チョンホワンとジーミンの交際は、ついに母ワンユーにも認められる。二人の関係は家族公認となり、新たな段階へ進む。一方、上海に滞在するジーミンの父レンフーは、相変わらず金銭を要求するなど問題を起こし続ける。チョンホワンは、そんな彼とジーミンの関係を修復しようと懸命に努力する。その裏では、興安里ホテルを狙うジャン副総経理がレンフーを利用した陰謀を企てていた。家族の絆が深まる中で、新たな危機が静かに迫る。

「承歓記(しょうかんき)~人生最高の出会い~」あらすじネタバレ32話

ついにお母さんも陥落か?

いやー、今回も色々あったな。まず、チョンホワンのお母さん、ワンユーが面白い。夫のライティエンが、娘とジーミンの交際を先に知ってたことにご立腹だ。なんで私だけ知らなかったのよ!って感じ。気持ちは分かるよな。

そこにチョンホワンが謝りに来る。関係が安定してから言いたかったのって素直に話すんだ。これでワンユーの怒りも少しおさまったみたいだ。最終的にはあなたの選んだ人なら信じるってさ。なんだかんだ娘の幸せが一番なんだよな、母親って。

その夜、ジーミンがこっそり梯子を使ってチョンホワンの部屋に忍び込む。青春かよってツッコミたくなる。そこにワンユーがオレンジを持って登場。タイミング良すぎだろ。チョンホワンは慌ててジーミンをカーテンの後ろに隠す。でも、お母さんは全部お見通し。これからは堂々と来なさいと言ってくれるんだ。でもオレンジ食べたらさっさと自分の部屋に帰りなって釘を刺すのも忘れない。このツンデレ感がたまらないよな。

どうしようもない父親、ヤオ・レンフー

ジーミンの父親、レンフーが相変わらずの問題児だ。ワンユーに息子の邪魔するなって釘を刺されても全然こりてない。チョンホワンに近づいて、結婚式用の服を買ってくれとねだる。チョンホワンは優しいから、それを承諾しちまうんだよな。

レンフーはその優しさにつけ込んで、ホテルの部屋を勝手にアップグレード。でも、最新のスマートスイートの使い方が分からない。部屋中をめちゃくちゃにして、助けに来たチョンホワンに逆ギレだ。精神的損害を賠償しろ!とか言い出す始末。本当にどうしようもない。チョンホワンはそんな彼をなだめて、ジーミンと連絡が取れるようにスマホまで渡すんだ。聖人かよ。

父と子の距離は縮まるか

チョンホワンは、ジーミンとレンフーの関係を修復しようと頑張る。二人のために食事会を開くんだ。レンフーは偽物の高級酒を持ってきて、またセコいことをする。ジーミンは一瞬でそれを見抜く。さすがだよ。彼は偽物を下げさせて、自分が持っていた本物の酒を出すんだ。息子のそんな姿を見て、レンフーの心も少しは動いたらしい。罪悪感からか、悔し涙を流していた。

結局レンフーは酔いつぶれてしまう。ジーミンはそんな父親をホテルの荷物カートに乗せて部屋まで運ぶんだ。その光景をチョンホワンが写真に撮る。なんだか切ないけど、いいシーンだった。チョンホワンに励まされて、ジーミンも父親を許す努力をしてみると約束する。この親子、少しはまともになれるのかね。

裏でうごめく陰謀と、家族の温かさ

話はここで終わらない。ホテルのジャン副総経理が、レンフーに接触してきた。ホテルの重要なイベントの受付証を盗むようにそそのかすんだ。レンフーはまんまとそれを盗んでしまう。

でも、その直後にチョンホワンに会うんだ。彼女はレンフーを本当の家族みたいに扱って、家に招待する。その温かさに触れて、レンフーは悪事に加担したことを後悔し始める。彼の心も、まだ完全には腐ってなかったみたいだな。

最後は、ジーミンがチョンホワンの家族と市場へ買い物に行くシーン。すっかり家族に溶け込んでる。ワンユーはジーミンに、レンフーも食事に誘いなさいと声をかける。本当にいい家族だよな。ただ、ワンユーが咳き込む場面が少し気になった。ジーミンが健康診断を勧めていたけど、何かの伏線じゃないといいんだが。

今回の感想

今回はジーミンのクズ親父、レンフー劇場だったな。彼の行動には呆れるばかりだけど、チョンホワンやマイ家の温かさに触れて、心が揺れ動く様子がしっかり描かれていた。チョンホワンの優しさが、周りの人間を少しずつ変えていくのがこのドラマのいいところだ。ジーミンも父親と向き合う決心をしたし、この親子の関係がどうなるのか、一つの見どころになりそう。その一方で、ジャン副総経理の陰謀や、お母さんの体調不良っていう不穏な要素も出てきた。家族のほっこりした話と、仕事のドロドロした策略が同時に進んでいて、目が離せない展開だったよ。

つづく