都会から故郷の町に戻った荘潔(ジュアン・ジエ)と、そこで遺体修復師として働く陳麦冬(チェン・マイドン)。二人は穏やかに愛を育み始めますが、荘潔の母親からの猛反対という大きな壁にぶつかります。さらに、陳麦冬の過去を知る元恋人・宋怡(ソン・イー)が突然町に現れたことで、二人の関係に不穏な影が差し始めます。ある日、陳麦冬と連絡が取れなくなり、不安に駆られた荘潔は彼を探し始めます。彼女がたどり着いた先で知る、彼の隠された過去とは…。二人の愛が試される、波乱の展開が待ち受けます。
「春色の恋人」あらすじネタバレ13話
いやあ、今回の『春色の恋人』第13話、本当に心が揺さぶられましたね!穏やかな田舎町を舞台に、静かに愛を育んでいた陳麦冬(チェン・マイドン)と荘潔(ジュアン・ジエ)。でも、そんな二人に大きな波乱が巻き起こるんです。
事の発端は、あの駅での情熱的なキスシーン!荘潔(ジュアン・ジエ)の母・廖濤(リャオ・タオ) が、娘がそんな大胆なことをするはずがないと信じていたのに、写真の女性がまさかの我が子だと知ってしまったからさあ大変!あまりのショックに倒れて点滴を打つ事態にまで発展しちゃいます。廖濤(リャオ・タオ) は、陳麦冬(チェン・マイドン)の複雑な家庭環境を理由に、二人の交際に猛反対するんです。親心としては、娘に苦労させたくないっていう気持ちもわかるけど…。
一方、当の荘潔(ジュアン・ジエ)は、都会の華やかさを知る陳麦冬(チェン・マイドン)が、どうしてこの小さな町で静かに暮らせるのか、不思議に思っていました。自分はまだ心の奥にある劣等感を克服できず、たくさんの物で自分を武装しないと不安でたまらない…。そんな正直な気持ちを陳麦冬に打ち明けます。すると彼は、「君はそのままでいい」と優しく返すんです。この一言、荘潔の心にどれだけ沁みたことか!
上海に帰るまでの短い時間、二人は甘いひとときを過ごします。陳麦冬の部屋で元カノの物を見つけても、「誰にだって過去はある」と気にしない荘潔。今この瞬間を大切にしようとする姿が、健気で応援したくなりますよね。
しかし、そんな穏やかな時間は長くは続きませんでした。なんと、陳麦冬の元カノ・宋怡(ソン・イー)が突然、南枰(ナンピン)町に帰ってきたのです!
その知らせはすぐに母・廖濤(リャオ・タオ) の耳にも入り、母娘の対立はさらに激化。「恋愛は結婚がすべてじゃない」と考える荘潔と、「責任の取れない恋愛なんて許さない」という母親。二人の溝は深まるばかり。
そして、事件は起こります。陳麦冬と突然連絡が取れなくなり、一晩中帰ってこなかったのです。不安に駆られた荘潔が彼の家を訪ねると、おばあちゃんが元カノ・宋怡からの贈り物を捨てようとしているところでした。おばあちゃんは、宋怡が過去に陳麦冬を裏切ったことを今でも許せずにいたのです。
いてもたってもいられなくなった荘潔は、かつて陳麦冬と交わした「何でも正直に話す」という約束を信じ、彼がいるであろう宋怡の滞在先、海辺のリゾートへと向かいます。最悪の事態を想像しながらホテルの部屋のドアをノックすると、そこに現れたのは宋怡本人でした。
しかし、荘潔がそこで見たのは、想像とはまったく違う光景でした。宋怡のお腹は、少しふっくらしていたのです。そして、部屋の奥からはバスローブ姿の男性が…そう、彼女はすでに結婚していたのです!
宋怡は、荘潔に衝撃の事実を告白します。陳麦冬と7年間付き合ったけれど、その関係は愛情ではなく、彼が彼女の亡き兄に対して抱いていた「罪悪感」からくるものだった、と。
愛だと思っていたものが、実は罪悪感だったなんて…。この重すぎる真実を、陳麦冬と荘潔はどう乗り越えていくのでしょうか。
『春色の恋人』第13話の感想
今回のエピソードは、登場人物それぞれの「愛」の形と、向き合わなければならない「過去」が複雑に絡み合い、非常に見応えがありました。娘の幸せを願うがゆえに反対してしまう母親の愛情、劣等感を抱えながらも前に進もうとする荘潔の強さ、そしてすべてを包み込むような陳麦冬の優しさ。しかし、その優しさの裏には、元カノへの罪悪感という重い過去が隠されていました。穏やかな町の風景とは対照的に、キャラクターたちの内面で激しく渦巻く感情の描写が巧みで、物語にぐっと引き込まれました。元カノの登場は定番の展開かと思いきや、その裏にはさらに深い人間ドラマが隠されており、脚本の秀逸さを感じます。二人の関係がこの真実をどう受け止め、変化していくのか、今後の展開から目が離せません。
つづく