クズな婚約者との縁談を破棄するため、姜似(ジャン・スー)の本格的な反撃が始まる。彼女は知恵を使い、邪魔をする継母や異母姉妹を出し抜いて、婚約破棄に必要な結納品を取り戻そうと画策する。しかし、婚約相手の母親や、絶対的な権力を持つ祖母まで現れ、事態はますます困難に。そんな中、謎の男・余七(ユー・チー)が再び彼女の前に現れる。彼は敵なのか、それとも味方なのか。追い詰められた姜似が、法廷で放つ最後の一手とは。手に汗握る知恵比べと逆転劇が繰り広げられる。
「似錦 ~華めく運命~」あらすじネタバレ2話
第2話:知恵と覚悟、反撃の狼煙
結納品奪還作戦、開始!
まず、娘の婚約をなんとか破棄させたい親父の姜安誠(ジャン・アンチョン)。彼は継母の肖氏(しょうし)に結納金を返すよう頼むんだ。でも、この継母が曲者でさ。もう使っちゃったわよなんて嘘をつく。
親父もさすがに自分の妻だ。嘘だって見抜いてる。でも強く出られないんだよね。情けないって自分を責めるけど、姜似(ジャン・スー)はそんな父親を責めない。いい子だよ、本当に。
ここで姜似(ジャン・スー)が動く。親父から亡くなった実母の豪華な嫁入り道具を受け取るんだ。それをわざと見せびらかすように身につけて、虚栄心の塊みたいな異母姉妹の姜佩(ジャン・ペイ)を挑発する。案の定、姜佩(ジャン・ペイ)は嫉妬に狂って、姜似の結納品が隠してある場所に走っていく。それを確認した姜似は、すぐさま人を呼んで結納品を運び出させる。頭いいよな!
もちろん継母の肖氏(しょうし)が飛んできて大騒ぎする。でも、今回は親父が娘の盾になった。姜安誠(ジャン・アンチョン)がこれは娘のものだ!ってビシッと言ってくれて、無事に結納品を取り戻すんだ。ちょっと見直したぜ、親父。
最悪の隣人と、最悪の取引
場面は変わって、あの余七(ユー・チー)。彼、都城司の役人として正式にキャリアをスタートさせた。仕事ができる男のオーラがすごい。
で、ここからがまたすごい展開。余七(ユー・チー)は姜似を監視するために、なんと彼女の家の隣の屋敷を買おうとするんだ。ストーカーかよ!ってツッコミたくなる。
当時のルールで、家を買うには隣人に挨拶しなきゃいけないらしい。それで余七は姜似の家を訪ねてくる。姜似からしたら悪夢の再来だよね。これ以上関わりたくないから、その家、私が買いますのでってキッパリ断る。
でも、余七が連れてた軍用犬を見て、姜似の表情が変わるんだ。前世で彼と一緒にいた記憶がフラッシュバックする。この二人の過去には、俺たちがまだ知らない何かがあるんだよな。
そんな気まずい空気の中、最悪のタイミングで客が来る。婚約相手の季崇易(ジー・チョンイー)と、その母親の衛氏(えいし)だ。
婚約破棄をめぐる全面対決
この姑になるはずだった衛氏(えいし)がまた食えない女でね。あなたを実の娘のように可愛がるわなんて口先だけのことを言う。でも姜似は騙されない。前世でこの女にどれだけいじめられたか、全部覚えてるから。
婚約は破棄します。姜似の態度はブレない。
衛氏は逆ギレしてじゃあ裁判よ!と脅してくる。でも姜似はまったく動じない。裁判になれば、自分の息子が橋の上で別の女とイチャついてたっていう恥が世間にバレるだけ。どっちが困るか分かってるのか?って話だ。
ただ、姜似にも弱点があった。季崇易(ジー・チョンイー)を追い詰めるには、決定的な目撃者が必要なんだ。そこに、あの余七が割って入る。目撃者、俺が用意してやるよ。その代わり、隣の家は俺が買う。うわー、悪魔の取引! 姜似は他に選択肢がなくて、しぶしぶこの条件を飲むしかなかった。
友の覚悟と祖母の登場
雨の降る夜、姜似はある場所へ向かう。季崇易の密会相手が、どうも昔の知り合いに似ている気がしたからだ。訪ねた先は巧香閣。そこにいたのは、やっぱり友人の巧娘(チャオニャン)だった。
巧娘(チャオニャン)はあっさり密会の事実を認める。彼女は言うんだ。季崇易は借金返済のために権力が欲しい。私も子供のために安定した暮らしが欲しい。お互いの利害が一致しただけ。彼女はもう世の中の汚い部分を全部見てきたんだ。だから、どうせ飛び込むなら、少しでもマシな火の海を選ぶ。そう覚悟を決めていた。友達を止めたい姜似の気持ちと、巧娘の現実的な選択。ここは見ていて胸が苦しくなったな。
そんな中、姜家にラスボスが帰還する。姜似の祖母、姜老夫人だ。継母の肖氏がここぞとばかりに告げ口して、老夫人は大激怒。姜似が婚約を破棄しようとしてるなんて、とんでもない!って話だ。
老夫人は姜似の部屋に乗り込んできて、罰としてひざまずくよう命じる。でも、ここでの姜似の対応がまた見事だった。意外にもすごく素直に従って、おばあ様がおっしゃるなら、結婚しますとまで言うんだ。侍女はびっくりするけど、これは姜似の作戦。下手に抵抗して祖母に監視されるより、一旦従うフリをして裏で動いた方がいい。そう判断したんだ。本当に賢い。
法廷対決、最後の切り札
そしてついに裁判の日。余七が用意した商人たちが証人として呼ばれる。彼らは事件当日、現場の対岸にいたから、すべてを見ているはずだった。これで勝てる!姜似も希望を持った。
でも、世の中そんなに甘くない。証人たちは全員、季崇易に買収されたり脅されたりしていて、暗くてよく見えませんでしたと口を揃える。一気に形勢逆転。季崇易は勝ち誇った顔だ。
万事休すか。そう誰もが思った、その瞬間。
姜似がもう一人、証人がいますと宣言する。そして法廷に現れたのは、あの巧娘だった。季崇易の顔が凍りつく。最高の引きだったね!
第2話の感想:姜似の強かさに惚れる
いやもう、姜似の頭の回転の速さと行動力には脱帽だよ。ただ運命に流されるヒロインじゃない。自分で考えて、罠を仕掛けて、敵を追い詰めていく。前世の知識があるとはいえ、それをここまで使いこなすのは並大抵のことじゃない。彼女の強かさに、完全に惚れた。
余七との関係も面白い。お互いを利用し合ってるようで、どこか惹かれ合ってる感じがたまらない。彼が隣に引っ越してきて、これからどうなるのか。この二人の駆け引きから目が離せないよ。
あと、巧娘のエピソードがすごく深かった。ただの悪女とかじゃなくて、自分の子供のために必死で生き抜こうとする一人の女性なんだよね。彼女の覚悟にはグッときた。こういう人間ドラマがしっかり描かれているから、この作品は面白い。テンポもいいし、次から次へと問題が起こるから、本当に飽きさせない作りになってる。
つづく