武府での死闘の末、ついに黒幕が捕らえられ、錦陽県に平和が戻ります。連家も故郷の村へ帰り、平穏な日常を取り戻したかに見えました。しかし、連蔓児(リエン・マンアル)は、元の世界へ帰る時が近づいていることに気づき、沈諾(シェン・ヌオ)との別れを予感して寂しさを募らせます。一方、行方知れずだった長男・連守仁(リエン・ショウレン)一家の捜索をきっかけに、一度は壊れかけた連家の絆に再生の兆しが見え始めます。それぞれの想いが交錯する中、物語は新たな局面を迎えます。
「田園ロマンス~恋の収穫祭~」あらすじネタバレ25話
今回の第25話、もう言葉にならないくらい色々なことが起こりすぎたわ! 命がけの攻防から、しっとりとした人間ドラマまで、感情がぐちゃぐちゃよ!早速、怒涛の展開を振り返っていくから、しっかりついてきてね!
絶体絶命!沈諾(シェン・ヌオ)を襲う刃と、蔓児の覚悟
物語はいきなりクライマックス! 武仲廉(ウー・ジョンリエン)が沈諾(シェン・ヌオ)に斬りかかろうとする、まさにその瞬間! なんと玉镶金(ユー・シアンジン)が黒虎寨の仲間を引き連れて武府に殴り込み!ナイスタイミングすぎる!
でも、すでに重傷を負っていた沈諾(シェン・ヌオ)は、力を振り絞って連蔓児(リエン・マンアル)を安全な部屋に避難させるのがやっと。自分のせいで沈諾を危険な目に…と涙する蔓児に、沈諾は「君がずっと探していた証拠を見つけてくれた。助けられたのは僕の方だ」と微笑むの。そして、「ずっと一緒にいると約束したのに、守れそうにない」なんて切ないことを言うから、こっちの胸が張り裂けそうよ…。
そこへ武府の護衛が乱入!絶体絶命のピンチに、なんと蔓児が刀を手に取り、愛する沈諾を守ろうと立ちはだかるの! か弱かったはずの蔓児の、この勇気ある行動には本当に感動したわ!
悪の終焉と、村に訪れた平和
そこに十三(シーサン)が武徳司を率いて登場し、武仲廉(ウー・ジョンリエン)もついに観念。でも、自分を引き立ててくれた寧遠侯に迷惑はかけられないと、捕まることを拒否。そんな彼に沈諾は「お前はもう寧遠侯の捨て駒だ」と冷酷な事実を突きつけるの。
逆上した武仲廉は最後の力を振り絞って沈諾を刺すんだけど、沈諾も蔓児を守るために最後の力を振り絞り、武仲廉を討ち取るのよ! 意識を失った沈諾を抱きしめて助けを求める蔓児の姿は、涙なしには見られなかったわ…。
悪の親玉だった寧遠侯も謀反の罪で捕まり、事件はついに終結。皇帝の粋な計らいで、錦陽県は3年間の税が免除され、農民たちに畑が返されることに。十三(シーサン)里営子にも活気が戻り、連家も懐かしい我が家で新年を迎える準備を始めるの。一件落着、本当によかった!
迫る別れと、家族の絆
平和な日常が戻ったけど、蔓児の心は晴れないの。荷物整理の途中、あのゲームの貯金箱を見つけたら、なんと999.8金も貯まってる! もうすぐ目標達成で、元の世界に帰れる…。でも、それは沈諾との永遠の別れを意味するのよね。
そんな中、連家では新たな問題が。おじいちゃんの連方(リエン・ファン)は、精神を病んでしまった長男・連守仁(リエン・ショウレン)一家をずっと心配して探し回っていたの。最初は渋っていた次男の守義(リエン・ショウイー)や三男の守信(リエン・ショウシン)も、蔓児の説得で一緒に探すことに。
そして、兄の不幸は自分のせいだと感じていた連秀児(リエン・シウアル)も、ついに過去を乗り越える決心をするの。「お母さん、お兄ちゃんを許してあげて。みんなでやり直そう」と母の周氏(ジョウシ)を説得するシーンは、家族の再生を感じさせてくれて、胸が熱くなったわ。
叶わぬ再会と、それぞれの再出発
十三が村に帰ってきた! 連葉児(リエン・イエアル)と再会して幸せそうな二人を見て、蔓児は沈諾への想いを募らせて、見ていて切なかったわ…。十三は沈諾からの手紙を蔓児に渡すの。「公務でしばらく帰れない」と。約束だった1ヶ月は過ぎてしまった。もう会えないまま、自分はこの世界から消えてしまう…。沈諾が残した信物を握りしめ、涙する蔓児の気持ちを思うと、本当に辛い…。
一方、連家では嬉しい話も。次男の連守義(リエン・ショウイー)は、食堂の儲けで娘の連葉児(リエン・イエアル)に化粧品店を開いてあげようと計画。嫁入り道具にするんだって!
そして、ついに連方は役所の前で息子の連守仁を発見! ぼろぼろの小屋で暮らしていた一家には、なんとあの連花児(リエン・ホアル)と、亡くなった宋海鯤(ソン・ハイクン)の弟・宋海龍(ソン・ハイロン)も一緒にいたの。宋家が没落した後、二人で身を寄せ合っていたのね。宋海龍(ソン・ハイロン)は仕事を探しているけど、元宋家ということで、なかなか見つからないみたい。
色々なことが解決して、また新しい問題が出てきて…。本当に目が離せない展開だったわ!
『田園ロマンス~恋の収穫祭~』第25話の感想
激しいアクションで幕を開けたかと思えば、後半は登場人物たちの心の機微を丁寧に描く、非常に緩急のついた回でした。悪が裁かれ平和が戻った安堵感と、主人公の連蔓児(リエン・マンアル)に迫る「別れ」の切なさが同居していて、見ているこちらの感情も大きく揺さぶられました。特に印象的だったのは、一度はバラバラになった連家が、問題を抱えた長男一家を探すことを通して、再び絆を取り戻そうとする姿です。それぞれのキャラクターが過去の確執を乗り越え、赦し合い、未来へ向かおうとする様子は、物語に深い奥行きを与えていました。沈諾との再会が叶わぬまま元の世界へ帰ることになりそうな蔓児の運命が、あまりにも切なく、胸に迫るものがありました。
つづく