あらすじとネタバレ
街でのひととき、バレる寸前の正体
月令(ユエリン)が街に出て、周時予(ジョウ・シーユー)と会うところから始まる。もちろん月令(ユエリン)は、彼のことをまだ文宇(ブンウ)だと思ってる。二人が街をぶらぶらしてると、子供たちが歌を歌ってるのが聞こえてくる。その歌がひどい。南王も北王も頼りない。国を安定させてるのは宰相だって内容。自分の評判の悪さを知った周時予(ジョウ・シーユー)は、苦笑いするしかない。でも、そこで終わらないのが彼だ。子供たちに飴を買ってあげて、自分を褒める歌にこっそり変えさせる。なかなかやるよね。
そこに、例の南王・周智玄(ジョウ・ジーシュエン)が現れる。こいつはこいつで、自分の描いた絵を侍女たちに無理やり褒めさせてご機嫌だった。月令と周時予が街にいるって聞いて、自分の方が上だって見せつけようと張り切って出てくる。でも、街のおばさんに醜い男が気取っちゃってと笑われて、いきなり心を折られる。なんとか二人に追いついたけど、周時予はさっさと月令を連れて夜市に行っちゃう。南王、完全に空振り。
弟、うっかり秘密を漏らす
一方で、ちょっとヤバい動きがあった。月令の弟、星熠(シンイー)だよ。あの怪しい蘇念(スー・ニエン)に酒を勧められて、すっかり酔っぱらっちゃう。それで、口が軽くなって自分の正体をバラすんだ。俺、実は東瑜(とうゆ)の王子なんだって。蘇念(スー・ニエン)のことをすっかり友達だと思い込んでる。蘇念がお姉さんは北朔(ほくさく)に嫁いだから、もう故郷には帰れないかもねって揺さぶりをかける。すると星熠(シンイー)は、一番言っちゃいけないことを全部喋っちゃった。姉ちゃんも俺も、ここにずっといる気はないよ姉ちゃんが北王の謀反の証拠を持ってるから、いつでも逃げられるんだああ、もう全部言った。この子のせいで、とんでもないことになりそうだ。
刺客襲来!ついに明かされる文宇(ブンウ)の正体
場面は夜市に戻る。周時予は、自分の正体を打ち明けようと何度もチャンスをうかがう。でも、そのたびに南王が邪魔に入るんだ。本当にタイミングが悪い。そろそろ帰ろうかって時に、黒装束の刺客たちが突然現れる。無数の矢が飛んできて、周時予と月令は二人とも射抜かれてしまう。そして、このドラマお決まりのループが発動。二人はリセットされる。
リセット直後、部下の臨木(リンムー)たちが護衛を連れて駆けつける。護衛の一人が大声で叫ぶ。北王様をお守りしろ!月令はあたりを見回す。でも、ここにいるのは自分と文宇だけ。その瞬間、月令はすべてを悟る。ずっと一緒にいた文宇こそが、北王・周時予だったんだ。そこに、魚の形をした灯籠を持った南王がのんきにやってくる。周時予に自分の心配をしろって言われてる。南王の執事として潜入している南尋(ナンシュン)は、周時予が未来を知っているかのような言動に驚きを隠せない。
怒る月令と、空回りする周時予の償い
王府に帰った月令は、当然、めちゃくちゃ怒ってる。ずっと騙されてたんだから、当たり前だよね。尊敬も何もあったもんじゃない。周時予が一生懸命説明するけど、今の月令には何も届かない。
そこで部下の臨木(リンムー)が王妃様の信頼を取り戻すには、言葉より行動です!と進言する。周時予は、そのアドバイスを全力で実行に移す。まず、側室たちがいた美人閣を空っぽにした。建物の名前を清風閣に変えて、中を各国の貴重な書物や楽器でいっぱいにする。そして、その鍵を君のために用意したって感じで月令に渡す。
次の手は、周時予の博識さをアピールすること。臨木は、東院の庭中に大量の本を並べて天日干しを始める。ちょっとやりすぎだ。さらに、昔周時予に助けられた商人や民衆を動員する。彼らは月令の元を訪れて、北王様へのお礼ですと贈り物を渡していく。
臨木も周時予も、これで月令の機嫌が直ると思った。周時予はウキウキで月令に会いに行く。でも、月令は逆に激怒。あなたの下心が見え見えよ!民衆に感謝させて、私がお返しをしなきゃいけないなんて。面倒が増えただけじゃない!周時予と臨木の必死の努力は、最悪な形で裏目に出てしまった。
第7話の感想
ついに周時予の正体が月令にバレたね。今回は物語が大きく動いた。月令が怒るのは当然だと思う。だって、ずっと信じてた相手に身分を偽られてたんだから。信頼の問題だよ、これは。
面白かったのは、その後の周時予の償い方。とにかくズレてる。部下の臨木も一生懸命なんだけど、完全に方向性を間違えてる。側室の建物を明け渡してプレゼントとか、自分の知識をアピールするために本を干すとか、民衆を動員して感謝させるとか、どれもこれもそうじゃないだろ!ってツッコミたくなる。この二人のすれ違いコントが、このドラマの魅力の一つだね。
一方で、弟の星熠のパートは見ててヒヤヒヤした。蘇念の掌の上で完全に転がされて、姉が持つ北王の謀反の証拠まで喋っちゃった。これは間違いなく今後の大波乱の火種になる。コメディパートとシリアスな伏線がうまく混ざり合ってて、見ごたえのある回だったよ。
つづく