ついに最終回を迎えた『運命の恋人』。ブラインドボックスから現れるイケメン彼氏との不思議な恋を描いてきたこの物語、一体どんな結末を迎えるのでしょうか?さっそく第24話のあらすじとネタバレを見ていきましょう!

物語は、主人公の暖暖(ヌアンヌアン)が、恋のライバルだった時鏡(シー・ジン)と和解するところから始まります。暖暖は時鏡にスマホを返し、過去のわだかまりはもうないと伝えます。そして、会社を辞めたことを告白。時鏡は自分のせいかと心配しますが、暖暖は「新しい生き方を見つけたいだけ」と笑顔で答えるのでした。

時鏡もまた、自分の気持ちに整理をつけていました。子供の頃からずっと好きだった徐燦(シュー・ツァン)への想いを断ち切り、新たな一歩を踏み出すことを決意します。そんな時鏡の姿を見て、今更ながら彼女の魅力に気づいた徐燦(シュー・ツァン)が「もう一度チャンスをくれないか」と迫りますが、時鏡は「私たちの関係はもう終わったの」と、きっぱりと彼を振るのでした。潔い姿がカッコよかったですね!

一方、暖暖の日常には、ブラインドボックスから現れた彼氏・安子陽(アン・ズーヤン)がいました。二人は弱っていた野良猫の「牛大力(ニウ・ダーリー)」を保護し、一緒に育てることを決めます。まるで本物のカップルのように、穏やかで幸せな時間が流れていきます。

親友の大麦(ダーマイ)と布鲁(ブル)にも大きな変化が。二人はすでに入籍を済ませ、大麦のお腹には新しい命が!さらに、思い出の店を残しつつ、カフェや雑貨などを扱う若者に人気の一体型ショップを開くという夢に向かって、キラキラと輝いていました。

そんな幸せな雰囲気の中、暖暖は安子陽とステーキを食べに行きます。安子陽は「一生をかけて君を守る」と、大学時代の初恋の相手が言ったのと同じ言葉を口にします。しかし、その直後、72時間のタイムリミットが訪れ、安子陽は暖暖の前から忽然と姿を消してしまうのでした…。

一人残された暖暖は、ついにブラインドボックスの本当の意味に気づきます。箱から現れた彼氏たちは、実は彼女自身の心の声が具現化した存在だったのです。彼らがくれた励ましの言葉は、すべて自分自身が自分にかけたかった言葉。もう虚像の彼氏に頼らなくても、自分は一人で立てる。そう確信した暖暖は、ブラインドボックスとの決別を決意します。

デザイナーズトイの設計という新たな道を見つけ、ディーラーからも認められるようになった暖暖。ある日、布鲁の店に立ち寄ると、見覚えのあるブラインドボックスが委託販売されているのを見つけます。それは、大学時代に初恋の相手と一緒にデザインした、思い出の品でした。

「これを売りに来た人は!?」

暖暖は急いでその人を追いかけます。そして、振り返ったその顔を見て、言葉を失います。

そこにいたのは、なんと、消えたはずの安子陽だったのです。

(終わり)

『運命の恋人 ~ワケあり彼氏は期限付き!?~』最終回 第24話の感想

ファンタジー要素の強いラブコメディとして始まったこの物語が、こんなにも深く心に響くエンディングを迎えるとは思いませんでした。ブラインドボックスから現れる理想の彼氏という設定は、単なる夢物語ではなく、主人公・暖暖が自己肯定感を取り戻し、精神的に自立するための重要なプロセスだったのですね。彼氏たちがかけてくれた言葉が、実はすべて自分自身の内なる声だったという真実に気づくシーンは、本作の核となる感動的な場面でした。友人たちの幸せな未来も描かれ、それぞれが自分の足で人生を歩み始める姿に、温かい気持ちになりました。そして最後の最後、安子陽との再会。彼が現実世界の人間として現れたことで、暖暖の成長が本物の「運命」を引き寄せたのだと感じさせられます。希望に満ちた、素晴らしい最終回でした。

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