沈翊(シェン・イー)は、葛宇天(ゴー・ユーティエン)と馮曉雯が恋人関係にあったと推理。馮曉雯は火災事故で亡くなるが、それは葛宇天を助けようとした結果だった。葛宇天は過去に馮曉雯との関係を娘の前で否定したことを後悔する。一方、沈翊は事件現場が馮曉雯を主役とした京劇『龍鳳呈祥』の舞台に見立てられていることを突き止め、葛宇天がその「演出家」であると断定。その矢先、一度は助かったはずの郭媛が行方不明となり、葛宇天による新たな犯行が示唆される。
「猟罪図鑑 シーズン2」あらすじネタバレ19話
今回も息つく暇もない展開で、テレビの前で固まっちゃった人も多いんじゃない? 沈翊(シェン・イー)の洞察力と杜城(ドゥー・チョン)俳優:の熱血捜査が、またしても複雑に絡み合った事件の真相に迫っていくんだけど、今回は特に人間の感情の機微が生々しくて、胸が締め付けられるような回だったわ…。
◆ 葛宇天と馮曉雯、禁断の愛の行方
まず、沈翊(シェン・イー)が睨んだ通り、葛宇天(ゴー・ユーティエン)と亡くなった馮曉雯(フォン・シャオウェン)の関係は、やっぱりただの知り合いじゃなかったのよ。二人が出会った化学工場は、葛宇天にとって特別な場所。馮曉雯の死に彼が全く無関係なんて、そんな単純な話じゃなかったのよね。
馮曉雯がホテルを出たのが4月19日、そして化学工場で火災が起きたのが翌20日。彼女が最後に電話をかけた相手は葛宇天だったけど、彼はその電話に出なかった…。でも、火災当日のアリバイはしっかりしていて、彼が馮曉雯が工場に来ることを知っていたとは考えにくい状況だったの。
ここで沈翊(シェン・イー)が、馮曉雯の肖像画を葛宇天に渡すんだけど、これがまた核心を突くのよ。「あなたたちの恋愛、当時は相当大変だったでしょうね」って。案の定、二人の年の差恋愛は、周囲から猛反対。特に馮曉雯の娘、吳念君(ウー・ニエンジュン)は劇団に何度も乗り込んで大騒ぎしたっていうんだから、穏やかじゃないわよね。劇団長からも「若い保険屋のために、長年築き上げた芸術家としての名声を捨てるのか」なんて諭されたりして。でも馮曉雯は「夫とは死別してるし、恋愛は自由でしょ?誰にも迷惑かけてないわ」って、どこ吹く風。
当時、二人の愛を信じていたのは、お互いだけ。馮曉雯は、受取人を葛宇天にした保険証書を、二人の未来への約束として用意したの。彼女は葛宇天を選んだけど、なんと葛宇天は土壇場で怖気づいちゃった!馮曉雯の娘の前で、恋人だって認める勇気がなくて、「僕は彼女の養子なんです」なんて、情けない嘘をついちゃったのよ…。
そして、吳念君が母親の失踪届を半年も経ってから出した理由も明らかに。馮曉雯は、全てを投げ打って葛宇天を追いかけ、北江へ向かったの。娘との関係を断ち切ってまでね。
◆ 炎の中で見えた、馮曉雯の最後の愛
化学工場の火災当日、人々がパニックになって逃げ出す中、馮曉雯だけは葛宇天の安否を気遣って、燃え盛る工場の中に飛び込んでいった…。この真実を知った葛宇天は、もう後悔でいっぱい。「俺が彼女を殺したんだ…」って。でも、警察の捜査では、馮曉雯の死は殺人ではないと断定されるの。
◆ 新たな謎と、沈翊の驚愕の発見
馮曉雯の件が一段落し、捜査は最初の犠牲者、周國良(ジョウ・グオリャン)の事件へ。彼の鼻腔から見つかった異物を手がかりに、人間関係を洗い直すことに。妻の話では、周國良は不動産仲介人で、内装業者と揉めることもあったけど、大したことではなかったらしい。
ここで、我らが沈翊が「現場を見たい」って言い出すんだけど、杜城(ドゥー・チョン)俳優:は当然反対。でも、結局行っちゃうのよね、彼(笑)。そして、現場で遺体のポーズを一つ一つスケッチし、自らその体勢になってみることで、とんでもない事実に気づくの! なんと、あの現場は、犯人によって巧妙に隠された「舞台」だったのよ! 馮曉雯が主役で、他の5つの遺体は脇役…。沈翊の直感が告げる。「これは、馮曉雯を中心とした一台の芝居だ」って。鳥肌立ったわ…。
◆ 吳念君の後悔と、葛宇天の贖罪
そんな中、吳念君が葛宇天を呼び出すの。そこには蔣峰(ジャン・フォン)と李晗(リー・ハン)も同席。葛宇天は、馮曉雯が生前に購入した保険の配当金に関する書類を吳念君に差し出して、「僕は金のために彼女といたんじゃない」って伝えるの。吳念君は、母親と意地を張って、悲しい思いをさせたまま逝かせてしまったことを深く後悔していて、「母の意思にこれ以上背きたくない」と、その書類を受け取らなかった。切ないわね…。
◆ 衝撃のクライマックス!舞台の正体と、消えた郭媛
そして、ついに沈翊が立体的な人物像を使って、あの「舞台」の謎を解き明かす時が来たわ! それを見た蔣峰(ジャン・フォン)が叫ぶの。「これは京劇の『龍鳳呈祥』だ!」って。そう、あの現場は京劇の演目に見立てられていたのよ!
郭媛(グオ・ユエン)は、本来なら舞台の「武生(立ち回り役)」として殺されるはずだったけど、犯人は失敗した。そして、この芝居に足りない登場人物は「劉備」。その劉備役こそが…葛宇天! 彼こそが、この恐ろしい芝居のキャスティングディレクターだったのよ!
みんなが葛宇天が犯人だと確信したその時、李晗(リー・ハン)に衝撃の連絡が! なんと、退院したはずの郭媛が学校に戻っておらず、行方不明だっていうの! 沈翊は「郭媛は葛宇天が苦労して見つけた武生役。彼が簡単に諦めるはずがない」と推測。杜城(ドゥー・チョン)俳優:は「必ず郭媛を救い出す!」と誓うんだけど…。
つづく