あらすじ:砂漠の姫、復讐のために別人になる

舞台は広大な砂漠。水がめちゃくちゃ貴重で、みんなオアシスを奪い合ってる。そんな中、麻随(まずい)って国の九番目の姫、格心薇(かく・しんび)が主人公の一人だ。

彼女の国で内乱が起きた。お母さんと一緒に命からがら天都(てんと)っていう大国に逃げてきたんだ。助けて!って必死に頼むんだけど、天都の連中はマジで非情。門を閉じたまま、追っ手が迫ってる格心薇(かく・しんび)たちに向かって矢を放つんだよ。信じられる?

この攻撃で、彼女のお母さんは死んでしまう。格心薇(かく・しんび)はたった一人、乳母と生き残った。目の前で母親を殺されて、彼女は心に誓う。絶対に復讐してやるって。

復讐の足がかりとして、彼女は雲沛(うんはい)っていう別の大国を目指すことにした。ちょうど雲沛に向かう厄娜泣(やくなき)っていう小部族の行列を見つけて、それに紛れ込む計画を立てるんだ。

ネタバレ:運命の出会いと危険な取引

和親なんてクソくらえ!逃げ出す姫・皇北霜(こう・ほくそう)

一方、その厄娜泣の行列には、もう一人の姫がいた。名前は皇北霜(こう・ほくそう)。彼女は雲沛の城主と政略結婚、つまり和親するために嫁ぐ途中だった。

でもこの皇北霜(こう・ほくそう)、自由奔放な性格なんだ。政略結婚なんてまっぴらごめん。私の人生、誰にも決めさせない!って感じで、高価な品をこっそり盗んで、行列から逃げ出そうとしてた。その逃亡の途中で、格心薇とバッタリ会うんだよ。運命ってやつだね。

私と、入れ替わらない?

皇北霜は格心薇の悲惨な話を聞いて、同情する。でも、自分は結婚から逃げたい気持ちでいっぱい。格心薇は小部族は生き残るために大国に頼るしかないって現実を語る。

ここで皇北霜が、とんでもないことを言い出すんだ。ねえ、私の代わりに嫁に行かない?って。つまり、格心薇に自分になりすまして、雲沛の城主の嫁になれってこと。

格心薇は驚く。そんなことしたら、あなたは追われる身になるんだよって忠告する。でも皇北霜の決意は固い。自由になれるなら構わないってさ。

そして二人は、天に誓って身分を交換する。格心薇は厄娜泣の姫・皇北霜に。皇北霜は麻随の逃亡者・格心薇に。お互いの証を交換して、それぞれの新しい人生が始まるんだ。

新しい人生、それぞれの試練

皇北霜になりすました格心薇は、堂々と和親の行列を率いて雲沛を目指す。復讐のための第一歩だ。

一方、格心薇になった皇北霜は、さっそくトラブルに巻き込まれる。盗賊団に捕まっちゃうんだ。この盗賊、実は大漠一の美人と噂の格心薇(かく・しんび)を狙ってたらしい。だから人違い。ちょっと笑える展開だよね。

行列を進む格心薇(かく・しんび)の前には、砂漠で倒れている一人の男が現れる。彼の名前は霍擎雲(かく・けいうん)。彼女は彼を助けるんだけど、この男、ただ者じゃなかった。馬車の中で目を覚ました彼は、格心薇が持っている『大漠奇巻』っていう謎の本に気づく。彼は商人だと嘘をついて行列に同行するんだけど、その目つきは明らかに何かを狙ってる。波乱の予感しかしないよ。

第1話の感想:初回からフルスロットル!このスピード感、たまらないね

いやー、第1話から飛ばしすぎだろ!ってツッコミ入れたくなったよ。いきなり主人公が入れ替わるなんて、展開が早くて最高だね。復讐に燃える冷静な格心薇と、自由を求める情熱的な皇北霜。この二人の対比がすごくいい。これから二人がどんな道を歩むのか、もう気になって仕方ない。

しかも、ただ入れ替わるだけじゃない。皇北霜は速攻で捕まるし、格心薇の前には謎のイケメン霍擎雲(かく・けいうん)が現れるし。この霍擎雲(かく・けいうん)が持ってた『大漠奇巻』って本が、今後の物語の重要なカギになりそうだ。彼の目的も気になる。初回からこれだけ要素を詰め込んで、まったく飽きさせない。脚本がうまい証拠だね。

つづく