1年前、梅家の令嬢・梅玉扇(ばい・ぎょくせん)と街のチンピラ・小豆子(しょうず)の運命が、太子・南宮曜(なんきゅう・よう)が視察に訪れた博物園で交錯する。小豆子は仲間と共に博物園から秘宝「屋猫獣」の眼を盗み出すことに成功。その夜、太子主催の宴で、令嬢たちが自身をアピールする中、小豆子はひょんなことから太子に酒を注ぐことになる。しかし、その酒には毒が盛られており、太子は倒れてしまう。折しも月食が起こり、場は大混乱に。そして1年後、なぜか梅玉扇と小豆子の魂が入れ替わってしまい、二人は元に戻る方法を探して悪戦苦闘するのだった。

「怪盗ときどきプリンセス」あらすじネタバレ1話

え、私たち…入れ替わってる!?衝撃の幕開け!

物語は、まん丸お月様が煌々と照らす夜、梅(ばい)家のお嬢様・梅玉扇(ばい・ぎょくせん)と、街のチンピラ(だけど憎めない!)小豆子(しょうず)が、古いお屋敷の八角亭で何やらゴソゴソしているシーンからスタート。

「今度こそ!」ってな感じで、二人は元の体に戻ろうと必死なんだけど、これがまーったくうまくいかない!

「一体全体、この二人に何があったのよ!?」って、いきなり視聴者の心を鷲掴みにしてくるんだから、もうニクイ演出だよね!

その答えは…なんと1年前の同じ夜に隠されていたんだ!

1年前、運命が動き出す…!

時は遡って1年前。

都の博物園に、それはそれは貴重な古美術品が運び込まれたってんで、太子である南宮曜(なんきゅう・よう)様がご視察にあそばされることになったの。

イケメンと名高い太子様が来るってんで、博物園の管家さんはもうてんやわんや!「太子様のご機嫌を損ねたら、わしの首が…!」って感じで、アタフタしながら準備してる姿が、ちょっと笑えるやら可哀想やら。

その頃、我らが小豆子(しょうず)ちゃんは、3人の頼れる(?)おやじさん(干爹たち)と一緒に、博物園で一仕事たくらんでたんだな、これが。

そこに、梅玉扇(ばい・ぎょくせん)お嬢様ご一行が優雅に輿に乗って登場。小豆子(しょうず)ちゃん、とっさの機転で草のむしろを被ってやり過ごすんだけど、この辺のドタバタ感が、後の大事件の序章って感じ!

梅玉扇(ばい・ぎょくせん)お嬢様は、博物園の珍しい宝物に夢中で、巷で噂の「太子様イケメン伝説」にはあんまり興味ナシ。むしろ、お付きの侍女の方が「お嬢様!もっと太子様にアピールしなきゃ!」って必死なのが面白い。玉扇お嬢様、マイペースで結構好きかも。

一方の南宮曜(なんきゅう・よう)太子、これがまた超クセ強キャラ!

なんと、極度の強迫症で、展示物がちょっとでも左右非対称だったりすると、もう気になって気になって仕方がないの!「これはアカン!」って感じで、いちいち管家さんにダメ出し。管家さん、走り回って汗だく!お疲れ様です…。

狙われた秘宝「屋猫獣」とドタバタ潜入劇!

梅玉扇お嬢様が展示ホールに入ると、太子様も後からやってきた。お嬢様、とっさに屏風の後ろに隠れちゃうんだけど、そこで管家さんが「このホールには49本の銀線が張り巡らされてましてね、その先には鈴が…泥棒が入ったら一発でバレますぜ、ヘヘン!」なんて警備システムを自慢げに説明。

…って、それ、泥棒に教えてどうするのよ管家さん!案の定、小豆子ちゃんチームはその話をバッチリ盗み聞き。ハサミ持参で、やる気満々!

ホールの真ん中には、謎の泥人形が。管家さん曰く「笙東(しょうとう)との戦でゲットした戦利品」らしいけど、詳細は不明。

そこで登場するのが、博識な梅玉扇お嬢様!「これは屋猫獣(おねこじゅう)と言いましてね…」と、その伝説をスラスラ解説。でも、太子様は「ふーん、つまらん」って感じで、それよりも玉扇お嬢様の髪飾りが左右非対称なのが気になって仕方がないご様子。結局、早々にお帰りになっちゃった。太子様、こだわり強すぎ!

その隙に、小豆子ちゃんチームが潜入開始!

大爹(だーでぃえ:長男親父)が見張り役、二爹(あーるでぃえ:次男親父)と三爹(さんでぃえ:三男親父)が鈴の処理、そして小豆子ちゃんが屋猫獣の目玉をゲット!…って、え、目玉だけ!?

