業界で「ミスゼロ」と称される実力派の同時通訳者、林西(リン・シー)。彼女は、ある製品発表会でAI翻訳会社の創業者、肖一成(シアオ・イーチョン)と8年ぶりに再会する。かつて特別な関係だったらしい二人の間には、気まずく、そして緊張感に満ちた空気が流れる。プロとしてのプライドがぶつかり合う中で、二人の物語が再び動き出す。
「彼女は無敵な翻訳官」あらすじネタバレ1話
第1話:因縁の再会は、火花バチバチのステージで!
主人公は、業界で「ミスゼロの翻訳官」としてその名を轟かせる敏腕同時通訳者の林西(リン・シー)。普通の通訳者が集中力5~6分しかもたないところを、彼女はなんと10分以上も完璧にこなしてしまうという、まさに超人レベルの実力者です。
そんな彼女が今回担当することになったのは、AI翻訳を手掛ける新進気鋭のテクノロジー企業「語訳天下」の製品発表会。そして、その会社の創業者こそが、肖一成(シアオ・イーチョン)…。この名前に、林西(リン・シー)の表情が凍りつきます。そう、この二人、ただならぬ因縁がある様子。なんでも8年ぶりの再会らしく、肖一成(シアオ・イーチョン)の方は「8年経った今、彼女は後悔しているだろうか」なんて、意味深なことを考えているんですよ。一体、過去に何が…!?
会場で再会した二人、雰囲気はもう最悪です(笑)。林西(リン・シー)がプロとして差し出した握手の手を、肖一成(シアオ・イーチョン)はガン無視!代わりに「うちのAI翻訳機は完璧だけど、それと比べて君の強みは何?」なんて、いきなり挑発的な質問を投げかけます。
これに対し、林西は「機械には感情がありません。私は言葉に感情を乗せて、心を伝えることができます」と堂々と返答。この答えに満足したのか、肖一成はようやく握手に応じます。
しかしその直後、林西に昔からの悪い癖が…!緊張するとしゃっくりが止まらなくなってしまうんです。すると、さっきまで冷たかった肖一成が、すっと一杯の水を差し出し、「水を飲みながらお辞儀すると止まる、と昔ある友人に教わった」とポツリ。…え、その友人って絶対あなたのことですよね!?とツッコミたくなるこの展開!林西も半信半疑で試してみると、しゃっくりはピタリと止まります。もうこの時点で、二人の過去が気になって仕方ありません!
そして、いよいよ発表会本番。ステージ上で自社のAI翻訳技術について自信満々に語る肖一成。その言葉を、別室のブースで完璧に同時通訳していく林西。プロとプロの仕事ぶりに、見ているこちらも引き込まれます。
事件が起きたのは、記者からの質疑応答のコーナー。「AI翻訳と人間の翻訳、どちらが優れているか対決させてみては?」という無茶な提案が飛び出します。普通なら断るところですが、肖一成はブースにいる林西を挑発するように見つめ、この提案をあっさりと受け入れてしまうんです!
対決はヒートアップし、肖一成はとどめとばかりに、翻訳官泣かせとして有名な「古詩」を引用!会場中が「これは意地悪すぎる」「どんな名翻訳官でもこれは無理だ」とザワつきます。明らかに林西を追い詰めようとする肖一成。しかし、我らが林西は「無敵な翻訳官」!
彼女は、その卓越した言語能力と深い教養で、難解な古詩を誰もが息をのむほど美しく、そして的確な言葉で訳しきったのです!会場は万雷の拍手!これには肖一成もぐうの音も出ません。いやー、このシーンは本当にスカッとしました!
発表会後の食事会では、気まずい空気が流れる二人。しかし、林西の胃の調子が悪いと知った肖一成は、口では「俺には関係ない」と突き放しながらも、こっそり店員を呼んで、彼女が食べる料理の唐辛子を抜くように指示するんです…!
なんなんですか、このツンデレっぷりは!!
実力では誰にも負けない孤高の翻訳官・林西と、過去の因縁を抱え、冷たい態度の裏に優しさを隠す天才開発者・肖一成。最悪の再会から始まった二人の物語は、これからどうなっていくんでしょうか?
『彼女は無敵な翻訳官』第1話の感想
第1話からプロ同士の火花散る対決が見応え抜群でした。敏腕翻訳官・林西とAI開発者・肖一成、8年ぶりの再会は緊張感に満ちています。特に、AI対人間の翻訳対決は圧巻。肖一成が仕掛ける難題の古詩を、林西が実力でねじ伏せるシーンは爽快そのもの。冷たい態度とは裏腹に、ふとした瞬間に見せる肖一成の優しさが、二人の複雑な過去を想像させ、物語に深みを与えています。今後の関係性の変化が非常に気になります。
つづく