現代の試験を控える杜若菲(ドゥ・ルオフェイ)は、自分がまだ夢の中にいると信じ、目を覚ますために奮闘する。雷に打たれようとしたり、井戸に飛び込もうとしたり、その奇行はエスカレートするばかり。そんな中、街で出会った占い師から「夫である荀長皓(シュン・チャンハオ)の“運命の人”を見つければ夢から覚める」という奇妙なお告げを受ける。それを信じ込んだ若菲は、夫の本当の想い人を探し出すという、とんでもないミッションに乗り出すことを決意する。

「秘密の花嫁 ~運命の相手は難攻不落!?~」あらすじネタバレ2話

さてさて、『秘密の花嫁』第2話、見ましたか? 初夜でいきなり夫の荀長皓(シュン・チャンハオ)に薬を盛られる(?)という衝撃の展開から一夜明け、私たちのヒロイン・杜若菲(ドゥ・ルオフェイ)は、やっぱりまだ自分が夢の中にいると信じて疑わない様子。それもそのはず、現実世界では期末試験まであと5日!これは一刻も早く目を覚まさないと大変なことになりますよね!

というわけで今回は、若菲の奇想天外な「夢から覚めるための大作戦」が繰り広げられた第2話のあらすじと感想をお届けします!

夢から覚めるには物理的なショックが一番!?

朝、目を覚ましても見慣れない古代の世界。「この夢、長すぎない?」と焦る若菲は、なんとかして目を覚まそうと、とんでもない行動に出ます。

まずは、雷に打たれてみようと、フランクリンの実験さながらに棒を掲げて屋根の上へ!侍女の春鶯(しゅんおう)が必死に止めるのも聞かず、「どの黒い雲に雷があったら…」なんて真剣に空を見上げている姿は、もはやシュールコメディです。

次に思いついたのは、ドラマでよくある「井戸に落ちてタイムスリップ」の逆バージョン。井戸に飛び込めば元の世界に帰れるかも!と、またもや春鶯をハラハラさせます。結局、どちらも未遂に終わりますが、彼女のぶっ飛んだ発想力には毎回驚かされますね。

新たなミッション!「夫の“真心の人”を見つけ出せ!」

何をやっても夢から覚められず途方に暮れていた若菲は、街で偶然、以前見かけたあの怪しい占い師にそっくりな男を発見!「マスター!」と駆け寄り、どうすれば夢から覚めることができるのか必死に尋ねます。

最初は若菲をいぶかしんでいた占い師ですが、彼女のあまりの真剣さに根負けしたのか(あるいは面白がったのか)、お告げを授けます。

「あなたは運命的に“桃の花の絶世の縁”を犯したのです。夢から覚めるには、あなたの夫君である荀長皓(シュン・チャンハオ)の“真心の人”を見つけ出し、二人が結ばれる手助けをすることですな」

なんと!自分が彼の正妻であるにもかかわらず、夫の本当の恋を見つけてあげなければならないという、なんとも皮肉なミッション!しかし、「これで試験に間に合う!」と信じ込んだ若菲は、俄然やる気を出します。単純というか、素直というか…彼女のこのポジティブさが、物語をどんどん面白い方向へ転がしていきます。

一方その頃、夫・荀長皓(シュン・チャンハオ)は…

妻がそんな突拍子もないミッションに燃えているとは露知らず、夫の荀長皓は頭を抱えていました。仲人の王(おう)さんを呼びつけ、「あなたが紹介してくれた杜若菲(ドゥ・ルオフェイ)は、おしとやかで賢い女性だと言っていたのに、話が違うじゃないか!」とクレームを入れる始末。まあ、屋根に登ったり井戸に飛び込もうとしたりする妻を見たら、そう言いたくもなりますよね。

さらに、巷では「夜下臣(やかしん)」と名乗る義賊が出没し、役人である彼の仕事も忙しい様子。公私ともに問題山積で、彼の眉間のシワは深くなるばかりです。

ターゲットは「晋姝(ジンシュ)郡主」!?

「荀長皓の真心の人はいったい誰?」

若菲は早速、調査を開始します。そして、ターゲットとして浮上したのが「晋姝(ジンシュ)郡主」という女性。

彼女は情報を得るため、姑である楚(そ)夫人のもとへ向かい、「昨夜、赤い婚礼衣装を着た郡主を名乗る女性が夢に出てきて、『なぜ私の寝台で寝ているの?』と問い詰められました…」と、さっそくカマをかけてみます。

さあ、この作戦は吉と出るか凶と出るか?若菲は無事に夫の恋を成就させ、現実世界に帰ることができるのでしょうか。

『秘密の花嫁 ~運命の相手は難攻不落!?~』第2話の感想

今回のエピソードも、若菲の現代知識と古代の世界観とのギャップが存分に発揮されていて、非常に楽しめました。「フランクリンの雷」や「酵素の加水分解反応」、「怪盗キッド」など、彼女の口から飛び出す現代用語に、周囲の人物たちがポカンとする様子が面白いです。彼女の行動は破天荒そのものですが、すべては「期末試験に間に合わせたい」という切実な願いから来ていると思うと、どこか応援したくなります。

一方で、クールな夫・荀長皓が、若菲の奇行に振り回されてうんざりしつつも、どこか彼女のペースに巻き込まれていく様子が描かれ始めました。彼が仲人に文句を言う場面は、彼がいかに常識人であるかを示しており、そんな彼がこれから若菲とどう向き合っていくのか、二人の関係性の変化が興味深いです。物語の主軸となる「夫の恋人探し」というミッションが設定され、今後の展開への期待が膨らむ回でした。

つづく