だと思う?」「いや、大団円でしょ!」なんて言い合ってるうちに、もう屏風なんて取っ払っちゃえ!ってなって、お互いの意見をぶつけ合うんだけど、どっちも鋭いのよ。宋墨(ソン・モー)がね、なんか家族のことで悩んでるっぽくて、それを竇昭(ドウ・ジャオ)が見抜いちゃうの。「仕事とプライベートは別よ。家では息子として、外では理を重んじればいいじゃない」ってアドバイスするんだけど、これがまた的確で!

その後、芝居小屋で恒例のクイズ大会が始まったんだけど、これがまたすごかった! 竇昭(ドウ・ジャオ)が次々と正解するもんだから、宋墨(ソン・モー)も「え、もしかして男装してる?」なんて疑っちゃうくらい。でも竇昭は「女だって負けてないわよ!」って感じで、二人とも仮面をつけてるのに、なんだかお互いのこと、見えてるみたいだったわ。最後の問題で、宋墨がちょっと考え込んじゃってね…家族のこと、特に弟と両親の前では「父は慈しみ、子は孝行を尽くす」っていう理想の家族像があるのに、自分だけが疎外されてるような、そんな寂しさを感じちゃったみたい。その隙に竇昭が正解して、景品の灯籠をゲット!

でもね、竇昭は優しいのよ。宋墨が帰ろうとするところを、侍女の素心(スーシン)に頼んで、その灯籠と手紙を届けさせるの。宋墨も「なんて聡明な女性なんだ…」って感動してたわ。ここでちょっとしたハプニング! 厳朝卿(イェン・チャオチン)が宋墨のところに来た時に、宋墨の腰に竇昭の香嚢(こうのう)がついてるのを発見! どうやら、芝居小屋でぶつかった時に、うっかり取っちゃったみたい。宋墨は慌てて外して、後で返そうって思ってたわ。この香嚢が、後々また重要なアイテムになるのよ…!

悪意の罠! 絶体絶命の竇昭を救ったのは…?

芝居小屋を出た竇昭に、とんでもない災難が! なんと、頭から布を被せられて、ボロボロのお寺に連れ去られちゃったの! 犯人は、あの性悪女、王映雪(ワン・インシュエ)の甥っ子、龐昆白(ホウ・コンパク)! こいつ、竇昭に手を出そうとするんだけど、竇昭もただ者じゃないわ。ちゃんと手配してて、逆に龐昆白一味を捕まえちゃうの。

さあ、役所に突き出してやる!って息巻いてたら、そこに謎の僧侶、円通(えんつう)が登場! いきなり龐昆白を蹴り飛ばして逃がしちゃうのよ! 素心も「え、なんで悪党を助けるの?!」ってびっくり。

実はこの龐昆白、叔母の王映雪(ワン・インシュエ)に頼まれてやったことだったの。王映雪(ワン・インシュエ)、本当に性根が腐ってるわよね! でも、円通は全てお見通し。王映雪の部屋に乗り込んで、隠れてた龐昆白を見つけ出しちゃうの。竇昭も「円通さん、さすがです!」って感心してたわ。円通曰く、「役所に突き出しても、王家の力でどうせもみ消される。こうやって現行犯で押さえるのが一番だ」って。スカッとしたわ~!

ドロドロの家族模様…それぞれの思惑

竇昭の父、竇世英(ドウ・シーイン)は、妻の王映雪をめちゃくちゃ叱りつけるんだけど、王映雪は泣き落とし作戦。「趙谷秋(チョウ・コクキュウ)が死んでから、全部私のせいにするんだから! 私は竇家のために尽くしてきたのに!」って。竇世英も、なんだかんだ言って奥さんには甘いのよね…。

そこに娘の竇明(ドウ・ミン)がやってきて、お母さんに「竇昭と仲良くしてほしい」ってお願いするんだけど、王映雪は聞く耳持たず。「あんたは本当に役立たずね! 他人に育てさせなきゃよかったわ! 男の子を産めなかったから、私はこうやって戦い続けるしかないのよ!」って。竇明(ドウ・ミン)も可哀想よね…。王映雪は「私がやってることは全部あんたのためなの!持参金も家柄も、あんたが生き抜くために必要なのよ!」って言うんだけど、なんだか歪んでるわよね。

