デザイナーとして独立を認められ、公私ともに順風満帆な日々を送る李初月(リー・チューユエ)。恋人の安景昭(アン・ジンジャオ)は、そんな彼女のために心温まるサプライズを用意していました。ついに母からも交際を認められ、幸せな時間を過ごす二人。しかし、その裏では彼らの知らないところで、安景昭の弟・安景凌(アン・ジンリン) が恐ろしい策略を巡らせていました。二人の幸せを脅かす最大の敵が、時空を超えてすぐそこまで忍び寄っているとは、まだ誰も知る由もありません…。

「花渓記~君が空から舞い降りて~」あらすじネタバレ31話

いやあ、今回の『花渓記』は甘いシーンと怖いシーンが交互に来て、感情がぐちゃぐちゃになっちゃいましたよ!

まずは、初月(チューユエ)のお母さんが、ついに安景昭(アン・ジンジャオ)のことを認めてくれるシーンからスタート。景昭が体験館の館長だと知って、娘の彼氏として大絶賛!しかも景昭、お母さんの前であっさり仮面を取っちゃうんです。もう隠す気ゼロですね!初月は優しすぎるとは言えないけど、善良で、まさに自分が求める女性だとストレートに伝える景昭、カッコよすぎます!

その頃、初月はデザイナーとしても大きな一歩を踏み出していました。作品が評価されて、師匠の喬先生(チャオせんせい)から「もう独立できる」とお墨付きをもらったんです。これには初月も大喜び!

しかし、そんな幸せな時間の裏で、とんでもない計画が進んでいました…。なんと、あの安景凌(アン・ジンリン) が、牢獄にいる周魏(ジョウ・ウェイ)に接触!隕石の力を使えば、二つの世界を行き来できるとそそのかし、現代へ行って景昭を殺せば「地玄心経」をやると持ち掛けます。周魏は最初こそ疑っていましたが、景昭を殺せる唯一のチャンスかもしれないという言葉に心が揺らぎ、この危険な取引に乗ってしまうんです。景凌はご丁寧に、現代には武術がなく、車やスマホがあるから気をつけろとアドバイスまでしていました。本当に食えない男ですね!

そして、ついに周魏が現代へ…。同僚たちとのお祝いに向かう初月を、物陰からじっとりと尾行します。何も知らない初月は、同僚たちが仕掛けたサプライズとは知らずに、くじ引きに参加。すると、景昭が現れて、なんと指輪を手にロマンチックなプロポーズ!「これからはいつでも君にいじめられたい」なんて、最高の殺し文句ですよね!

しかし、この幸せな光景を、遠くから周魏が見ていたのです。

その後、一人になった初月は、あっけなく周魏に捕まってしまいます。周魏の顔の傷を見た初月は、景昭が最後のタイムスリップで負った傷ではないかと心配しますが、景昭は「たいしたことない」と彼女を安心させます。二人は、どうやって周魏を出し抜くか作戦を練り始めました。

周魏は景昭の体験館にまで現れ、二人を虎視眈々と狙います。家にまで潜んでいるとは知らず、初月は景昭に新作発表のモデルを依頼。二人がそれぞれの準備に追われる中、不穏な影がすぐそこに…。

約束の日、レストランで景昭を待つ初月。一方、家を出ようとした景昭は、館内に飾られた写真の中に周魏の姿を発見し、血の気が引きます。すぐに監視カメラを確認し、初月に危険が迫っていることを確信!急いで彼女のもとへ駆けつけ、合流します。周魏の執念深さに恐怖を感じた二人は、多くの人が集まる交流会に紛れて身を隠そうと考えました。

束の間の穏やかな時間、二人はお互いのイニシャルを取って、初月のブランド名を「YZ」と名付けたり、未来の自分たちへ手紙を書いたりと、愛を育みます。景昭が「子供が何人欲しいか書いた」なんて冗談を言うシーンは、本当に微笑ましかったですね。

そして迎えた交流会当日。景昭がモデルを務めたショーは大成功!誰もが二人を祝福します。しかし、初月がデザイン用の衣装を探しにバックヤードへ向かったその時、背後から伸びてきた手に強く引かれ、再び周魏に捕らえられてしまうのでした…。

『花渓記~君が空から舞い降りて~』第31話の感想

今回は、幸せなプロポーズの場面から一転、周魏という最大の脅威が現代にまでやってくるという、緊張感あふれる回でした。安景昭(アン・ジンジャオ)と初月の絆が深まる甘いやり取りと、すぐそばに迫る悪意との対比が鮮やかで、片時も目が離せませんでした。特に、安景昭(アン・ジンジャオ)が写真に写り込んだ周魏の姿に気づき、愛する人を守るために駆け出す場面は、彼の深い愛情が伝わってきて胸が熱くなりました。また、全ての元凶である安景凌(アン・ジンリン) の底知れない策略には、ただただ感服するばかりです。彼の暗躍が、物語に一層の深みと複雑さをもたらしています。幸せの絶頂で再び引き裂かれた二人が、この最大の危機をどう乗り越えるのか、固唾をのんで見守りたいと思います。

つづく