クライアントとの会食で、紀昱恒(ジー・ユーホン)は機転を利かせた見事な立ち振る舞いで場を和ませ、涂篠檸(トゥー・シャオニン)を感心させる。帰り道、二人は夜の海辺を散歩し、ロマンチックなひとときを過ごす中で、その距離をさらに縮めていく。翌日、出社した涂篠檸のデスクには美しい花束が置かれていた。てっきり紀昱恒からのサプライズだと思い込み、彼女の心は喜びで満たされる。社内秘の結婚生活を送る二人の穏やかな日々に、甘くて少しだけすれ違う、新たな風が吹き始める。

「この結婚は社内秘で」あらすじネタバレ8話

いやあ、今回の第8話は、ユーホン(紀昱恒(ジー・ユーホン))の株が爆上がりする回でしたね!社内秘で結婚しているシャオニン(涂篠檸(トゥー・シャオニン)とユーホンの距離が、ぐっと縮まる神回と言っても過言ではないでしょう。

物語は、気まずい雰囲気で始まったクライアントとの夕食会からスタート。でも、そこは我らがユーホン!見事な気配りと話術で場を盛り上げ、気難しい趙方剛(ジャオ・ファンガン)でさえクライアントと打ち解けさせる手腕を発揮します。そのスマートな姿に、シャオニンも思わずうっとり。隣で見ていて「デキる夫…!」って惚れ直しちゃいますよね。

宴もたけなわ、ユーホンはわざと酔ったふりをして、趙方剛(ジャオ・ファンガン)と饒静(ラオ・ジン)がいい感じになるようにお膳立て。この策士っぷり、たまりません!シャオニンが心配して介抱しようとすると、不意にその手を強く握るユーホン…。二人だけの秘密の時間が、見ているこっちまでドキドキさせます。

帰り道、シャオニンがユーホンを家まで送る車内も、なんだか甘い雰囲気。彼の家で蜂蜜水を用意してあげるシャオニン、もうすっかり奥さんの顔ですね。そして、二人で歩く夜の海辺が最高にロマンチック!波が打ち寄せた瞬間、シャオニンの足が濡れないように、ためらわずにひょいと抱き上げるユーホン!自分の足がびしょ濡れになるのも構わずに…。こんなことされたら、好きにならないわけがない!

幸せな気分のまま帰宅したシャオニンは、その日の出来事をSNSに投稿。ユーホンへの感謝の気持ちが溢れたその投稿を、ユーホンが優しい笑みを浮かべて読んでいるシーンで、二人の想いが通じ合っているのが伝わってきて、胸が温かくなりました。

翌朝、出社したシャオニンのデスクには、なんと綺麗な花束が!もちろんシャオニンは、ユーホンからのサプライズだと大喜び。親友の凌惟依(リン・ウェイイー)に嬉しそうに報告する姿は、本当に可愛らしかったですね。

しかし、物語はここで一転。病院での営業中、シャオニンは衝撃の事実を知ることになります。なんと、あの花束の送り主はユーホンではなく、医師の陸思靖(ルー・スージン)だったのです!シャオニンの「えっ!?」という表情、見ているこちらも同じ気持ちでした。

その夜、ユーホンが家で焼き肉を準備してシャオニンを待っていました。そして、花束の話題に触れながら、彼の秘められた過去が明かされます。実はユーホン、かつてシャオニンの誕生日に告白しようと決めていたのに、一足先に陸思靖(ルー・スージン)に先を越されてしまったという切ない過去があったのです…。その時の想いを今も胸に秘めながら、ただひたすらにシャオニンを想い、守り続けることを誓うユーホンの姿に、胸が締め付けられました。

物語のラストは、美容院でシャオニンを迎えに来たユーホンと、そこに偶然現れた陸思靖が鉢合わせする、なんとも微妙な雰囲気で幕を閉じます。穏やかだった二人の関係に、波乱の予感が漂い始めましたね。

『この結婚は社内秘で』第8話の感想

今回のエピソードは、紀昱恒(ジー・ユーホン)のキャラクターの魅力が深く掘り下げられた回でした。仕事でのスマートな立ち振る舞いはもちろん、酔ったふりをして同僚の恋路を応援したり、シャオニンを気遣う優しさだったり、彼の多面的な魅力に引き込まれました。特に、過去に告白できなかった切ない思い出が明かされたシーンは、彼のシャオニンへの一途な想いの深さを物語っており、非常に印象的です。一方で、花束をユーホンからだと信じて無邪気に喜ぶシャオニンの姿は、微笑ましくも、後の展開を思うと少し切なくなりました。この二人の穏やかで甘い時間に、陸思靖という存在がどう影響していくのか。静かに燃えるユーホンの愛情と、少しずつ変化していく二人の関係性から目が離せません。物語に新たな深みが加わった、見応えのあるエピソードでした。

つづく