綺裴閣(きはいかく)の若様・裴沛(はい・はい)と、玉職人の単単単(ぜん・たんたん)の関係は相変わらず最悪。お互いに策略を巡らせては、相手を出し抜こうと日々火花を散らしている。そんな中、大事な闘玉大会を前に、単単単のチームの要である仲間が急遽離脱することに。さらに追い打ちをかけるように、市場から良質な玉が姿を消し、大会への参加自体が危ぶまれる事態に陥ってしまう。途方に暮れる単単単の前に、ライバルでありながら心優しい職人・蘇珏(そ・かく)が現れたことで、裴沛の嫉妬心はさらに燃え上がる。単単単は、公私にわたる数々の困難を乗り越え、夢を掴むことができるのか。
「輝ける宝珠の如く」あらすじネタバレ3話
いやあ、今回もやってくれましたね!『輝ける宝珠の如く』第3話、裴沛(はい・はい)と単単単(ぜん・たんたん)の攻防戦がますますヒートアップ!
事の発端は、裴沛(はい・はい)が単単単(ぜん・たんたん)に夜のお風呂の世話を命じたこと。これに嫉妬心を燃やす侍女の翠柳(すいりゅう)は、ますます単単単(ぜん・たんたん)への憎しみを募らせます。しかし、我らが単単単はただでやられるタマじゃありません!この命令を逆手にとって、裴沛(はい・はい)に一泡吹かせる作戦を思いつきます。
裴沛の部屋へ向かった単単単。覚悟を決めていた裴沛は、まずは背中の按摩を命じます。ところが、裴沛がうつ伏せになった途端、単単単が呼び込んだのはなんと体重200斤(約120kg)の楊玉環(ヤン・ユーファン)!彼女のパワフルすぎる足踏みマッサージに、裴沛は悲鳴をあげるしかありません。振り返って楊玉環の姿を見たときの裴沛の顔!傑作でしたね。
そこへ、「若様をたぶらかす者がいる」との告げ口を聞いた大奥様の裴夫人(はいふじん)(はいふじん)が乗り込んできます。裴沛は慌てて楊玉環を隠しますが、単単単はすべてお見通し。これも自分を追い出すための裴沛の策略だと気づき、涼しい顔で挨拶をしてその場を去ります。しかし、裴夫人(はいふじん)(はいふじん)は単単単を責めるどころか、むしろご満悦の様子。裴沛の計画はまたしても空振りに終わりました。
一方、練習で玉料を無駄にして落ち込む楊玉環を慰めるため、単単単は安い玉料を探しに街へ。そこで見つけた良さそうな玉が、なんと蘇玉軒(そぎょくけん)の若様・蘇珏(そ・かく)に先約されていました。がっかりしたのも束の間、そこに現れた蘇珏(そ・かく)本人が、快くその玉を譲ってくれたのです!
紳士的な蘇珏(そ・かく)の振る舞いに、単単単は「それに比べて裴沛ときたら、蘇珏様の足の指にも及ばない!」と大絶賛。運悪く、それを聞いてしまった裴沛。嫉妬の炎に燃え上がった彼は、単単単が持っていた玉を叩き割り、怒って去ってしまいます。
さらに、楊玉環が縁談のために1ヶ月も休みを取ることに!ただでさえ闘玉大会の準備で大変な時期に、単単単はこれも裴沛の嫌がらせだと憤慨します。
裴沛に直接文句を言いに行った単単単は、「あなたは何でも持っているくせに、何一つできないただの穀潰しよ!」と痛烈な言葉を浴びせます。この一言は、裴沛の心の最も痛いところを突き刺したようでした。
翌日、単単単は風邪で寝込んでしまいます。それを知った裴沛は、憎まれ口を叩きながらも彼女の様子を見にやって来ます。そして、病身で玉の彫琢に苦しむ単単単を見るに見かねて、なんと彫刻刀の使い方を教え始めたのです!彼の的確な助言のおかげで、単単単は見事な作品を完成させます。大奥様にも絶賛され、単単単は裴沛の意外な才能に驚きを隠せません。
しかし、問題は山積みです。闘玉大会に使う良質な玉が、市場から姿を消してしまったのです。単単単が困り果てていると、なんと裴沛も彼女のために玉の原料を探しに奔走していました。
単単単は機転を利かせ、原料を密輸している闇市を発見。合言葉を解き明かし、なんとか玉を手に入れます。しかし、その帰り道、同じ闇市で玉を買おうとしている裴沛の姿が。合言葉を知らない裴沛は、役所の人間だと勘違いされ、売人たちに取り押さえられそうになってしまいます!絶体絶命のピンチで、第3話は幕を閉じました。
『輝ける宝珠の如く』第3話の感想
今回のエピソードは、コメディとシリアスな人間ドラマのバランスが絶妙でした。前半の按摩シーンで大笑いさせられたかと思えば、単単単が裴沛に「穀潰し」と言い放つ場面では、胸が締め付けられるような緊張感が走ります。裴沛の子供っぽい嫌がらせが、実は彼の深い孤独感や劣等感の裏返しであることが示唆され、キャラクターに一層の深みを与えています。特に印象的だったのは、風邪を引いた単単単に、憎まれ口を叩きながらも彫琢の技術を教えるシーンです。彼の不器用な優しさと、隠された才能が垣間見え、二人の関係がただの犬猿の仲ではないことを強く感じさせました。恋のライバルとなりそうな蘇珏の登場や、玉の原料不足という新たな問題も浮上し、物語の縦軸と横軸がしっかりと絡み合い、今後の展開から目が離せません。
つづく