キリンのぬいぐるみから現れた犯人…でも、沈翊(シェン・イー)の目はごまかせない!
まず度肝を抜かれたのが、犯人の袁招娣(ユエン・ジャオディー)の登場シーンだよね。まさかあの大きなキリンのぬいぐるみの中に隠れていたなんて!小柄な彼女だからこそできたトリックだけど、想像しただけでゾッとしちゃう。
袁招娣は、李木河(リー・ムーホー)、肖羽灵(シャオ・ユーリン)、张小伟(ジャン・シャオウェイ)の3人を殺害したことをあっさり自供。沈翊(シェン・イー)の推理通り、彼女は事前にぬいぐるみに潜み、3人が薬物で抵抗できない状態になったところを襲ったってわけ。しかも、犯行後も再びぬいぐるみに戻って清掃員に運び出されるのを待ったのは、なんと陳勤(チェン・チン)の公演をもう一度見たかったからだなんて…!この執念、ちょっと怖いよね。
でもね、ここで我らが沈翊(シェン・イー)の洞察力が光るんだ!取り調べ室で袁招娣を観察していた沈翊は、彼女の様子にどこか違和感を覚える。「彼女は必死に犯人を演じている…何かを隠しているんじゃないか?」ってね。さすが、人の心の奥底まで見抜く天才画家!
陳勤への疑い…SNSに残された不穏なメッセージ
警察は袁招娣のSNSを徹底的に洗い出し、そこで衝撃の事実が発覚!なんと、袁招娣と陳勤がお互いにWeChatで繋がっていて、頻繁にやり取りしていたんだ。その内容は、陳勤が袁招娣に日頃の不満をぶちまけるものばかり。「殺す」という直接的な言葉はないものの、読んでいるだけで3人への強烈な憎しみが伝わってくるような、そんな不穏なメッセージがズラリ…。
これで捜査の焦点は再び陳勤へ。でも、陳勤もなかなかのタヌキで、うまく言い逃れちゃうんだよね。SNSのやり取りだけじゃ、彼が袁招娣に殺人を唆したっていう決定的な証拠にはならない。杜城(ドゥー・チョン)俳優:が「袁招娣は君のために3人も殺して、死刑になるだろう」と伝えると、陳勤は長い沈黙の後、一筋の涙を流すんだ。沈翊はその涙を見て、「あれは演技じゃないかもしれない」と感じる。うーん、事件はますます複雑になってきたぞ!
消えたダイヤの手袋と、暴かれた陳勤の嘘
沈翊は諦めない!陳勤の当日の公演映像を何度も見返し、ついに重要な手がかりを発見する。それは、公演で使われたはずの白いダイヤモンドの手袋が、いつの間にか消えていたこと!袁招娣の「陳勤の公演をもう一度見たかった」という言葉と結びつけて、沈翊と杜城(ドゥー・チョン)俳優:は袁招娣の家へ。そして、そこで案の定、あのダイヤの手袋が見つかるんだ!
さらに追い打ちをかけるように、陳勤の薬物検査の結果が陽性!「薬物なんてやってない」って言ってた彼の嘘が、ここでバレちゃったわけ。李木河のスマホからは、3人が陳勤に薬物を強要している動画まで見つかる始末。でも、これだけじゃ陳勤が殺人を犯した証拠にはならないんだよね。あくまで被害者って側面もあるから。
袁招娣の心を開いた「キス」の記憶と、監視カメラの死角
突破口はやっぱり袁招娣。沈翊は、今度は杜城(ドゥー・チョン)俳優:の尋問テクニックをちょっと拝借して(笑)、袁招娣の心を揺さぶる作戦に。そしてついに、袁招娣の口から「陳勤にキスされたことがある」という衝撃の告白が!その時の彼女の表情は、嘘をついているようには見えなかったんだ。
陳勤と袁招娣の間に、ただならぬ感情的な繋がりがあったことは間違いなさそう。もし二人が共犯なら、監視カメラが覆われていた正確な時間を犯人が知っていたことにも説明がつく。沈翊は杜城を事件現場の寮に連れて行き、監視カメラの死角に1分間立たせて、様々なポーズで再現。そして、ついに閃く!「陳勤はここで袁招娣にキスしたんだ!」だから袁招娣は、あんなにもハッキリとキスされたって言ったんだね。
沈翊は再び袁招娣の元へ。今度は、一枚の絵を使って彼女に語りかける。「愛のために何かをすることは間違ってない。でも、幻みたいな、はかないキスなんかのために、自分の命を犠牲にする価値なんてないんだよ」って。その言葉が響いたのか、袁招娣がポツリと漏らした一言が、杜城に事件解決の決定的なヒントを与えることになるんだ!
キリンの足元に隠された血痕…ついに明かされる共犯の全貌!
杜城の閃きは的中!あのキリンのぬいぐるみの足置きから、ごく微量の血痕が発見されたんだ。そしてその血痕は…なんと陳勤のものだった!
鉄壁の証拠を突きつけられ、陳勤もついに観念。袁招娣と知り合いだったこと、そして犯行の日時や場所を彼女に教えたことを認めたんだ。
これで、事件の全貌が明らかになった。袁招娣と陳勤の共犯による殺人事件。3人の命が奪われたこの事件は、あまりにも悲しい結末を迎えたね…。それぞれの歪んだ愛や憎しみが複雑に絡み合って、こんな悲劇を生んでしまったなんて、本当に胸が締め付けられるよ。
いやー、今回も濃密なエピソードだった!沈翊の鋭い観察眼と、杜城の刑事としての勘、そして二人の絆が事件を解決に導いたけど、その裏にある人間ドラマが深すぎて、見終わった後も色々考えさせられちゃったな。
『猟罪図鑑Ⅱ』第2話の感想
『猟罪図鑑Ⅱ』第2話、見終わった後の余韻がすごいわ…。キリンのぬいぐるみっていう奇抜なトリックの裏に隠された、袁招娣と陳勤の歪んだ関係性が徐々に明らかになっていく過程は、本当に引き込まれた。特に、沈翊が袁招娣の些細な表情や言動から真実を手繰り寄せていく様は、まさに圧巻の一言。
陳勤の涙が本物なのか、それとも計算なのか、視聴者まで翻弄されるような展開だったし、ダイヤの手袋や監視カメラの死角といった伏線が綺麗に回収されていくのは見事だったわね。ただ、事件の真相が明らかになるにつれて、登場人物たちの抱える孤独や切実な思いが伝わってきて、なんとも言えない気持ちになった。
特に袁招娣の行動原理は、同情の余地があるようでないような、複雑な感情を抱かせるものだったわ。陳勤もまた、被害者でありながら加害者という、一筋縄ではいかないキャラクター。このドラマは、単なる謎解きだけじゃなくて、人間の心の奥深くを描いているから、見応えがあるのよね。次の事件では、どんな人間ドラマが描かれるのか、静かに期待しているわ。
つづく