撤収しようとしたその時、うっかり銀線に触っちゃった!「チリン…」と鈴が鳴りそうになる大ピンチ!でも、小豆子ちゃんが銀線をギュッ!二爹と三爹が宙ぶらりんの鈴をナイスキャッチ!いやー、ヒヤヒヤしたけど、とりあえずセーフ!このチームワーク、地味にスゴイ。

夜の宴はアピール合戦!?そして事件は起こる…!

夜は太子様主催の宴。

もうすぐ後宮入りするお嬢様たちが、そりゃもう必死に自分をアピール!

蘇深海(そしんかい)の娘・蘇若梅(そじゃくばい)ちゃんは、華麗な舞を披露しようとしたんだけど…なぜかハエの大群に襲われて、あえなく撃沈。笑いの神、降臨しすぎでしょ!

尚書令・庄輔成(そうほせい)の娘・庄漾漾(そう ようよう)ちゃんは、真っ赤な絨毯で思いっきりスッテンコロリン!痛そう…だけど、ごめん、ちょっと笑っちゃった。

小豆子ちゃんチームは、仕事も終わったし「さっさとトンズラしますか!」って思ったのに、運悪く宦官に見つかって「太子様のために炭火をおこせ」と命令されちゃう。おやじさんたちは、とりあえず隠れて待機。

太子様の前では、塞外(さいがい)の将軍・黄斉(こうせい)の娘・黄媛媛(こうえんえん)ちゃんが、なぜか拳法を披露!太子様、もはや苦笑い。そんな中、梅玉扇お嬢様だけは、特に何もせず、ただ静かに佇んでる。うん、媚びない姿勢、嫌いじゃないぜ!

そこへ太傅(たいふ:太子の教育係)がやってきて、太子様と賑災(しんさい:災害救助)について真面目なお話。

炭火係を終えた小豆子ちゃん、今度は「太子様にお酒を注げ」とご指名。

太子のすぐそばに立つことになった小豆子ちゃん、市場で聞いた「宮殿は銀でできてる」って話を思い出して、目の前の太子様が「歩く巨大な銀貨」に見えてきちゃった!「こりゃラッキー!」って、心の中でガッツポーズしてるのが目に浮かぶようだよ。

太傅はさらに「そろそろ秀女を後宮に入れて、お世継ぎを…」なんて進言。

そんな中、梅玉扇お嬢様が侍女にグイッと押されて、太子様の目の前でドシーン!あらら、また転んじゃった。でも、その拍子に髪飾りがポロリ。

するとどうでしょう!髪飾りが取れて左右対称になったお嬢様を見て、太子様の眉間のシワがスッと消えた!「うん、これなら許す」って感じで、ちょっとスッキリしたご様子。強迫症、恐るべし…。

そして、ついに事件が!

小豆子ちゃんが太子様に注いだお酒を飲んだ直後、太子様がバッタリ!!

「ど、毒だーっ!!」

会場は大パニック!小豆子ちゃん、「やっべー、逃げなきゃ!」と脱出を試みた、まさにその時!

空が急に暗くなって…なんと「天狗食月(てんぐしょくげつ)」、つまり月食が発生!

庭はさらに大混乱!もう何が何やら!

一体誰が太子に毒を盛ったのか?小豆子ちゃんは無事に逃げられるのか?

そして、この大事件が、どうして1年後の「魂入れ替わり」に繋がっちゃうの!?

謎が謎を呼ぶ展開で、第1話は幕を閉じたのでした!いやー、面白かった!次回が待ちきれないね!

『怪盗ときどきプリンセス』第1話、見終わった後のこの高揚感、どう表現したらいいかな!冒頭から「え、なんでこの二人が入れ替わってるの!?」って、一気に物語の世界に引きずり込まれちゃった。

博物園でのドタバタ劇は、小豆子ちゃんたちのコミカルな動きと、対照的な太子様の強すぎるこだわりに思わずクスッ。梅玉扇お嬢様のマイペースっぷりも良い味出してるよね。

かと思えば、宴のシーンでは華やかな雰囲気から一転、まさかの毒殺未遂事件が発生!この緩急の付け方が見事だなって。個性豊かなキャラクターたちが、それぞれどんな思惑を抱えているのか、もう気になって仕方がない!

1話だけでもたくさんの伏線が散りばめられていて、これからどう繋がっていくのか、じっくり見届けたいな。この先の展開から目が離せない、そんな気持ちでいっぱいです。

つづく