いやあ、第1話のラストで毒に倒れた絶世の美女・鄭姑娘(てい・こじょう)! 我らが金小宝(きん しょうほう)は彼女を救えるのか!? と思ったら、第2話の冒頭からとんでもない事実が発覚しましたね!
さっそく、衝撃の展開が待ち受ける第2話のあらすじとネタバレを、感想を交えながらお届けします!
衝撃の幕開け!鄭姑娘の正体
媚薬の毒に苦しむ鄭姑娘を助けるため、「責任は取る!」と覚悟を決めて彼女の衣服をはだけた金小宝。しかし、そこで彼が目にしたのは…なんと、女性の証であるはずの胸がない! そう、彼が命がけで助けようとした鄭姑娘は、実は男だったのです!
「お前、男だったのか!?」と驚愕する小宝に、男…改め懐恩(かいおん)は冷たく「滚(出ていけ)」と一喝。あまりの衝撃と恐怖に、小宝はその場から逃げ出してしまいます。
一方、一人残された懐恩は、毒の苦しみに耐えながら「恩知らずのクソ野郎め…」と小宝への怒りを燃やすのでした。いやー、まさかこんなに早く正体がバレるとは! しかも、小宝のリアクションが最高に面白い(笑)。
金家に戻った小宝と、新たな来訪者
なんとか懐恩の別院で保護され、二日ぶりに目を覚ました小宝。父や母が心配しているだろうと急いで金家に戻ると、案の定、父はカンカン! 小宝が行方不明になったことで、街中に懸賞金をかけて探させていたようです。
家族との涙の再会も束の間、そこに現れたのは小宝の幼馴染で、安南王の世子である蘇胤(そ・いん)。どうやら小宝の父が、放蕩息子の監督役として呼び寄せたみたいですね。
蘇胤は、素性も知れない鄭姑娘にのめり込む小宝を厳しく叱責。追われる身の人間がただの町娘なわけがない、と鋭く指摘します。実は蘇胤も独自に懐恩の正体を探っているようで、物語に新たな緊張感が走ります。
まさかの同居生活スタート!?
そんな中、小宝は以前助けた血まみれの男が、懐恩の部下・左影(さえい)であることを知ります。これを好機と見た小宝は、「部下を返してほしければ、お前の主(懐恩)が自ら迎えに来い!」と要求します。
すると、本当に懐恩が金家にやって来た! 蘇胤と小宝が言い争っている真っ只中に颯爽と登場し、「私(わたくし)の人を迎えに参りました」と告げます。郑姑娘が男だったと知り、目を丸くする蘇胤。小宝の「別に女だとは言ってない」という言い訳には笑ってしまいました。
しかし、話はこれだけでは終わりません。懐恩は「部下の傷が重いので、回復するまで金家に滞在させてもらう」と宣言! 小宝は内心「しめた!」と喜びつつも、表向きは快く(?)承諾。
こうして、素性を隠すクールな美男子・懐恩と、彼を「いつかギャフンと言わせてやる!」と息巻くお調子者の若様・金小宝の、奇妙な同居生活が幕を開けることになったのです。
『花華やぐも、散るは密やか ~花開有時、頽靡無声~』第2話の感想
第1話の引きから、郑姑娘の正体がどう明かされるのか気になっていましたが、まさか開始早々に判明するとは思いませんでした。金小宝のコミカルな驚きっぷりと、正体がバレてもなお一切動じない懐恩の冷徹な態度の対比が見事でした。二人のキャラクター性がこの時点でくっきりと浮かび上がり、今後の関係性がどう変化していくのか、非常に興味をそそられます。また、新たに登場したしっかり者の幼馴染・蘇胤が、物語に良いスパイスを加えていますね。彼の存在が、ただのラブコメディに終わらない、宮廷の陰謀やサスペンスの要素を深めてくれそうです。懐恩が探す「帳簿」とは何なのか、彼の背負う過去とは。謎が深まり、物語の世界にさらに引き込まれました。
つづく