神経外科医の顧雲崢(グー・ユンジョン)は、ハンチントン病患者を狙った悪質な偽薬詐欺の正体を暴き、多くの人々を救う。その一方で、恋人である蘇為安(スー・ウェイアン)との関係には大きな転機が訪れる。彼女からある重大な決意を打ち明けられた雲崢は、彼女の未来を守るため、そして共に歩むために、人生を懸けた大きな決断を下す。その誠実な愛は、周囲の人々の心をも動かしていく。追い詰められた杜雲成(ドゥー・ユンチョン)の動向も絡み、物語は新たな局面へと突入する。

「 癒やしの恋人~ロマンスの処方箋~」あらすじネタバレ33話

いやはや、今回の『癒やしの恋人』第33話は、息つく暇もないとはこのこと。社会的な正義と、胸が締め付けられるような愛の物語が同時に進行して、感情がもう大変なことになりました。早速、怒涛の展開を振り返っていきましょう!

偽薬詐欺グループとの直接対決!雲崢の正義が炸裂

まずは、ハンチントン病の患者さんたちを食い物にする、あの悪質な偽薬詐欺グループとの対決。雲崢(ユンジョン)が患者さんの家を訪ねても、みんな門前払い。なぜなら、彼らはすでに「愛施恩定」っていう怪しげな特効薬を手に入れてしまっていたから…。

でも、我らが雲崢は諦めません!患者家族になりすましてチャットグループに潜入し、ヤツらの正体を暴こうとします。案の定、連中が提示する論文データは穴だらけ。雲崢はすぐに見抜きます。

そしてついに直接対決の時!詐欺グループが開催した宣伝会に、方明凡(ファン・ミンファン)と乗り込んだ雲崢。そこで「あなたたちのやっていることは、ただの卑劣な詐欺だ!」と一喝!その正体と、薬のインチキを堂々と暴き立てます。タイミングよく警察も駆けつけ、詐欺グループは一網打尽に。間一髪で、患者さんたちが大金を失うのを防ぎました。いやー、スカッとしましたね!

為安の悲しい告白と、雲崢の涙のプロポーズ

詐欺事件が一段落したその日は、なんと雲崢の誕生日。為安(ウェイアン)は手作りのケーキを用意してくれていました。でも、そのサプライズは甘いだけじゃなかったんです。彼女は「これからの人生、毎年分」と言って、たくさんの誕生日プレゼントを一度に雲崢に渡すんです…。

この時、雲崢はすべてを察してしまいます。最近の為安の様子がおかしかったこと、そしてこのプレゼントの意味…。彼女が、ハンチントン病を発症したことを確信するんです。

後日、為安は雲崢を水族館デートに誘い、ついに自らの口で発病の事実を告白します。「私、最初の被験者になりたいの」と。あまりにも衝撃的な申し出に、雲崢は言葉を失います。でも為安の決意は固く、「医学の進歩には、勇敢な患者と、それを支える家族が必要なのよ」と気丈に振る舞うのでした。

眠れぬ夜を過ごした雲崢。しかし、彼は逃げませんでした。翌朝、為安のためにデザインしていた「メビウスの輪」の指輪を取り出し、彼女にプロポーズします。「君を説得できないなら、俺が君の残りの人生に責任を持つ。治験同意書にサインするのは、夫である俺だ」と。もう、涙腺崩壊です…。

追い詰められる杜雲成(ドゥー・ユンチョン)、最後の悪あがきへ

この雲崢の決断は、他の患者家族たちの心も動かし、治験への信頼と協力を得ることになります。

しかし、これに黙っていないのが杜雲成(ドゥー・ユンチョン)。為安が被験者になると知るやいなや、雲崢に殴りかかります。でも、雲崢は怯みません。「お前のような研究のクズが、姑の蘇媛(スー・ユエン)を死に追いやり、研究環境を汚したせいで、為安はこんなに急いで被験者になろうとしてるんだ!」と、彼の罪を厳しく糾弾します。

一方、杜雲成(ドゥー・ユンチョン)の会社は、倫理委員会から臨床承認を却下され、株価は暴落。もはや八方塞がりです。追い詰められた彼は、なんと会社の研究所にある血清を海外に売りさばき、その金で国外逃亡を計画。このヤバすぎる計画を、偶然にも会社を去ろうとしていた溫冉(ウェン・ラン)が聞いてしまい…!?

物語は最終局面に向けて、さらに大きく動き出しましたね!

『 癒やしの恋人~ロマンスの処方箋~』第33話の感想

今回のエピソードは、正義の鉄槌が下る爽快感と、どうしようもない運命に立ち向かう二人の愛の深さが描かれ、非常に見応えがありました。特に印象的だったのは、顧雲崢(グー・ユンジョン)のプロポーズです。それは単なる甘い愛の告白ではなく、病と共に生きる覚悟を決めた蘇為安(スー・ウェイアン)の人生すべてを受け止め、法的な保護者として彼女の側に立つという、重く、そして限りなく誠実な誓いでした。彼の行動は、他の患者家族にも希望の光を与え、物語全体に大きな感動を生み出しています。一方で、杜雲成の転落劇は容赦なく描かれ、彼の悪あがきが物語に新たな緊張感をもたらしました。二人の愛の行方と、杜雲成の結末から目が離せません。

つづく