あらすじ(ネタバレあり)

婚前契約書って、正気かよ

まず、恋人のジアリャンな。こいつがチョンホワンを連れて行った先が、親が用意したっていう新居。まあ、豪華なマンションだよ。でも、チョンホワンはそんなの望んでない。自分たちの力で家を買いたいって、ちゃんと思ってる。

そしたら案の定、この話には裏があった。ジアリャンの親父、シン社長がホテルの入札会で便宜を図ってもらうためのエサだったんだ。ジアリャン本人もそれを認めて、チョンホワンに上司のジーミンによろしく言っといてとか頼む始末。もうこの時点でガッカリだよな。

話はこれで終わらない。追い打ちをかけるように、チョンホワンの弟チョンザオから連絡が入る。ジアリャンの家族が婚前契約書を用意してるって。ジアリャン自身は知らなかったみたいだけど、そんなの言い訳になるか。チョンホワンは完全にブチ切れて、ジアリャンに別れを告げる。当然だろ。

地獄の入札会

落ち込むチョンホワンを弟が慰める一方、辛家は大揉め。シン社長は自分の計画が台無しになって、家族に当たり散らしてる。本当に自分勝手な親父だよ。

そして運命の入札会当日。チョンホワンは上司ジーミンの秘書として、その場にいる。プレゼンが進んで、結果発表の時が来た。選ばれたのは、辛家の会社じゃなかった。シン社長は当然、納得いかない。

その瞬間、ジーミンが動いた。なんと、辛家の会社がチョンホワンにリベートを渡したっていう伝票を審査員に提出したんだ。チョンホワンが不正に関わったかのような、最悪の状況。シン社長はここぞとばかりに、チョンホワンとジアリャンが恋人同士だと暴露。この女が関係を利用して金を要求したんだって、公衆の面前でチョンホワンを罵倒する。

もうめちゃくちゃだよ。そこへ、別の同僚がチョンホワンがライバル会社に入札情報を漏らしたっていう証拠メールまで出してきて、完全に四面楚歌。チョンホワンは、たった一人で奈落の底に突き落とされた。

あんたもだったのか、ジーミン

あまりの仕打ちに、チョンホワンはジーミンに食ってかかる。あのリベート伝票はなんですかって。するとジーミンは、あっさり認めるんだ。前から知ってたって。それどころか、チョンホワンが情報を漏らしたと本気で信じてる。

ここでチョンホワンは、すべてを理解する。ジーミンは、最初から自分を利用してたんだ。辛家を潰して、邪魔な上司を追い出すための駒として。チョンホワンに優しくしたのも、一緒に祖母に会いに行ったのも、全部が計画のうち。彼女の信頼と好意は、ジーミンの策略のための道具でしかなかった。チョンホワンの心が、完全に壊れた瞬間だった。

感想

いやー、今回の話は本当に胸が苦しくなったな。チョンホワンが可哀想すぎる。恋人のジアリャンは結局、親の言いなりのお坊ちゃんで、彼女を守る力がない。その家族は金と面子のことしか頭にない。一番キツいのは、少しずつ心を開き始めていた上司のジーミンだよ。彼のクールな態度の裏にある優しさを信じかけてたのに、それ全部が計算だったなんて。悪魔かよ。

でも、これがこのドラマの真骨頂なんだと思う。どん底まで落ちたヒロインが、どうやって自分の足で立ち上がって、自分だけの人生を掴み取るのか。そのための試練なんだろうな。チョンホワンの強さがここから試される。正直、見てるこっちは胃が痛いけど、彼女がすべてを見返す瞬間を絶対に見届けたい。そう思わせる回だったよ。

つづく