国の和平と人質になった駙馬(ふば)を救うため、花溶(かよう)は南荒(なんこう)の世子・端木白(たんぼくはく)との「試婚」に臨む。夫である秦尚城(しんしょうじょう)は、作戦だと理解しつつも嫉妬を隠せない。花溶は持ち前の機転で端木白の祖母に取り入り、駙馬の居場所を探ろうとするが、祖母から「端木白と共に沐浴する」という驚きの試練を課せられてしまう。愛する人のために危険な作戦に挑む花溶と、彼女を心配する秦尚城。二人の絆と、奇想天外な救出作戦の行方を描く、笑いとスリルに満ちたエピソード。
「雲花のロマンス~一夜の花嫁2~」あらすじネタバレ11話
いや~、今回の『雲花のロマンス』第11話、最高に面白かったですね!いつもは豪快で自信満々な海賊王・秦尚城(しんしょうじょう)が、嫉妬でアタフタする姿が可愛すぎて、思わずニヤニヤしちゃいました。
物語は、花溶(かよう)が国の和平のために端木白(たんぼくはく)と「試婚」をすると決めたところからスタート。もちろん、これは人質になっている駙馬(ふば)を救い出すための作戦です。でも、愛する花溶(かよう)が他の男と…と考えると、秦尚城(しんしょうじょう)は気が気じゃない!
「明日、他の男と試婚する女の隣で、本当に眠れるの?」
花溶(かよう)に核心を突かれて、秦尚城(しんしょうじょう)はタジタジ。本当は心配でたまらないくせに、「お前みたいなのを好きな男なんて、世の中にいくらでもいる」なんて強がっちゃうんです。もう、このツンデレっぷりがたまりませんよね!花溶はそんな彼のヤキモチをしっかりお見通しで、「天不怕地不怕(怖いもの知らず)の海賊王が、ついに怖気づいたのね!」と大笑い。この二人のやり取り、本当に可愛くて大好きです。
さて、試婚当日。花溶はさっそく大胆な作戦にでます。なんと、端木白(たんぼくはく)の祖母に会うことを提案し、見事に懐に入り込むんです。お茶を淹れる腕前を披露し、さらにはお得意のイリュージョン!と思いきや、なんと変身して出てきたのは秦尚城、張弦(ちょう・げん)、銭大有(せん・たいゆう)の3人組(笑)。おばあ様の長寿を祝うという名目で、まんまと屋敷に潜入成功です。
このドサクサに紛れて、秦尚城は花溶に「駙馬の居場所は、残すところ天池閣(てんちかく)だけだ」と耳打ち。さすが、仕事が早い!これを聞いた花溶は、すぐさま「天池閣の美しい景色と温泉を見てみたいです」とおばあ様におねだり。
すると、おばあ様からとんでもない試練が!なんと、端木家のしきたりで、「嫁ぐ前の女性は、婚約者と一緒に天池閣の聖なる湯で沐浴し、心身を清めなければならない」と言うじゃありませんか!これには全員がビックリ。
もちろん秦尚城は「絶対にダメだ!」と猛反対。でも、花溶は「これは駙馬様を救う唯一のチャンスなの」と彼を説得します。ここでついに、秦尚城が本音をポロリ。
「嫉妬してるんだ。任務だとわかっていても、お前が他の男と試婚するなんて耐えられない…ましてや一緒にお風呂なんて…」
普段は俺様キャラの彼が、素直に嫉妬を認めるシーンは、今回のハイライトでしたね!花溶も、そんな彼の姿を見て、嬉しそうに微笑むのでした。
そして、運命の沐浴シーン。端木白(たんぼくはく)は紳士なので、ちゃんと目を閉じています。と、そこへ我らが秦尚城がこっそり乱入!水面下から端木白にちょっかいを出して、パニックに陥れるんです。このシーン、本当に笑えました!
ところが、このハチャメチャな行動が、なんとおばあ様の試練をクリアする鍵に!「もし本当に端木白と沐浴していたら、失格だった」という、まさかのどんでん返しでした。
その後、花溶は駙馬が「別有洞天」という場所に移されたことを突き止め、端木白の協力も得て救出に向かいます。しかし、あと一歩のところで鄒将軍(すうしょうぐん)の軍に包囲されてしまいます。絶体絶命のピンチを救ったのは、なんと六公主。彼女が自ら人質になる形で、その場を収めたのです。
一旦、南荒(なんこう)から撤退しようと提案する花溶に対し、秦尚城は「聖剣が切り札だ。明日の結婚式は予定通り行う」と宣言。彼の真意とは一体…!?波乱の展開で、次回へ続きます!
『雲花のロマンス~一夜の花嫁2~』第11話の感想
今回のエピソードは、秦尚城の人間味あふれる一面が存分に描かれていて、非常に見応えがありました。普段の豪胆な海賊王の姿とは裏腹に、愛する花溶への嫉妬心を隠しきれない様子は、キャラクターの魅力を一層深めています。彼が素直に嫉妬を認める場面は、二人の絆の強さを再確認させられる、心温まる瞬間でした。一方で、花溶の機転と大胆さも際立っていました。祖母に取り入る手際の良さから、沐浴という絶体絶命のピンチを逆手に取る発想まで、彼女の賢さと度胸には感服させられます。コメディとシリアスな救出劇のバランスが絶妙で、物語にぐっと引き込まれました。
つづく