第20話 ネタバレ:幸せの絶頂と迫りくる過去

正月休み、桑延(サン・イエン)はベッドでゲームをしていた。そこで偶然、溫以凡(ウェン・イーファン)がゲーム仲間を募集する投稿を見つける。彼はすぐさま弟子入りを申請した。でも、レベルが足りなくて弾かれる。ここから桑延(サン・イエン)の必死のレベル上げが始まった。寝る間も惜しんでゲームに没頭する姿は、ちょっと笑えるよな。

後日、二人は観覧車でデートする。溫以凡(ウェン・イーファン)が高所恐怖症じゃないの?と聞くと、桑延は怖いものなんてないと強がる。溫以凡は、彼がホラー映画にビビっていたのを思い出して笑いをこらえる。観覧車が頂上に近づいた時、桑延は溫以凡の隣に座り直した。何かをしようとした瞬間、仕事仲間からの電話で邪魔が入る。タイミング悪いよな、まったく。

観覧車を降りた後、桑延はある噂を耳にする。頂上でキスしたカップルは永遠に一緒にいられるというものだ。それを聞いた彼は、溫以凡を連れてもう一度観覧車へ乗り込んだ。今度は邪魔も入らず、二人は写真を撮り、念願のキスを交わす。

溫以凡は、桑延の愛に包まれて幸せでいっぱいだった。ベッドに横になり、二人の甘い時間を思い出しては、夢じゃないかと疑うほどだった。その時、スマホにメッセージが届く。それは、溫以凡を盗撮した写真だった。彼女が番号に電話をかけ返すと、相手は不気味な声で言った。本当に君なんだね、ウェン・イーファン。幸せの絶頂から一気に突き落とされた。

場面は変わって、鐘思喬(ジョン・スチャオ)は祖父の見舞いに行く。祖父はペットの犬が粗相をするので、家が臭いと怒っていた。鐘思喬(ジョン・スチャオ)は優しく祖父をなだめる。病気のことは、やはり祖母に伝えるべきだと助言した。祖父は祖母を深く愛していて、いつか忘れてしまわないように、彼女に関する出来事をすべて書き留めていた。

溫以凡は、正月休みでも出かける気になれずにいた。そこへ鐘思喬が手土産と一枚の絵を持って訪ねてくる。その後、溫以凡は家のドアに新年の飾りを貼り、桑延のために手料理を振る舞うことにした。帰宅した桑延は、ドアの飾りの下に桑の葉と霜の花の絵をそっと描き加えた。彼のこういうところが、たまらなく良いんだよ。

溫以凡の料理の腕はなかなかのものだった。桑延は美味しそうに食べる。食事中、溫以凡は桑延が設置してくれた常夜灯について話した。夢遊病の人間は光に反応しないから、実はあまり意味がないのだと。桑延は少し寂しそうに後で外すとつぶやく。溫以凡は、彼と付き合い始めてからストレスが減り、夢遊病の症状も軽くなったと涙ながらに感謝を伝えた。彼女はどんな私でも、あなたが受け止めてくれると言う。桑延は、涙で目を赤くした彼女を見つめ、何があっても、俺が受け止めると力強く約束した。

食後、二人が映画を観ようとすると、溫以凡の義妹から大量のメッセージが届く。内容は、溫以凡の父方の親戚が家に居座り、伯母が母親に金の無心を続けているという愚痴だった。溫以凡は何も言わなかった。でも、彼女の表情は一気に暗く、重くなった。

桑延は彼女の異変に気づく。彼は何も聞かず、ただ正月の予定を尋ねた。溫以凡は心をひらき、継父との関係が悪いこと、里子に出されていた過去を打ち明けた。桑延は彼女の辛い境遇に心を痛める。彼は溫以凡を強く抱きしめた。あいつらの言葉や、わけのわからない基準を俺に当てはめるな。俺の中では、お前が絶対的な一番だ。

第20話の感想:ただ甘いだけじゃない、これがリアルだ

今回のエピソードは、甘さと苦さが交互に押し寄せてきて、感情がぐちゃぐちゃになったよ。前半の観覧車デートは、本当に最高だった。レベルが足りなくて必死になる桑延も、噂を信じて再度観覧車に乗るピュアなところも、全部ひっくるめて愛おしい。頂上でのキスシーンは、このドラマの名場面の一つになるだろうな。

でも、その幸せな雰囲気は、一本の不気味な電話で一変する。盗撮写真なんて、一番やっちゃいけないやつだ。溫以凡がようやく手に入れた幸せを脅かす影の存在に、こっちまで腹が立ってくる。このドラマは、ただ甘いだけのラブストーリーじゃない。人間の心の闇や、過去のトラウマといった重いテーマもしっかり描いている。

特に心に残ったのは、溫以凡が夢遊病について語るシーンだ。桑延が彼女のために設置した常夜灯が意味ないと分かった時の、彼の少しがっかりした顔。それでも俺が受け止めると力強く宣言する姿に、彼の愛情の深さを感じた。彼はただ甘やかすだけじゃない。彼女のすべてを受け入れる覚悟がある。最後の俺の中では、お前が絶対的な一番だというセリフは、溫以凡だけでなく、画面の前の俺たちの心にも突き刺さったはずだ。

つづく