第27話では、凯莱生物研究院における胚胎廃棄の不正記録から、8ヶ月前に唐可盈と共に廃棄作業を行った劉煉が重要参考人として浮上する。劉煉の証言から、当時胚胎が一つ不足しており、唐可盈が後日処理するとごまかしていたことが判明。一方、李晗(リー・ハン)の調査で、安陸然が国外に持ち出した遺伝子編集された胚胎の提供者が曹建と周珊珊であり、周珊珊が国外でその胚胎の移植を受けていたことが明らかになる。関与が疑われるのは、死亡した唐可盈、国外逃亡中の安陸然、そして方凱毅(ファン・カイイー)の3人。警察は方凱毅を追及するが、彼は関与を否定。そんな中、周珊珊の胎児が死亡し、曹建は方凱毅を激しく非難する。沈翊(シェン・イー)は、方凱毅が実験の闇に深く関わっていると確信し、彼に自首を促すため、独自の危険な方法で接触を試みようとする。杜城(ドゥー・チョン)俳優:は沈翊の行動を止められないものの、深い懸念を抱く。
「猟罪図鑑 シーズン2」あらすじネタバレ27話
胚胎廃棄の闇と浮かび上がる容疑者
物語は、胚胎の廃棄記録から始まるんだ。通常、胚胎の廃棄は実験担当者と倉庫管理者の2人体制で行われ、互いが証人となる。でもね、8ヶ月前の記録には、唐可盈(タン・クーイン)ともう一人、劉煉(リウ・リエン)の名前が。この劉煉を警察が問い詰めたところ、衝撃の事実が判明するんだ。
なんと、廃棄時に実験胚胎が1つ足りなかったっていうの!唐可盈は「忘れてたから、次のバッチと一緒に廃棄する」と説明し、劉煉もそれ以上は追及しなかったらしい。凯莱(カイライ)生物研究院では、こういうことが一度や二度じゃなかったみたいで…闇が深いよね。方凱毅(ファン・カイイー)がこの件を知っていたかどうかは、劉煉にも分からないってさ。
一方、我らが沈翊(シェン・イー)は、周珊珊(ジョウ・シャンシャン)のお腹の子が、なぜ曹建(ツァオ・ジエン)の遺伝的欠陥を受け継いでいないのか、ずっと気になってたんだ。でも、方凱毅(ファン・カイイー)はこの話題になると口を閉ざしちゃう。「今と未来が重要だ」なんて、意味深なこと言っちゃってさ…。
盗まれた胚胎、衝撃の事実が次々と…
李晗(リー・ハン)の調査で、さらに驚きの事実が!凯莱生物研究院の実験胚胎は、すべて華安(ファーアン)医療センターから提供されていたんだけど、安陸然(アン・ルールン)が国外に持ち出したあの胚胎、その持ち主がなんと曹建と周珊珊だったことが判明!
二人はもともと華安で体外受精をしていて、合成された胚胎は「実験への寄贈」という名目で凯莱生物へ送られ、そこで方凱毅(ファン・カイイー)が遺伝子編集を行っていたんだ。そして、本来なら廃棄されるはずだった胚胎を、唐可盈が盗み出して国外へ持ち出した…と。さらに、周珊珊が国外で胚胎移植を受けていたことも明らかになり、これで点と点が繋がった!彼女が移植したのは、まさにあの遺伝子編集された胚胎だったんだね。
この一連の事件に関わっているのは、唐可盈、安陸然、そして方凱毅の3人。唐可盈はすでに亡くなり、安陸然は国外。残るは…そう、方凱毅ただ一人!
方凱毅への追求と沈翊(シェン・イー)の異変
杜城(ドゥー・チョン)俳優:と蔣峰(ジャン・フォン)(ジアン・フォン)は、召喚状を手に方凱毅のもとへ。でも、方凱毅は周珊珊への胚胎移植について「知らない」の一点張り。最初は強気な態度だったんだけど、沈翊(シェン・イー)が姿を現すと、なぜか態度を一変させるんだ。この男、何を考えてるんだか…。
そこへ曹建が飛び込んできて、「方凱毅は殺人者だ!」と激しく非難。周珊珊の体内で、胎児が亡くなってしまったというんだ…悲しすぎるよ。曹建と方凱毅は警察署に連行されるけど、曹建には方凱毅が遺伝子編集で不正を働いたという決定的な証拠がない。しかも、周珊珊の胚胎移植の過程で、方凱毅は一切表舞台に出てきていないんだ。巧妙すぎるだろ!
沈翊、禁断の一歩を踏み出すのか…?
方凱毅が警察署を去る時、なんと沈翊に「一緒に行こう」と声をかけるんだ。これには杜城(ドゥー・チョン)俳優:も黙っていられない。「一体どういうつもりだ?」と問い詰めると、沈翊は「自分の主観や直感の衝動を抑えられない。もし自分の直感が似顔絵捜査官として不適切なら、もっと有意義なことをする」と衝撃的な発言!え、沈翊、まさか警察を辞めちゃうの!?
アトリエに戻った沈翊は、方凱毅と胎児が亡くなった原因について話し合い始める。二人の距離が、なんだか縮まっているように見えるのは気のせい…?一方、誰もいない沈翊のオフィスを見つめる杜城(ドゥー・チョン)俳優:。沈翊がかつて言った言葉を思い出し、「戦友を失ってしまうかもしれない」と不安を募らせるんだ。切ないよ、杜城…。
その時、沈翊から電話が!二人は屋上で再会する。
そこで沈翊は、ついに杜城に本当の考えを打ち明けるんだ。方凱毅は、沈翊の前では周珊珊の胎児が自分が編集し移植した「実験品」だと、暗に認めているらしい。だから沈翊は、自分のやり方で方凱毅に自首を説得しようとしているんだって!
方凱毅は実験にのめり込みすぎていて、まるでかつての自分を見ているようだと沈翊は言う。だからこそ、彼を正しい道に戻したい、と。でも、証拠が何もない状況で、執着心の強い科学者を説得するなんて、無謀すぎるよ…!
杜城は反対もせず、かといって支持もしない。「君は今休暇中だ。何をするにも俺の許可はいらない」とだけ告げる。これは杜城なりの、沈翊への信頼と心配の表れなのかな…。
『猟罪図鑑 シーズン2』第27話は、胚胎を巡る謎の真相に迫り、息苦しいほどの緊張感が画面を支配しました。特に、方凱毅の不気味な存在感と、彼を追い詰めるため、そして彼を救うために一線を越えようとする沈翊の姿が強く印象に残ります。沈翊の危うい決断と、それを見守るしかない杜城の葛藤も胸に迫るものがありました。遺伝子編集という倫理的に複雑な問題が絡み合い、物語はより一層深みを増しています。
つづく