あらすじ(ネタバレあり)
再会、そして恐怖の一夜
ついに厲英良(リー・インリアン)が沈之衡(シェン・ジーホン)と顔を合わせたぞ。場所はダンスホールみたいなところの2階。沈之衡(シェン・ジーホン)はタバコをふかしてて、なんだか具合が悪そうだった。でも目は笑ってない。厲英良(リー・インリアン)の顔をしっかり覚えたみたいだ。
厲英良(リー・インリアン)はビビりながらも、沈之衡(シェン・ジーホン)を明日の夜の食事に誘う。沈之衡はあっさりOKした。その上で今夜はよく眠っておけ。明日はお前にとって特別な日になるなんて言うもんだから、もう大変。家に帰った厲英良、完全にパニックだ。ドアに鍵を3つもかけて、それでも安心できない。結局、一晩中トイレに隠れてたんだぜ。小心者すぎるだろ。
その頃、ホールでは司徒威漣(スートゥー・ウェイリエン)と金婧雪(ジン・ジンシュエ)が一緒にダンスを踊ってた。二人はいい感じになって、友達になったみたいだ。
それぞれの思惑
一方、沈之衡は自宅の掃除を人に頼んでた。家の中は高価な骨董品だらけ。かなり金持ちっぽい。ただ、鍵のかかった部屋には近づくなっていう謎のルールがある。めちゃくちゃ気になるよな。
その頃、米嵐(ミー・ラン)は父親から冬服を受け取ってた。でも彼女が大事にしてるのは服じゃない。赤い椿の鉢植えだ。ずっと大切に世話してる。
そんな中、沈之衡は新聞で気になる記事を見つける。野獣が市民を襲撃。これを見て、自分の弟を思い出すんだ。まさか、あの野獣は弟なのかって。もしそうなら、無差別に人を傷つける前に止めなきゃいけない。沈之衡、複雑な事情を抱えてるな。
米嵐(ミー・ラン)の家では、また両親が喧嘩してる。母親が彼女に当たり散らしに来た。米嵐(ミー・ラン)が大事にしてた椿の鉢植えを、母親は床に叩きつけて粉々にしたんだ。ひどすぎる。今までずっと耐えてきた米嵐も、ついにキレた。近くにあった椅子を掴んで抵抗する。母親はそれに逆上して、米嵐を部屋に閉じ込めた。水も飯もやるな、餓死させてしまえ!って。マジかよ、あの母親。一人になった米嵐は、壊れた花のかけらを集めて泣いてた。その後、ハサミで自分の長い髪をバッサリ切っちまった。彼女の中で何かが壊れて、変わった瞬間だな。
決裂のディナー
約束の夜が来た。沈之衡と厲英良のディナーだ。そこには、池英山(チー・インシャン)っていう別の男も様子をうかがってる。沈之衡が生きてると知って驚いてたやつだ。テーブルを挟んだ二人の間には、火花がバチバチ散ってる。
厲英良は下手に出て、仕事の件で見逃してくれって頼むんだ。もちろん、ワイロも渡すってさ。それを聞いた沈之衡、大笑いした。俺が欲しいのはお前の命だ!次の瞬間、二人とも銃を抜いた。でも勝負は一瞬。沈之衡が厲英良をあっさり制圧する。口をふさいで、助けを呼ぶ合図もさせない。これは、この前の襲撃の仕返しってわけだ。死体も残さないつもりだったんだろ?って、沈之衡の目は本気だった。
そこに池英山(チー・インシャン)が部下を連れて踏み込んできた。沈之衡は厲英良を人質にして、なんとかその場を脱出。追っ手を振り切るために、厲英良を車から蹴り落とした。容赦ないな。フランス租界に逃げ込んだから、池英山も手出しはできなかった。沈之衡は厲英良を殺さなかった。殺しは彼のやり方じゃないらしい。
すれ違う感謝
病院で目を覚ました厲英良は、池英山に事情を説明する。でも全く信じてもらえない。キレた厲英良は、沈之衡の身元を徹底的に洗うように命令した。復讐に燃えてるな。
一方、沈之衡は命の恩人である米嵐に礼を言うため、司徒威漣(スートゥー・ウェイリエン)を連れて米家を訪ねる。米嵐は部屋に閉じ込められて、寒い中、薄い布団で震えてた。それでも沈之衡が来たと聞いて、必死に起き上がろうとする。でも、米嵐の母親が出てきて最悪の対応をした。娘は留守ですって嘘をついて、沈之衡を追い返しちまったんだ。あと一歩だったのにな。
第3話の感想
いやー、今回はマジで話が大きく動いたな。沈之衡のキャラクターがどんどん深掘りされていくのが面白い。ただの復讐鬼かと思いきや、弟を心配したり、殺しは信条じゃないって言ったり、一筋縄ではいかない男だ。厲英良を追い詰める時の冷酷さと、米嵐に律儀に礼を言いに行く姿のギャップがたまらない。
対する厲英良の小物っぷりも最高だ。脅されてトイレに一晩こもるとか、笑うしかないだろ。でも、このしつこさが後々面倒なことになりそうだな。
そして何より米嵐だ。彼女の境遇が本当に気の毒で見てられない。でも、ついに母親に反抗し、髪を切ったあのシーンは鳥肌が立った。彼女の覚醒が、これからの物語の重要なカギになるのは間違いない。母親は本当に救いようがないけど。アクションと人間ドラマのバランスが絶妙で、一瞬も目が離せない回だった。
つづく