ネタバレ全開!あの地獄の日々
なあ、今回の話はマジでキツかったよな。イーファンがなんであんなに心を閉ざしてたのか、その理由が全部明かされた回だった。
まず、桑延(サン・イエン)が必死にイーファンを探してる。でも、どこにもいない。彼女が行きそうな場所は全部探したのに、影も形もないんだ。親友の鐘思喬(ジョン・スチャオ)から無事よって電話があったって聞かされて、少しだけ安心する。でも、桑延(サン・イエン)は分かってるんだよな。イーファンが、また一人で全部抱え込んで、どこかで耐えてるってことを。
そして、話はイーファンの過去に飛ぶ。彼女が家を出て、新しいボロい部屋に引っ越すシーンから始まる。その部屋が、昔、叔母の車艶琴(チャー・イエンチン)の家に預けられた時の物置部屋と重なるんだ。
そこへ、あの胸クソ悪い叔父、車興德(チャー・シンダー)がやってくる。こいつがもう、最初からヤバい。ねっとりした視線でイーファンを見て、食事中もチラチラ盗み見してくる。ある夜、イーファンが部屋で勉強してると、ノックもなしに入ってきて、隣に座って肩を触りやがった。イーファンが恐怖で固まってる時に、叔母が帰ってきて、そいつは部屋から出ていった。この時はマジでギリギリセーフだった。
イーファンの唯一の救いは、桑延(サン・イエン)との約束だった。一緒に南芜大学に行こうって。それが彼女の支えだったんだ。だから、桑延には受験が終わるまで会いに来なくていいって伝えた。彼を巻き込みたくなかったんだろうな。
でも、地獄は終わらない。雨が降り続くある日、叔父は家に誰もいないのを見計らって、イーファンに近づく。調味料を探してくれとか言って、彼女に無理やり触ろうとしたんだ。イーファンは必死で抵抗して逃げた。そこに叔母夫婦が帰ってくる。二人は何が起きたか一瞬で察したはずだ。でも、何も言わなかった。見て見ぬふりをしたんだよ。
イーファンは母親の趙媛冬(ジャオ・ユェンドン)に泣きながら電話して助けを求めた。でも、母親は大したことないでしょって感じで電話を切った。信じられるか?実の母親がだよ。
そして、運命の夜が来る。大学入試が終わった後の夜だ。車興德は、イーファンが寝ている部屋に忍び込んだ。彼女の隣に寝ようとした瞬間、イーファンは飛び起きた。手にはカッターナイフを握りしめてた。抵抗した時に、叔父の手に傷を負わせちまう。それで逆上した叔父は、部屋の出口を全部塞いで、彼女をベランダに追い詰めた。
もう逃げ場はない。絶望したイーファンは、ベランダの防犯窓を開けた。そして、ためらうことなく2階から飛び降りたんだ。その時、もみ合いになってた叔父も一緒に落ちた。
イーファンはついに警察に通報した。でも、叔母は警察で弟は酔って部屋を間違えただけ。あの子が大げさに騒いでるって嘘をついた。母親もそれを信じて、イーファンを責めた。叔父さんはいい人なのにってな。未成年だから聴取には保護者が必要なのに、母親はさっさと帰っちまう。足を引きずって警察署から出てくるイーファンを、警官が支えてくれてた。家族より他人の方がよっぽど優しいって皮肉だよな。
時間は現在に戻る。イーファンは一人、川べりでぼーっとしてる。桑延からの無数の着信にも出られない。そうして半年が過ぎた。
ある日、桑延は偶然、あの車興德を見つける。そいつは相変わらずで、店の女性客にセクハラしてた。桑延はそいつを店の外に引きずり出す。車興德は反省もせず、桑延を挑発して、ビール瓶で殴りかかった。
それで、桑延の何かがプツンと切れた。もう容赦なかった。相手が動かなくなるまで、殴り続けたんだ。
今回の感想、マジ語らせてくれ
いや、もう言葉が出ないよ。今回のエピソードは、今まで見てきたドラマの中でもトップクラスに胸が苦しくなった。イーファンがどれだけ地獄みたいな日々を送ってきたか。それを知って、ただただ愕然とした。一番の敵が、守ってくれるはずの家族だったなんて、あんまりだよな。叔父の車興德のクズっぷりは言うまでもない。でも、それ以上に腹が立ったのは、叔母と母親の態度だ。見て見ぬふりをする叔母、娘より弟を信じる母親。こいつらはマジで許せない。
イーファンがカッターナイフを握りしめて、2階から飛び降りたシーン。あれは彼女の弱さじゃなくて、強さの証だと思う。自分の尊厳を守るために、文字通り命を懸けたんだ。警察で一人、足を引きずって歩く後ろ姿は、見てて本当に辛かった。
そして、最後の桑延だよ。彼の怒りは、俺たち視聴者の怒りそのものだった。車興德を半殺しにしたシーンは、正直やりすぎだろって思う部分もある。でも、心のどこかでよくやった!って叫んでる自分もいた。6年間、何も知らずに彼女を待ち続けて、やっと再会できたと思ったら、彼女がこんな目に遭ってたなんて知ったら、そりゃキレるよな。彼の行動は、イーファンへの深すぎる愛情の裏返しなんだ。あれは暴力じゃなくて、愛する人を守るための叫びだったんだよ。
つづく