手術を終え、心細い入院生活を送るスー・ヌアンヌアン。彼女がいつものように不思議なブラインドボックスを開けると、今度は自分を「彼氏だ」と名乗る男性、顧大局(グー・ダージュー)が現れる。彼は天才的なソフトウェア開発者で、ヌアンヌアンを手厚くサポートするが、職場では信念を巡って上司と対立し、悩んでいた。ヌアンヌアンは彼の誠実な人柄と才能を信じ、励ますが…。新たな出会いが、二人の運命を大きく動かし始める。
「運命の恋人 ~ワケあり彼氏は期限付き!?~」あらすじネタバレ16話
物語は、手術を終えたばかりのヌアンヌアンが、病室のベッドで術後の痛みに耐えているシーンから始まります。心細い時に限って、親友のダーマイはそばにいない…。ひとりぼっちで不安なヌアンヌアンが、意を決してあの不思議なブラインドボックスを開けると、そこに現れたのは…!?
「僕が君の彼氏だよ」と名乗る男性、顧大局(グー・ダージュー)が登場! しかもこのグー・ダージュー、ただ者じゃありません。ヌアンヌアンのために、保温も防摔もバッチリな多機能弁当箱を手作りしてきたり、壊れていたスマホやパソコンをあっという間に修理してしまったりと、とんでもないハイスペック男子だったんです!
彼の職業はソフトウェア開発者。しかし、職場では大きな悩みを抱えていました。新しく上司になったのは、大学時代に落ちこぼれだった同級生の龐清華(パン・チンホワ)。その上司が採用しようとしているのは、「スマホの使いすぎを警告する」という、なんともお節介なアプリの企画でした。
「そんなやり方じゃ、ユーザーは嫌気がさしてアンインストールするだけだ!」と、グー・ダージューは猛反対。彼は、ユーザーを管理するのではなく、使用習慣に合わせて励ましながら、より良いスマホとの付き合い方を提案する「育成型」のアプリを企画していました。ユーザーに寄り添う彼の素晴らしいアイデアも、短期的な利益を優先する上司には「開発期間が長すぎるし、コストも高い」と一蹴されてしまいます。
落ち込むグー・ダージューを、ヌアンヌアンは優しく励まします。「あなたの考えは正しいわ。良いものは、きっとみんなが使ってくれる」。彼女の言葉に背中を押されたグー・ダージューは、なんとたった1日でデモ版を完成させてしまうのです!
その完璧な出来栄えに、あの上司も思わず絶句。「こんな短時間でこれほどのものを…」。ついに、彼の企画が認められた瞬間でした! ヌアンヌアンの励ましが、彼の才能を大きく開花させたんですね。
一方その頃、元カレ(?)のシュー・ツァンはまだ成功学の研究に没頭している様子…。彼の出番はいつになるのやら。
新しい恋の予感と、仕事での大逆転劇が描かれた、見ごたえたっぷりの回でした!
『運命の恋人 ~ワケあり彼氏は期限付き!?~』第16話の感想
今回のエピソードは、新しいキャラクターである顧大局(グー・ダージュー)の魅力が存分に発揮されていました。彼は非常に有能なプログラマーでありながら、自分の信念を曲げられない不器用さと誠実さを持っており、とても人間味あふれる人物として描かれています。短期的な利益を求める上司と、ユーザー本位のサービスを目指す彼の対立は、現代の仕事論にも通じるものがあり、深く考えさせられました。何より、ヌアンヌアンの純粋な応援が、彼の才能を開花させるきっかけとなった展開は、見ていて非常に心が温まりました。恋愛模様だけでなく、個人の成長や仕事への情熱といったテーマが丁寧に織り込まれており、物語に一層の深みを与えていると感じます。
つづく