最終話「そばに来てくれてありがとう」あらすじとネタバレ
長かった彼らの恋物語が、どんな結末を迎えるのか、見届けましょう!それぞれのカップルが未来へ向かって大きな一歩を踏み出す、涙と感動の最終話のあらすじとネタバレをお届けします。
シャオ・チンとシャオバイ、悲しすぎる愛の結末
物語は、シャオ・チンの退院日から始まります。シュー・ヌオとジャオ・ジンが温かく出迎えますが、シャオ・チンの心は晴れません。恋人であるシャオバイと連絡が取れないままなのです。自宅に戻ると、友人たちがサプライズで退院を祝ってくれますが、そこにシャオバイの姿はありませんでした。
そんな中、シー・ランがシャオバイからシャオ・チン宛に届いた荷物を見つけます。震える手で荷物を開けるシャオ・チン。中に入っていたのは、シャオバイのカメラとハードディスクでした。そこには、二人が共に過ごした幸せな日々の映像が記録されていました。楽しそうに笑い合う過去の自分たちを見て、シャオ・チンの目からは涙が溢れ出します。
そして、映像の最後には、シャオバイからのビデオメッセージが…。彼は、もうシャオ・チンのそばにはいられないことを告げ、別れの言葉を紡ぐのでした。彼がすでにこの世を去ってしまったことを悟ったシャオ・チンと仲間たち。あまりにも切ない結末に、部屋は静まり返ります。
悲しみに暮れるシャオ・チンは、一人で海辺へ。ジャオ・ジンは心配して後を追おうとしますが、シュー・ヌオは「今は一人にしてあげよう」とそっと彼を止めます。友の深い悲しみを理解し、静かに寄り添う優しさが胸に沁みるシーンでした。
ジャオ・ジン、ついにシュー・ヌオの家族へ
一方、ジャオ・ジンとシュー・ヌオの関係は、ついに最終章へ。シュー・ヌオの母親から食事に招かれたジャオ・ジンは、妹のシャオ・チンも連れて、シュー・ヌオの実家を訪れます。これまでの経緯を考えると、見ているこちらも緊張する瞬間でしたが、シュー・ヌオの母親と祖母は、二人を心から温かく迎え入れました。
ジャオ・ジンのこれまでの苦労や、妹を想う優しい心に触れたシュー・ヌオの母親は、彼のことをすっかり気に入り、なんと「あなたのためにスーツを作ってあげる」と申し出るのです。家族の愛に恵まれなかったジャオ・ジンが、新しい家族の温かさに触れるこの場面は、本作屈指の名シーンと言えるでしょう。
食事の後、シュー・ヌオはジャオ・ジンの家族にも改めて挨拶し、「シャオ・チンを大切にし、ジャオ・ジンと幸せな家庭を築きます」と誓います。そして、新しい家族みんなで撮った一枚の家族写真は、彼らがすべての障壁を乗り越えた証となりました。
それぞれの未来へ
他のキャラクターたちも、それぞれの幸せを見つけます。
シュー・ヌオへの想いを断ち切れないでいたポン・ユーアンでしたが、彼女とジャオ・ジンの結婚が近いことを知り、ついに前を向く決心をします。お見合いの席で出会った女性と趣味が合い、意気投合。彼の新たな一歩に、心からエールを送りたくなりました。
そして、お騒がせカップルの徐陽(シュー・ヤン)とシー・ラン。ジャオ・ジンの家で友人たちと飲み明かした徐陽(シュー・ヤン)にシー・ランが激怒する一幕もありましたが、最後はロマンチックなキャンプで、徐陽がシー・ランにプロポーズ!二人の恋も、ついにゴールインを迎えました。
夜、シュー・ヌオとシャオ・チンは同じベッドで眠りにつきます。シュー・ヌオとジャオ・ジンの幸せを心から祝福しながらも、シャオバイを想い、静かに涙するシャオ・チン。そんな彼女を、シュー・ヌオは優しく慰めるのでした。悲しみを乗り越えるには時間が必要ですが、彼女のそばには、これからも最高の友人たちがいます。
『愛しているのに』最終回 第24話の感想
最終回は、登場人物たちがそれぞれの愛の形を見つけ、未来へと歩み出す、希望に満ちた結末でした。特に印象的だったのは、ジャオ・ジンがシュー・ヌオの家族に受け入れられるシーンです。彼のこれまでの孤独や苦労を知っているからこそ、シュー・ヌオの母親が彼にかける優しい言葉や、新しいスーツを仕立てようとする温かい心遣いに、涙腺が緩みました。愛する人の家族に認められることが、これほどまでに人の心を救うのかと、深く感じ入りました。シャオ・チンとシャオバイの物語は悲しい結末を迎えましたが、残された映像という形で二人の愛が永遠になったとも言え、その切なさが物語に深い余韻を残しています。ポン・ユーアンや徐陽たちも自分の幸せを掴み取り、全てのキャラクターが報われた、見事なフィナーレだったと思います。単なる恋愛ドラマではなく、家族の愛や友情の尊さを描いた、心温まる作品でした。