いやあ、今回の『天行健』も各勢力の思惑が複雑に絡み合って、目が離せない展開でしたね!舞台は山西汾州府に移り、ついに宝探しが本格化。でも、そう簡単には進まないのがこのドラマの面白いところ。さっそく第11話の詳しいあらすじとネタバレを見ていきましょう!

客棧(宿屋)に戻った王家洛(ワン・ジアルオ)ですが、林安靜(リン・アンジン)はすでに姿を消した後。彼女を追い、王家洛(ワン・ジアルオ)もまた山西汾州府へと向かいます。

その頃、穆青(ムー・チン)一行も汾州府に到着。すると、ひょんなことから柳琳(リウ・リン)を探していた怪しい古物商、林浩瀚(リン・ハオハン)(リン・ハオハン)(リン・ハオハン)(リン・ハオハン)(リン・ハオハン)(リン・ハオハン)(リン・ハオハン)(リン・ハオハン)と遭遇します。あまりにもタイミングの良い登場と、うさん臭さ満点の口ぶりに、穆青(ムー・チン)は彼を信用しません。しかし、その古物商としての知識は利用価値があると考え、監視も兼ねて行動を共にさせることに。この判断が吉と出るか凶と出るか…。

一方、融天嶺の卓不凡(ジュオ・ブーファン)たちも、宝の鍵となる「菩提の伝承者の墓」の場所が特定できず、捜索は難航していました。仲間と手分けして情報を集める中、于煥傑(ユー・ホアンジエ)がとんでもない行動に出ます。彼は日本の組織「清伊(きよい)信風(きよい しんぷう)」と密会し、なんと金で寝返ってしまうのです!清伊信風(きよい しんぷう)は、卓不凡(ジュオ・ブーファン)の行動を逐一報告するよう于煥傑に要求。仲間を裏切るという、衝撃の展開です。

その清伊信風に仕える林安靜(リン・アンジン)も、上司から「各勢力の宝探しを妨害せよ」という新たな指令を受けていました。誰も宝を手に入れられない状況こそが、彼らにとって最も都合が良いというわけですね。彼女の真の実力も明かされ、ますます底知れない存在感を放ちます。

そんな中、穆青は地道な調査で大きな一歩を踏み出します。役所で44年前に内務府の事件を担当したという、秦捕頭(チンほとう)という老人を見つけ出したのです。穆青が宝探しのキーワード「鏟子(シャベル)」について尋ねると、秦捕頭はそれが組織名ではなく、一人の人間の呼び名だと語り始めます。しかし、話の辻褄が合わないことに気づいた穆青。彼の鋭い追及によって、秦捕頭が何かを隠していること、そして当時「鏟子」に会っていたであろうことが暴かれていくのでした。

各勢力が墓探しに奔走する裏で、新たな裏切りと謎が生まれる第11話。物語の核心に、穆青が一歩近づいた回となりました。

『天行健~革命前夜、風立ちぬ~』第11話の感想

今回のエピソードは、各勢力の腹の探り合いがより一層深まり、物語に厚みが増した回でした。特に衝撃的だったのは、卓不凡の仲間である于煥傑の裏切りです。金のために仲間を売るという彼の決断は、今後の融天嶺に大きな亀裂を生む火種となるでしょう。一方で、穆青が持ち前の洞察力で、古文書や役所の記録から真実に迫っていく姿は、まさに推理劇のようで引き込まれました。秦捕頭との対話で見せた、相手の嘘を見抜く鋭い眼差しは、彼のキャラクターの魅力を際立たせていました。宝探しという大きな縦軸の中で、それぞれの人物が抱える事情や欲望が交錯し、物語をより複雑で面白いものにしています。

つづく