姜似(ジャン・スー)は、自分を陥れた季崇易(ジー・チョンイー)への反撃を開始する。彼女の巧みな計画により、法廷で季崇易は追い詰められていく。そしてついに、姜似(ジャン・スー)が待ち望んでいた国公府との婚約破棄が現実のものとなり、彼女はひとまず安堵する。

しかし、平穏な日々は続かない。姜似の家に謎の男・余七(ユー・チー)が訪れる。彼は姜似の過去を探っているようで、二人の間には緊張が走る。さらに、姉の姜倩(ジャン・チェン)との複雑な再会や、街で遭遇したある事件をきっかけに、姜似は新たな問題の渦中へと足を踏み入れていくことになる。

「似錦 ~華めく運命~」あらすじネタバレ3話

まずはスッキリ、婚約破棄!

前回、姜似(ジャン・スー)を川に突き落としたクズ男、季崇易(ジー・チョンイー)。あいつをどうにかするため、姜似(ジャン・スー)が一計を案じたんだ。

まず、季崇易の子を身ごもった巧娘(チャオニャン)を法廷に立たせた。巧娘はそこで全部ぶちまける。季崇易が姜似(ジャン・スー)さまを川に突き落としました!ってな。証拠はバッチリ。季崇易もさすがに認めざるを得ない。でも、法廷なのに態度はふてぶてしいまま。マジで腹立つよな、ああいうヤツ。

その夜、季崇易は母親の衛氏(えいし)と巧娘のところに乗り込んできた。逆ギレってやつだ。でも、こっちには姜似がいる。姜似は巧娘のお腹の子を盾にした。この子ごと巧娘を正式な嫁として迎えなさいって。衛氏はどこの馬の骨とも分からん子だとか言い出す始末。だけど姜似は一枚上手だった。季崇易の出世に響くぞって脅しをかけたんだ。自分の将来が一番大事な季崇易は、あっさり母親を説得。巧娘を娶ることを約束させた。姜似、マジで策士だよな。

そしてついに、親父さんが国公府からの婚約破棄の書状を持って帰ってきた。これを見た時の姜似の嬉しそうな顔。見てるこっちもホッとしたぜ。やっとあの火の海から抜け出せたんだからな。

忍び寄る影、余七の正体は?

婚約破棄で一件落着、とはいかないのがこのドラマだ。

姜似の侍女が、彼女の背中に奇妙な模様があるのを見つける。姜似が鏡で確認すると、それはなんと聖女のトーテム。彼女は過去に南烏(ナンウ)で暮らしていたらしい。このトーテムはその時の名残かもしれない。

そんな中、あの謎の男、余七(ユー・チー)と一緒に姜似の家にやってきた。完全に探りを入れる気マンマンだ。案の定、その夜、余七は姜似の部屋に忍び込む。そして彼女が描いた一枚の山水画を盗んでいった。その絵は南烏にある神見山を描いたものだった。余七は、姜似がただ者ではないと確信したみたいだ。

もちろん、姜似もバカじゃない。翌朝、絵がなくなったことに気づいて、すぐに余七の仕業だと見抜いた。余七が自分に近づくのは、自分が聖女かどうかを確かめるためだと。この二人の静かな探り合い、これから面白くなりそうだ。

姉・姜倩の裏切りと苦悩

話は変わって、今度は家族の問題だ。

姜似は祖母に呼ばれて屋敷の正庁へ行く。そこには姉の姜倩(ジャン・チェン)がいた。前世で姜倩に裏切られた記憶が蘇る。姜似は彼女に冷たい態度をとってしまう。なんで妹を裏切ったりできるんだよ、って思うよな。

でも、姜倩にも事情があったんだ。帰り道、二人きりになったとき、姜倩の様子がおかしい。実は彼女、夫からひどい暴力を受けていた。そのクズ夫が姜似の美しさに目をつけ、姜倩に妹を俺のところに連れてこいと脅していたんだ。姜倩は苦しんでいた。この姉妹の関係、めちゃくちゃ複雑で見ていて辛い。

新たな事件の幕開け

そんなドロドロした話のあと、今度は長姉の姜依(ジャン・イー)から手紙が届く。婚約破棄した姜似を心配する優しい内容だ。姜似は、前世でこの優しい姉も婚約破棄されて、家で冷遇されて死んだことを思い出す。今世では絶対に姉の運命も変えてみせる。姜似の決意は固い。

雨の日、姜似は街で娘を探して半狂乱になっている女性、秀娘子(シウニャンズ)を見かける。話を聞くと、娘が長興侯府の近くでいなくなったらしい。長興侯府ってのは、あのDV夫がいる姜倩の嫁ぎ先だ。

姜似はピンとくる。行方不明の娘は自分と背格好が似ているのかもしれない。そして、自分を狙う姜倩の夫が関わっているに違いない、と。彼女は、その子を助け出すことを決意する。

感想

いやー、3話も濃かったな。まず、クズ男との婚約破棄が成立して本当にスカッとした。姜似の頭のキレと行動力には毎回感心させられる。ただの悲劇のヒロインで終わらないところが最高だ。

でも、一息つく間もなく次から次へと問題が起きる。余七の正体探しっていうサスペンス要素、姉・姜倩の家庭内暴力っていうヘビーな問題、そして新たな少女失踪事件。話がどんどん広がっていく。特に姜倩のパートはキツかったな。夫に殴られて、妹を差し出せって脅されるなんて地獄だろ。でも、こういう人間の暗い部分を描くからこそ、物語に深みが出るんだよな。

姜似が自分の復讐だけじゃなく、巧娘や姉たち、さらには見ず知らずの少女まで救おうとするところがいい。彼女はもう、ただの復縁者じゃない。周りの人々を救うヒーローみたいに見えてきた。背中のトーテムの謎も出てきて、ファンタジー要素も絡んでくるのか?って感じでワクワクする。テンポが良くて、マジで次が待ちきれない回だった。

つづく