あらすじ

スタッフの黄兵(ホアン・ビン)が過労で倒れた事件には、隠された真相があるとにらんだシンイエンとシンルオ。二人は手がかりを求め、とある村の診療所を訪ねます。しかし、村人たちはどこかよそよそしく、二人の調査は難航します。果たして、二人は診療所に隠された秘密を突き止め、黄兵を救うことができるのでしょうか。サスペンスフルな展開が続きます。

ネタバレ

過労問題、まさかの裏が!?名探偵シンイエン&シンルオ、始動!

前回、スタッフのホアン・ビンが過労で倒れちゃって、番組制作側がピンチ!って話だったよね。でも、ただの過労じゃなかったんだよ、これが。

我らがシンイエンが調べたら、なんとビンさん、倒れる前から心筋炎の薬を飲んでたことが発覚!え、それってつまり…?自分の病気を隠して、無理して働いてたってこと!?シンイエンとシンルオは、ビンさんが診療所から送られてきた薬を服用し続けて、症状が悪化したんじゃないかって推理するわけ。

シンルオ、頭脳派の本領発揮!診療所に「宅配業者なんですけど~、荷物なくしちゃって。中身って何でしたっけ?」ってカマをかけるの。そしたら相手、「弾丸だ」とか意味不明なこと言ってガチャ切り!怪しすぎでしょ!

電話作戦がダメなら、直接行くっきゃない!物証の「カルテ」と人証の「お医者さん」をゲットするために、二人は問題の診療所がある常青村へ乗り込むことを決意!この二人の行動力、ほんと惚れ惚れしちゃうよね!

村ぐるみで隠蔽!?一触即発のガチバトル勃発か!

常青村に到着した二人を待っていたのは、まさかの村ぐるみでの妨害工作!「診療所?ああ、引っ越したよ」なんて、みーんな口裏を合わせてるの。おまけに、ビンの家族まで出てきて「帰れ!」って追い出そうとしてくる始末。

ここで短気なシンイエンがキレちゃって、相手に殴りかかりそうになるんだけど、そこは冷静なシンルオが「ストップ!」って。村人たちがスマホで撮影してるのに気づいてたんだね。ここで暴力沙汰になったら、番組側が圧倒的に不利になっちゃう。シンルオのファインプレーに拍手!

女優シンルオ!?機転を利かせた作戦勝ち!

追い出されそうになって万事休すか…と思いきや、ここでシンルオがまたもや神がかった機転を見せるの!

子供が蹴ったボールがシンイエンにゴチン!それを見たシンルオ、「チャンス!」とばかりにシンイエンに「痛がって!倒れて!」って耳打ち。大げさに痛がるシンイエンを、何も知らない子供たちが心配して診療所に連れて行ってくれることに!シンルオ、君は天才か!

診療所で待っていた、切なすぎる愛の物語

やっとの思いでたどり着いた診療所。でも、そこへビンの兄たちが乗り込んできて、またもや一触即発のムードに…。

もうダメだ!と思ったその時、診療所の奥から出てきた王大娘(おばあさん)が、なぜかシンイエンのことを見て「慎之(シェンジー)!」と叫んで抱きしめるの。どうやら、自分の息子と勘違いしちゃったみたい。認知症を患っている王大娘は、シンイエンを息子だと思い込んで必死にかばうんだよね。これにはビンの兄たちも手が出せず、すごすごと退散。

そして、王大娘はシンルオのことも「秀芳(シウファン)」という女性と勘違い。「結婚式の準備ができたのよ」って、部屋に連れて行って、昔の婚礼衣装を見せてくれるの…。

ここで明らかになるのが、王大娘と、診療所の王医師(実は彼が「王慎之」本人)の悲しい恋の物語。

若い頃、二人は愛し合ってたんだけど、慎之が戦争に行くことになって、大娘の両親が結婚に大反対。大娘は「必ず待ってる」と手作りのハンカチを渡したんだけど、慎之は戦地で消息不明に。亡くなったと思った村の人たちに説得されて、大娘は別の人と結婚。でも、その後、慎之は生きて帰ってきたんだって…。お互い、もう別の人生を歩んでて、再会しても言葉も交わせなかったなんて、切なすぎるでしょ…。

時が流れて、大娘は夫に先立たれ、認知症に。親戚が王医師に連絡を取って、二人はやっと一緒になれたんだけど、大娘の心には「慎之との結婚式」がずっと心残りのまま…。だから、シンイエンとシンルオを、自分の夢の中にいる息子とその婚約者だと思っちゃったんだね。泣ける…。

一方その頃、病院では石沁(シー・チン)/石沁(シー・チン)がビンの奥さんから話を聞き出そうとしてたんだけど、「これはただの漢方薬よ」って、はぐらかされちゃう。やっぱり何か隠してるよね!

いやー、今回はホアン・ビンの過労問題から始まって、まさかこんな切ないラブストーリーに繋がるとは思わなかったよ。診療所が隠していた秘密って、一体何なの?王医師はビンの病気について何か知ってるの?

『おかえり、僕の初恋』第15話の感想

スタッフの過労問題という社会派な切り口から始まったかと思いきや、物語は思いもよらぬ方向へと進みました。シンイエンとシンルオが訪れた村で明かされたのは、胸が締め付けられるような過去の恋物語でした。謎解きのスリルと、登場人物たちの深い人間ドラマが巧みに織り交ぜられ、非常に見応えのある回でした。特に、シンルオの機転と、王大娘の切ない想いが心に残ります。物語の奥行きが一層増したように感じます。

つづく