自作の漫画の世界に入り込んだ漫画家の白柚可(はく・ゆうか)は、想い人である四王爺・許星辰(きょ せいしん)に猛アタックを続けます。しかし星辰は、自身が病弱であると嘘をつき、彼女を冷たく突き放そうとします。諦めきれない柚可は、彼が刺客の調査で訪れるであろう酒楼「酔仙楼」で待ち伏せを実行。見事に再会を果たしますが、そこで星辰の弟である六王爺・許澤霖(きょ たくりん)と出会います。澤霖は柚可に一目惚れし、積極的にアプローチを開始。一方、星辰も何か目的を隠しているようで、物語は新たな局面を迎えます。

「君夢~殿下と私の幸せな結末~」あらすじネタバレ2話

自作の漫画の世界に迷い込んでしまった新米漫画家の白柚可(はく・ゆうか)。1話では、自分がヒロインのはずなのに、想い人の四王爺・許星辰(きょ せいしん)からいきなり離縁を言い渡されるという、まさかの展開から始まりました。

しかし、我らがヒロインはそんなことでへこたれません!第2話では、彼女の猪突猛進なアプローチがさらに加速!そして、新たなイケメン王爺も登場し、恋の四角関係が早くも勃発の予感です…!

設定崩壊!?病弱な殿下と食い下がる柚可

「私たちはこれで終わりだ。良き人を見つけられよ」

星辰から冷たく突き放される柚可。しかし、彼女は「私の好きな人は王爺様だけです!」と一歩も引きません。すると星辰は、自分は先日の戦で重傷を負い、もう先は長くない「病弱の身」だと衝撃の告白をします。

これには柚可もびっくり。「え、だってあなたが武術最強の将軍だって、私が描いたんだから一番よく知ってるのに!」と心の中で叫びます。どうやら、この世界は彼女が作った設定通りには進んでいない様子。この「設定のズレ」が、今後の物語の面白いスパイスになっていきそうですね。

それでも諦めきれない柚可は、彼の無数の傷跡を見て、自分が持っていた特効薬を渡します。「これからは自分を大切にしてくださいね」という彼女の健気な優しさに、さすがの星辰も少し心が揺れた…かもしれません。

恋の駆け引き!酔仙楼での待ち伏せ作戦

柚可は、星辰の部下である阿肆(あし)の言葉をヒントに、星辰が刺客の調査で必ず「酔仙楼」に現れると予測。侍女の緑蘿(りょくら)を連れて、先回りして待ち伏せするという大胆な作戦決行します。

そして、調査にやってきた星辰の前に、天女のような舞を披露しながら現れる柚可!「どうしてここに?」と驚く星辰に、「殿下のお役に立ちたくて!」と健気にアピールします。この行動力、見習いたいものです(笑)。

恋のライバル出現!六王爺・許澤霖

そこへ、「六弟(弟さん)!」と星辰に声をかける陽気な男性が登場。彼こそが、星辰の弟である六王爺・許澤霖(きょ たくりん)でした。

澤霖は、美しく聡明な柚可に一目惚れ。「白柚可」という名前を聞いただけで「良い名前だ!」と大絶賛。柚可が「趣味は絵を描くことです」と答えると、「奇遇ですね、私もです!」と目を輝かせます。(すかさず星辰に「お前が絵を嗜むなんて聞いたことがないぞ」とツッコまれていましたが…笑)

積極的にアプローチしてくる澤霖と楽しそうに話す柚可を見て、星辰は面白くない様子。「四哥(兄上)は体が弱いのだから、早く帰って休んだ方がいい」と澤霖に言われると、それを口実に「白姑娘も傷が癒えていないのだから、早く帰るように」と、二人の間を割って入るのでした。これはもう、嫉妬で決まりでしょう!

星辰の秘密と妃選びの本当の目的

一方、一人になった星辰は、部下との会話で意味深な言葉を口にします。どうやら彼は、妃選びにかこつけて、王府に潜む「国防図」を狙う敵を探し出そうとしているようです。

そして、大切そうに山査子(さんざし)の実を見つめ、「私の大恩人が、戻ってきたようだ」と呟くのでした。この恩人とは一体誰なのか?もしかして、柚可と関係があるのでしょうか?謎が深まります。

『君夢~殿下と私の幸せな結末~』第2話の感想

いやはや、第2話も実に濃密な展開でした。まず称賛したいのは、ヒロイン白柚可の驚くべき行動力とポジティブさです。想い人に冷たくされても、設定がねじ曲がっていても、彼女は決してくじけません。むしろ、それを逆手にとって彼を追いかける姿は、見ていて清々しい気持ちになります。

そして、ツンデレ四王爺・星辰の態度もたまりませんね。口では柚可を突き放しながらも、弟の澤霖と親しく話す彼女を見て、明らかに嫉妬しているのが見え見えで、思わず口元が緩んでしまいました。彼が抱える「病弱」という嘘や、「国防図」を巡る密命、そして謎の「恩人」の存在が、単なるラブコメディに留まらない深みを物語に与えています。

新キャラクターの六王爺・澤霖の登場も、物語に新たな風を吹き込みました。陽気でストレートな彼が、不器用な星辰と対照的な魅力を放ち、今後の恋模様を一層かき乱してくれることでしょう。この三角関係(あるいは四角関係?)がどう進展していくのか、目が離せません。

つづく