ネタバレ | 10年前にタイムリープ!運命を変える戦いが始まる

物語はかなりハードな場面から始まる。主人公の姜似(ジャン・スー)が戦場で剣を振るってる。敵を斬り倒して、すごい気迫だ。

悪夢の始まりと、まさかのリスタート

姜似(ジャン・スー)が敵を倒したと思った瞬間、後ろから矢が飛んでくる。彼女の体を貫いた。振り返ると、そこにいたのは味方のはずの将軍、余七(ユー・チー)。彼が矢を放ったんだ。姜似(ジャン・スー)は信じられないまま川に落ちていく。もしやり直せるならと強く願って、意識を失った。

次に目を覚ますと、そこは自分のベッドの上。外は平和そのもの。戦なんてどこにもない。混乱していると、部屋に一人の男が入ってきた。余七だ。姜似は飛び起きて、彼を殴りつけた。なんで私を殺したの!って叫ぶ。当然の反応だよな。

ただ、話がちょっと違うみたいだ。余七の部下が言うには、川に落ちた姜似を助けたのが余七らしい。姜似が年号を尋ねると、自分が死ぬ10年前に戻っていることに気づく。つまり、タイムリープしたってこと。前の人生で川に落ちたのは、婚約者に突き落とされたからだった。今回は、その婚約者ではなく余七に助けられた。何かがもう違う。

帰ってきた家は、自分の葬式準備中?

家族がまだ生きている。姜似は急いで家に帰る。ところが、家では自分の葬式の準備が着々と進められていた。冗談キツいよな。これをやらせていたのは、叔母の肖氏(しょうし)。前の人生で姜似をいじめ抜いた張本人だ。

案の定、肖氏(しょうし)は姜似の悪口を言っている。そこに本人が登場。肖氏(しょうし)は驚きながらも、相変わらず嫌味を言ってくる。でも、今の姜似はもう前の彼女じゃない。我慢の限界を超えて、肖氏に強烈な平手打ちをお見舞いした。見ていてスッキリしたよ。

家族との再会と、最初の決意

侍女の阿蛮(アーマン)が、帰ってきた姜似を見て大喜びする。そして、父と兄の元へ。父の姜安誠(ジャン・アンチョン)と兄の姜湛(ジャン・ジャン)は、姜似が死んだと思い込み、湖のほとりで必死に彼女を探していた。三人が再会する場面は、本当に泣ける。

家族と再会した姜似は、すぐに未来を変えるために動き出す。まず決めたのは、あのクズ婚約者、季崇易(ジー・チョンイー)との婚約破棄。前の人生で自分を川に突き落とした男だ。当然の決断だ。肖氏はこの縁談に大反対。自分の娘を代わりに嫁がせれば、なんて姜似が提案しても聞く耳を持たない。かなり手強そうだ。

兄の無謀な挑戦と、再び現れた余七

兄の姜湛(ジャン・ジャン)は、家族をこの家から連れ出すため、武芸試験に出場すると言い出す。合格すれば役人になれるからだ。ただ、彼の腕前は正直言って心もとない。案の定、最初の数戦は相手を買収して勝ち進む。

そんなことをしていれば、いつかボロが出る。本当に強い相手と当たって、一気に窮地に立たされた。殺されそうになった兄を、姜似が身を挺してかばう。その瞬間、颯爽と現れて二人を救ったのが、またしても余七だった。

彼は事件の捜査で会場に来ていたらしい。彼は姜似を助ける一方で、彼女の体にある紋様を見て、敵国のスパイではないかと疑っている。姜似にしてみれば、自分を殺した男がなぜか自分を助けてくれる。状況が複雑すぎて、頭が追いつかない。第1話から、もう目が離せない展開だ。

感想 | 怒涛の初回!これはハマる予感しかない

いや、マジで第1話から情報量がすごかった。戦場で死んだと思ったら10年前にタイムリープ。しかも、自分を殺した男が今度は命の恩人ってどういうことだよ。設定だけで飯3杯はいける。

主人公の姜似がいい。前の人生ではやられっぱなしだったんだろうなって感じがするけど、2周目の人生は最初から強気だ。自分をいじめてた叔母にいきなり平手打ちをかますシーンは、こっちまでスカッとした。これからの彼女の反撃が楽しみで仕方ない。

一番の謎は、やっぱり余七。彼の行動原理がまったく読めない。未来では姜似を殺すのに、過去では彼女を助ける。でもスパイだと疑ってる。彼の視点から見ると、姜似は敵国の紋様を持つ謎の女。この二人のすれ違いと、これからどう関係が変化していくのか。そこがこのドラマのキモになりそうだ。伏線もたっぷり張られていて、脚本のうまさを感じる。これは間違いなく当たりだ。

つづく