過去の辛い出来事から逃れるように、溫以凡(ウェン・イーファン)は香港へと渡った。彼女は名前を変え、ダンス教室の先生として働きながら、誰にも知られず静かに暮らしていた。

一方、彼女が姿を消した本当の理由を知った桑延(サン・イエン)は、いてもたってもいられず香港へ向かう。わずかな情報を頼りに、必死で彼女の行方を追いかける。

イーファンを心配する友人たち、鐘思喬(ジョン・スチャオ)と蘇浩安(スー・ハオアン)もまた、彼女を探すために香港を訪れる。

それぞれの想いが香港の街で交錯する中、イーファンは自らの過去と向き合い、未来へ進むための大きな決断を下す。すれ違い続けた二人の運命が、ついに動き出す重要なエピソード。

「あの日の君と」あらすじネタバレ26話

なあ、今回の26話、マジで話が大きく動いたぜ。ずっとすれ違ってたイーファンとサン・イエンの物語が、ついに交差する。見てるこっちも、思わずやっとか!って声が出ちまったよ。

香港での逃亡生活、ついに見つけた光

警察での聴取を終えたイーファンは、陳警官の家に世話になる。そこにいたのが、警官の娘の陳惜(チェン・シー)。この子がすごく良い子なんだ。落ち込んでるイーファンに、ここに来た子はみんな笑って帰るから大丈夫って言ってくれる。同い年ってこともあって、二人はすぐに打ち解けたみたいだ。イーファンは、誰も自分を知らない場所に行くことを決意する。新しい人生を始めるために、志望大学まで変えちまうんだ。

その頃、サン・イエンは向朗(シャン・ラン)から衝撃の事実を聞かされる。イーファンが香港にいるかもしれない。大学の志望を変えたのは、あの車(チャー)一家が原因かもしれない、と。向朗(シャン・ラン)が今まで嘘ついてたことを謝るんだけど、サン・イエンにそんなの気にしてる暇はない。その足で、すぐ香港行きの飛行機に飛び乗るんだ。行動力がすごいよな。

香港に着いたサン・イエンは、わずかな手がかりを頼りにイーファンを探し回る。大家さんの話から、イーファンが桑(サン)っていう名字を名乗って、かなり苦しい生活を送っていたことを知る。自分の名字を名乗ってたって知った時、サン・イエンはどんな気持ちだったんだろうな。でも、仕事のプロジェクトが彼を南蕪(ナンウー)に呼び戻す。後ろ髪を引かれる思いで、彼は一旦香港を離れるしかなかった。

一方のイーファンは、香港でダンス教室の先生として働き始めていた。でも、足に怪我を負ってるみたいで、動きがどこか不自然なんだ。本人はそれを認めようとしない。強がってるんだよな。

スーチャオとハオアンの恋も急展開?

イーファンを心配する気持ちは、鐘思喬(ジョン・スチャオ)と蘇浩安(スー・ハオアン)も同じだった。二人はイーファンを探すために、一緒に香港へ飛ぶ。ホテルで部屋を一つだけ取るんだけど、ここでの二人のやり取りが面白い。ハオアンは今まで、恋人と旅行したことがなかったらしい。価値観の違いで関係が壊れるのが怖かったんだと。でも、スーチャオと一緒だとすごく安心する、と正直に伝える。その言葉に、スーチャオの気持ちも動く。彼女から彼にキスをして、私たち、付き合おうって言うんだ。もう、見てるこっちが照れるぜ。いい雰囲気になったところで、コンドームがないことに気づく二人。結局、そのまま並んで朝日を見ることになる。まあ、これもいい思い出だよな。

ついに再会、そして決意の時

スーチャオとハオアンの執念が実る。ついに街でイーファンを見つけ出したんだ。スーチャオは、見つけた瞬間にイーファンに駆け寄って抱きしめる。このシーンはグッとくるよな。友達って最高だ。

三人は再会を祝して食事の約束をする。部屋に戻ったイーファンは、スーツケースの奥から古い携帯電話を取り出す。電源を入れると、溜まっていたメッセージが一気に届く。その中には、サン・イエンからのものと、悪夢の源である車興德(チャー・シンダー)からのものがあった。イーファンは震える手で、車興德にメッセージを送る。もう二度と逃げない。私は香港にいる。あなたに必ず罪を償わせる彼女が、ついに過去と戦う決意をした瞬間だ。

翌日の食事の席。スーチャオは気を利かせて、ハオアンを連れて席を外す。イーファンがサン・イエンに連絡できるように、二人きりの時間を作ってあげたんだ。一人になったイーファンは、電話をかける。その頃、サン・イエンは会社で辞表を書いていた。イーファンを探すために、仕事さえも捨てようとしていたんだ。鳴り響く電話。ディスプレイには、ずっと探し求めていた名前が表示される。電話に出た彼に、イーファンは一言だけ伝える。会いたい

感想

いやー、今回はマジで神回だった。ずっと胸が苦しかったイーファンの物語が、ようやく前に進んだからな。彼女がただサン・イエンに助けられるのを待つんじゃなくて、自分で過去のトラウマに立ち向かう決意をしたのが最高にクールだ。車興德に罪を償わせるってメッセージを送ったシーンは、鳥肌が立ったよ。彼女の強さを見た気がする。

サン・イエンの一途さもヤバい。イーファンのためなら仕事も投げ出す覚悟。香港にすぐ飛ぶ行動力。こういう男、マジでかっこいいよな。辞表を書いてるまさにその瞬間に、イーファンから会いたいって電話がかかってくる展開は、ドラマチックすぎてズルい。

あと、スーチャオとハオアンのカップルも良い味出してる。シリアスな本筋の中で、二人の不器用だけど真っ直ぐな恋愛が良い息抜きになってるんだ。友達のために香港まで来て、ちゃんとイーファンの背中を押してあげる。最高の友達だよ。

止まっていた時間が、全員の力でようやく動き出した。そんな重要なターニングポイントになる回だったな。

つづく