ついに最終回。二人の長い物語が、最高の形で結ばれる回だったよ。

あらすじとネタバレ

懐かしの母校で、あの頃に戻る二人

物語は、ウェン・イーファンとサン・イエンの母校、南芜一中の創立100周年記念から始まる。親友カップルのスー・ハオアンとジョン・スチャオが仲良く写真を撮りまくってる。それを見て、ウェン・イーファンがふと呟くんだ。もし卒業式で会えてたら、私たちもこうやって写真を撮ってたかなって。

その一言を聞いたサン・イエンの行動がすごい。いきなり階段の上に駆け上がって、高校時代みたいに大声でウェン・イーファンの名前を叫ぶんだよ。ウェン・イーファンもそれに応えて、まるで初対面みたいに振る舞う。この時点で、もうエモい。

二人は昔の教室へ向かう。自分たちが座っていた隅っこの席に座って、過去を思い出すんだ。高校に入学したばかりの頃、ウェン・イーファンは自己紹介で自分のあだ名が霜降(シュアンジアン)だって言った。サン・イエンは彼女の気を引きたくて、わざと変なちょっかいを出した。そして、それは見事に成功した。

回想は続く。ダンスの練習中に他の子からいじめられていたウェン・イーファンを、サン・イエンが助けたこと。先生にカップルだと誤解されて、二人で怒られたこと。周りの目を気にして、ウェン・イーファンがサン・イエンと距離を置こうとしたこと。でも、サン・イエンは構わず彼女に近づき続けた。そうやって、二人の心に恋が芽生え始めた。

だけど、親にバレてウェン・イーファンは転校させられてしまう。遠距離になってもサン・イエンは彼女を支え続けたけど、結局、大学入試の後に別れてしまった。

サン・イエンのサプライズプロポーズ

ふと、下校のチャイムが鳴り響く。ウェン・イーファンは机でうたた寝をしていたみたいだ。夢から覚めると、目の前には制服姿のサン・イエンがいた。彼はウェン・イーファンのために、黒板にメッセージを書いていたんだ。彼女が黒板に見入っていると、スー・ハオアンとジョン・スチャオも制服姿で教室に入ってくる。

突然、教室のスクリーンに映像が流れる。そこに映ったのは、高校時代の担任だったジャン先生。先生は、二人がよく遅刻してきた日のことを懐かしそうに語り、ここまで一緒に歩んできたことを心から喜んでくれた。続いて、サン・イエンの母親や友人たちからの祝福メッセージが流れる。これにはウェン・イーファンも涙をこらえきれない。

感動的な雰囲気の中、サン・イエンが机の引き出しから小さな黄色い花の束を取り出す。そして、彼はウェン・イーファンに告げるんだ。どんな時も、俺が必ず君を受け止めると。ウェン・イーファンは、幸せそうにいいよと答える。

サン・イエンは、準備していたオルゴールを取り出す。緊張のせいか、中の人形がうまく踊らない。ちょっと気まずそうな顔をするけど、彼は勇気を振り絞って続ける。俺と一緒にいてくれたら、君の願いは全部叶える。だから…結婚してくれないか?

ウェン・イーファンは、静かにうんと頷く。サン・イエンは急いで指輪を取り出し、彼女の指にはめる。幸せそうにサン・イエンの涙を拭うウェン・イーファン。二人はキスを交わし、友人たちはそっと教室を後にした。

二人の愛の原点

後になって、ウェン・イーファンは指輪のデザインがリボンだったことを知る。それはお互いが、相手にとって最高のプレゼントという意味が込められていた。

黒板には、サン・イエンからの心のこもった詩が書かれていた。不器用だけど、彼の深い愛情が伝わってくる言葉だった。

そして、物語は二人の本当の始まりの瞬間を映し出す。あの日、サン・イエンが投げたバスケットボールが、偶然ウェン・イーファンの読んでいた本の上に落ちた。彼女が読んでいたのは『オレンジは唯一の果物じゃない』という本。その中には、彼女がずっと心に秘めていた一文があった。

誰かに激しく、死ぬまで愛されたい。愛と死が同じくらい強いと理解して、永遠に私のそばにいてくれる人に

サン・イエンは、まさにその願いを叶えるために、彼女の前に現れた男だったんだ。

感想

いや、もう最高だった。これ以上ないくらい完璧な最終回だよ。高校時代からのすれ違いとか、切ない思い出とか、全部がこのプロポーズで報われた感じがする。サン・イエンの、どこまでも一途で、ちょっと不器用な愛情表現が本当に胸を打つんだ。プロポーズの時にオルゴールがうまく動かないっていうアクシデントも、彼の緊張が伝わってきて、逆にすごくリアルで良かった。

ウェン・イーファンがずっと心の奥で願っていた激しく、死ぬまで続く愛を、サン・イエンが最高の形で証明して見せた。ただのハッピーエンドじゃなくて、二人が歩んできた長い道のりのすべてが詰まった、深みのある結末だった。母校の教室っていう舞台設定も完璧。見終わった後、しばらく余韻に浸っちゃったよ。本当に素晴らしいドラマだった。

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