竇世英は、竇昭を追いかけてきて「いつもお前に辛い思いをさせてすまない…」って謝るんだけど、竇昭は「もう慣れましたから」って、ちょっと寂しそうだったわ。お父さんも辛いでしょうね…。

謎の僧侶・円通の正体と、竇昭の決意

円通は、竇昭の屋敷に滞在することになって、竇昭が手料理を振る舞うんだけど、二人の出会いについて聞かれた竇昭は、前世の記憶…あの紀咏(ジー・ヨン)和尚のことを思い出すの。でも、「お寺で知り合いました」って嘘をついちゃう。

そんな中、竇昭の叔母にあたる崔氏(ツイし)の病状が悪化。でも、「男女の区別があるから」って治療を拒否するの。そこで円通が脈を診て、「大した病気じゃないですよ」って。竇昭の説得もあって、崔氏は治療を受けて、だんだん良くなっていくの。竇昭は円通に感謝しきり。

円通に「人生についてどう思う?」って聞かれた竇昭は、「人はいつか死ぬもの。だからこそ、生きている間にどう過ごすかが大事。できることなら、周りの人を助けたい」って答えるの。この時、竇昭の頭の中には、前世の辛い記憶が蘇ってたみたい…。そして、竇昭は円通に「医術を教えてください!」ってお願いするの。円通も快く引き受けて、手取り足取り教え始めるのよ。

崔氏は、円通と竇昭が一緒にいるのを見て、ちょっと安心するんだけど、二人が結ばれることはないって分かってるから、切ないわね。そして、円通…いや、紀咏は、科挙を受けるために旅立っていくの。竇昭は、才能あふれる紀咏が、なぜ前世で出家してしまったのか、その理由が分からずにいたわ。

民を救う宋墨と、迫りくる危機

一方、宋墨は民衆のために大活躍! 汚職役人の屋敷を捜索して、隠された財宝を次々と発見! 中には、宋墨のやり方を知って、自分から財産を差し出す役人もいたくらい。でも、丁公公(ていこうこう)っていうお偉いさんは、宋墨のやり方が気に入らなくて、蒋梅荪(ジャン・メイスン)に告げ口するんだけど、蒋梅荪は「責任は私が取る。民衆が飢えているんだ、手段を選んでいられない」って、宋墨を庇うの。カッコイイ!

竇昭も、大雨で堤防が決壊しないように、人手を集めて修復作業を始めてたわ。そんな中、宋墨が大変なことに! 逃げる罪人から玉簪(たまかんざし)を取り上げて、貧しい女の子にあげたんだけど、その女の子が簪を落としてしまって、馬車に轢かれそうになるの! 宋墨は女の子を助けようとして、馬車の荷台の箱にぶつかって、意識を失っちゃうのよ!

そして、その瞬間…なんと、遠く離れた場所にいる竇昭の胸に、激しい痛みが走るの! なにこれ、シンクロニシティ?! 意識が朦朧とする中で、宋墨は夢を見るの。あの仮面をつけた女性…そして、耳の後ろにある花の痣。目が覚めた宋墨は、例の香嚢を手に取る。この香嚢の香りには、亡くなった人に夢で会えるっていう言い伝えがあるんですって。唐の玄宗皇帝が楊貴妃を想って眠れない夜に、この香りを使って夢で逢瀬を楽しんだとか…。宋墨は「きっと彼女が俺を助けてくれたんだ」って、香嚢を握りしめてたわ。

再会と不穏な影…新たな波乱の予感

竇昭が難民の世話をしていると、そこにはなんと、鄔善(ウー・シャン)の姿も! 二人は人混みの中で視線を交わし、微笑み合うの。なんだかホッとする瞬間だったわ。

でも、その夜、竇昭は宋墨の夢を見るの。夢から覚めると、素心が「旦那様の屋敷に、商人だと名乗る者たちが来て、泊めてほしいと言っています。でも、手のひらにタコがあって、陳曲水(チェン・チュイシュイ)様が怪しんでいます」って報告に来るの。竇昭の胸に、嫌な予感がよぎる…。「陳曲水を呼んできて!」って、一体何が起ころうとしてるのかしら?!

つづく