命の恩人であるシェン・ジーホンを助けるため、米嵐(ミー・ラン)は彼に教えられた医師・司徒威漣(スートゥー・ウェイリエン)を訪ねる。最初は半信半疑だったが、司徒は約束通りジーホンの命を救った。一方、夜中に家を抜け出したことで母親から酷い暴力を受ける米嵐。そんな彼女の元へ、回復したジーホンが訪れる。彼は自らの無事を伝え、これからは自分が守ると約束する。ジーホンの復活は敵である厲英良(リー・インリアン)を驚愕させるが、ジーホンの身体にはある深刻な変化が起きていた。
「氷雪の接吻(くちづけ)」あらすじネタバレ2話
いやー、第2話もすごかったね。ミー・ランの健気さと、ジーホンの謎が深まってきて、もう目が離せないよ。早速、何が起こったか話していくね。
約束の医者、司徒威漣(スートゥー・ウェイリエン)
ミー・ランは一瞬だけ、本当に一瞬だけ世界を見た。でも、すぐに視界はまた真っ暗闇に戻った。この不思議な体験は、とりあえず誰にも言わず自分の胸にしまっておく。
翌朝、ミー・ランはジーホンに言われた病院へ向かう。医者の司徒威漣(スートゥー・ウェイリエン)を探しにね。看護師に聞いたら、スートゥーは今忙しいらしい。だから彼のオフィスで待つことにした。
しばらくして現れたスートゥーは、なんだか食えない男って感じ。ミー・ランの話を適当に聞いてる。でも、ジーホンの名前を出した途端、彼の顔つきが変わった。すぐにドアを閉めて、真剣な表情になる。ミー・ランは彼に、ジーホンが重傷だからすぐに助けてほしいと訴える。放っておいたら死んでしまうかもしれないって。
スートゥーは自信満々に答える。彼は死なない。今夜、必ず助けに行くと。ミー・ランは半信半疑だ。だから、彼のそばに近寄って、その匂いを覚えた。もし約束を破ったら、あなたを探し出すからって脅しまでかける。目が見えなくても、この子の芯の強さは本物だ。
母からの虐待と、救いの手
その夜、ミー・ランがこっそり家を抜け出したことが母親にバレてしまう。母親はミー・ランの髪を掴んで、めちゃくちゃに殴りつけた。夫への憎しみを、全部この娘にぶつけているんだ。ひどい話だよ。
でも、ミー・ランはもう慣れっこだった。殴られながらも、表情一つ変えない。心の中では、ただジーホンの無事を祈っていた。
その頃、スートゥーは約束通りジーホンを自分の家に運び込んでいた。彼の体から弾丸を一つずつ取り出していく。手術は成功した。ジーホンは無事に目を覚ましたんだ。ミー・ランの祈りが通じたのかもしれないね。
窓越しの再会
一方、ジーホンを撃った側の厲英良(リー・インリアン)は、国民政府の偉いさんだ。やり方が汚くて、権力を振りかざすタイプの男。自分の悪口を言った部下を呼び出してボコボコにして、無理やり契約書にサインさせる。最悪だね、こいつ。彼は上司に、シェン・ジーホンはもう死んだと確信して報告していた。
スートゥーはジーホンに、ミー・ランのことを話す。目が見えない女の子が、親にも内緒で、たった一人で病院まで君を助けに来たんだぞって。ジーホンはその話を聞いて、彼女は信義を重んじる人間だと感じた。
そしてその夜、ジーホンはミー・ランの家を訪れる。窓の外に立つ彼の匂いに、ミー・ランはすぐに気づいた。スートゥーが嘘をつかなかったことが分かって、彼女は心から喜んだ。
ジーホンはミー・ランを安心させるために、彼女の手を取って自分の顔に触れさせる。俺はもう大丈夫だって。そして、自分の名前がシェン・ジーホンだと明かす。これから君が虐められたら、俺が助けると約束したんだ。
彼は持ってきた赤い椿の花をミー・ランに渡す。この花が咲く頃、また会いに来ると言って。ジーホンが語る赤色という言葉を聞いて、ミー・ランの心に希望が灯る。彼が言う赤色を見てみたい。そして、シェン・ジーホンの顔を見てみたいと強く願った。
死からの生還、そして新たな謎
十日後、赤い椿の花が咲いた。
ジーホンはずっとスートゥーの家にいたけど、ようやく自分の屋敷に帰る決心をする。彼はプライドが高いから、死にかけた無様な姿を誰にも見られたくなかったんだ。
ジーホンが屋敷に戻ったことは、すぐリー・インリアンの耳に入る。見張りが報告したからだ。リー・インリアンはジーホンが生きていると知って、めちゃくちゃキレる。このことは絶対にトップに知られてはいけないと焦っていた。
ジーホンの体には異変が起きていた。怪我のせいで、普通の食事が喉を通らない。スートゥーは彼に警告する。血への渇望にこれ以上逆らったら、血だけを糧にする怪物になるぞと。どうやらジーホンは、自分をこんな体にした弟を探し出さないといけないらしい。話がどんどん複雑になってきた。
その後、金婧雪(ジン・ジンシュエ)に付き合って舞踏会に出席したリー・インリアンは、信じられない光景を目にする。死んだはずのシェン・ジーホンが、そこに立っていたんだ。彼は替え玉か?と疑い、真相を追おうとする。でも、ジーホンに近づくことすらできなかった。
感想
いやー、今回はジーホンとミー・ランの関係がグッと深まった回だったね。窓越しの再会シーンは最高だった。自分の顔を触らせて安心させるなんて、少女漫画の王道だけど、このドラマがやると全然安っぽくならない。むしろ、ジーホンの優しさと、ミー・ランの純粋さが際立って、見てるこっちがドキドキしたよ。
それにしても、ジーホンの体の謎がヤバい。血を求める怪物って、もしかしてヴァンパイア的な存在になっちゃうの?自分をこんな体にした弟がいるっていうのも、新たな火種だよね。兄弟間の確執とか、絶対面白くなるやつじゃん。
あと、悪役のリー・インリアンがいい味出してる。権力振りかざすけど、ジーホンが生きてると知ってめちゃくちゃ焦るあたり、小物感が漂ってて最高。彼がどうやって追い詰められていくのか、今から楽しみで仕方ないよ。
つづく