工場の仲間たちの生活を守るため、路小路(ルー・シャオルー)と白藍(バイ・ラン)は自作のミルクティーを製品化する新事業に乗り出す。かつて路小路が築いた人脈を頼りに販売代理店を集め、計画は順調に進むかに見えた。しかし、工場の再稼働を阻止したい黄青は、卑劣な手で妨害を開始する。そんな中、路小路の親友である李光南(リー・グアンナン)が、友情と野心の間で揺れ動き、ある重大な決断を下す。その選択が、皆の運命を大きく揺るがすことになる。
「青い恋 1996~少年バビロン~」あらすじネタバレ24話
いやあ、今回の24話は心がざわつく展開だったね…。信じていた人、守りたかったものが、どんどん複雑に絡み合っていく様子から目が離せなかったよ。
物語は、チンピラの胡老大(フー親分)一味のもとに、路小路(ルー・シャオルー)の兄、路大江(ルー・ダージアン)が単身乗り込む緊迫のシーンから始まるんだ。
「弟に手を出したら、たとえ刑務所に入ることになっても許さない」
その気迫に、さすがの胡老大(フー親分)もいったんは引き下がる。でも、この男がこれで終わるはずないよね。路大江(ルー・ダージアン)への復讐を静かに誓うんだ。この一件で、路小路(ルー・シャオルー)を襲わせた黒幕が別にいることがはっきりしたわけだ。
その頃、路小路(ルー・シャオルー)と白藍(バイ・ラン)は二人で酒を酌み交わしていた。労働者の復帰を阻止するために牛師匠を襲わせ、自分たちの仲を引き裂くために路小路まで狙ったのが、かつて信じた黄青(ホアン・チン)だったなんて…。白藍(バイ・ラン)のショックは計り知れないよね。
でも、二人はただ落ち込んでいるだけじゃなかった。路小路がこれまで築き上げてきた人脈を頼りに、自ら開発したインスタントミルクティーの粉を食品工場で生産し、販売代理店に売ってもらう計画を立てるんだ。
「大儲けは狙わない。工場の皆が生活を維持できればそれでいい」
路小路の男気に、最初は利益を心配していた代理店たちも心を動かされる。足りない分は自分たちの私財で補うとまで言うんだから、本当に仲間思いだよね。
しかし、この動きを黄青が見過ごすはずもなかった。工場に乗り込んできて、勝手に復工させた労働者をクビにしようと激怒。でも、長年工場で働いてきた警備課の職員が「仲間を追い出すくらいなら俺が辞める!」と反発して出て行ってしまう。黄青のやり方には、もう誰もついていけないってことだね。
そして、物語は一番つらい局面へ…。
路小路の親友、李光南(リー・グアンナン)が、なんと黄青と手を組んでしまうんだ。
白藍(バイ・ラン)と秦娟(チン・ジュエン)が、李光南(リー・グアンナン)の誕生日をきっかけに路小路との仲を取り持とうと考えていた矢先のことだった。
李光南(リー・グアンナン)は、路小路が工場に固執するのをやめさせたい一心と、スケート場の土地を手に入れたいという野心から、黄青の誘いに乗ってしまう。彼は路小路の販売代理店たちを金で買収しようとするんだけど、これは失敗。みんな路小路との絆を選んだんだ。
でも、李光南の裏切りはこれで終わらなかった。
黄青の指示を受けた胡老大一味が、ついに工場設備の破壊を開始。抵抗する労働者たちと激しい衝突が起こる。そして、その惨状を、李光南はただ遠くから見つめているだけだった…。親友を裏切ってまで彼が欲しかったものは、本当にこれだったんだろうか。見ていて胸が苦しくなるシーンだったよ。
『青い恋 1996~少年バビロン~』第24話の感想
今回は、登場人物それぞれの「守りたいもの」がぶつかり合う、非常に重い回でした。路小路と白藍の、利益度外視で仲間を救おうとする純粋な思いは胸を打ちます。その一方で、親友を止めたいという気持ちと自らの野心の間で揺れ、結果的に最も残酷な選択をしてしまう李光南の姿には、人間の弱さと哀しさを感じずにはいられません。誰もが自分の信じる正義のために行動しているはずなのに、その歯車が少しずつ狂っていく様子が巧みに描かれていました。特に、工場が破壊されるのを遠くから見つめる李光南の表情は、彼の後悔や葛藤を物語っており、深く印象に残りました。物語が大きく動いたことで、キャラクターたちの関係性がどう変化していくのか、目が離せない状況です。
つづく