あらすじとネタバレ
距離を置こうとするイーファン
ウェン・イーファンは、サン・イエンとの同居生活に戸惑っていた。心の中に、分厚い壁を作ろうとする。彼に慣れすぎてはいけない。大切な人は、ある日突然いなくなる。父親を失った時のあの感覚が、今も彼女を縛り付ける。サン・イエンはずっとそばにいると言ってくれた。でも、その言葉を信じるのが怖い。彼がいなくなる未来を想像するだけで、胸が張り裂けそうになる。それなら、最初から慣れない方がいい。
サン・イエンが作ったお粥も、彼女は食べなかった。わざと距離を置く。彼からの優しさを受け取らないように、必死で自分にブレーキをかける。夜遅く帰っても、彼に連絡はしない。心配そうな顔のサン・イエンを無視して、自分の部屋に逃げ込んだ。
忍び寄る過去の影と、しつこい男
職場では、過去の宜荷日報の一件がまだ尾を引いていた。そのせいで、大きなインタビューの仕事から外されてしまう。オフィスでは上司たちが彼女の件で口論している。今までのイーファンなら、きっと黙って耐えていただろう。でも、彼女は逃げなかった。自分の口で、自分の潔白を主張した。これは大きな一歩だ。
そこに、母親まで現れる。これまでのことを償いたい、許してほしいと。彼女の周りで、過去が動き出している。
さらに厄介なのが、ルームメイト候補だったムー・チョンユンだ。彼はイーファンにしつこく言い寄る。誰が本当に君のためを思っているか、見極めろなんて言ってくる。大きなお世話だ。イーファンは悪い習慣は見分けがつくと、きっぱり彼を拒絶する。それでもめげない彼は、インタビューの後、イーファンの首に触れようとした。ありえない。イーファンは恐怖で彼の腕を振り払った。
ついに一線を越えた夜
その夜も、イーファンは夢遊病で部屋をさまよった。サン・イエンは、彼女が心に大きなストレスを抱えると夢遊病になることに気づいていた。彼は心配でたまらない。夢遊病のせいで、イーファンの腕にはガラスにぶつけたアザができていた。それを見つけたサン・イエンは、もう見ていられなかった。すぐに家中の角という角に、衝突防止のクッションテープを貼り始めた。言葉じゃない。行動で示す優しさだ。
そして、運命の夜が来る。夢遊状態のイーファンは、まっすぐサン・イエンの部屋に向かった。ドアを開け、彼のベッドにためらいなく潜り込む。そして、眠っている彼の隣に横になった。彼女の理性が作り上げた壁が、無意識の行動によって、ついに壊された瞬間だった。
感想
いや、もうサン・イエンが優しすぎだろ。イーファンの心の壁、すごくよく分かるんだよ。大切な人を失うのが怖いから、誰にも心を許せない。その気持ちは痛いほど伝わってくる。だから、わざとサン・イエンに冷たくするんだよな。
でも、サン・イエンはそんなのお構いなしだ。彼女が夢遊病でケガしたのを見て、黙って家中に衝突防止テープを貼るシーン。あそこはダメだ。声が出た。あんなの見せられたら、どんな壁も崩れるに決まってる。言葉で大丈夫?って言う100倍、彼の愛情が伝わってくる。
一方で、ムー・チョンユンのウザさが際立つ回でもあった。彼の行動は全部ズレてる。人の心に土足で踏み込んでくる感じが、見ていて本当に不快だった。でも、彼がいるからこそ、サン・イエンの静かで深い優しさが引き立つんだよな。
最後のベッドのシーンは、もう理屈じゃない。イーファンの心の奥底にある本音が、夢遊病っていう形で行動に出ちゃった。彼女の頭は彼を拒絶しようとしてるけど、心はとっくに彼を求めてる。その答えが、あのシーンに全部詰まってた。
つづく