あらすじとネタバレ
薬草園でのイタズラ
ホテルでの研修の一環で、ホー・スーイエがみんなを薬草園に連れて行ったんだ。そこでシェン・シーファンが五味子っていう実を見つける。スーイエに許可をもらって、一房こっそり摘んだ。で、何を思ったか、親友のシュー・シアンヤーとリン・イーシェンにこれ、すごく美味しいよって嘘ついて食べさせたんだよね。アシスタントのリー・ジエが止めようとしたけど、スーイエは面白がってただ見てるだけ。案の定、食べたシアンヤーが酸っぱすぎる!って叫んで、シーファンのイタズラは大成功。こういうお茶目なところ、シーファンのかわいいとこだよな。
シアンヤーの恋の駆け引き?
室内に戻ってからの雰囲気が、また何とも言えない感じでさ。シアンヤーが、急にリー・ジエに馴れ馴れしく話しかけ始めたんだ。これ、完全にイーシェンへの当てつけ。イーシェンは案の定、面白くなさそうな顔をしてる。その空気を察したシーファンがリー・ジエをどうにか遠ざけようとする。なのにシアンヤーは追い打ちをかけるように、リー・ジエと連絡先まで交換しちゃう。その場の気まずさ、想像つくでしょ。イーシェン、かわいそうに。
急接近する二人
シーファンはその場から離れて、香嚢(におい袋)でも作ろうかと薬草を見てた。そしたらスーイエがやってきて、薬草の説明をしてくれる。そのまま二人で外に出て、薬草を色々見て回る流れに。シーファンが沈香の香りを嗅いだ時、この匂い、どこかで…ってなる。スーイエがつけてた香水に似てるって思ったんだ。でもスーイエは香水はつけないって否定する。それどころか、その流れで沈香の香りがする俺って素敵だろ?みたいに、シーファンに自分を褒めさせるんだよ。この男、なかなかの策士だね。
ドキドキが止まらない
次の日の朝。シーファンはスーイエに会いにいく。するとスーイエは、手作りの香嚢を彼女にプレゼントするんだ。シーファンがもう薬は飲みたくないなってポツリと言うと、スーイエは鍼治療を提案する。その時、シーファンが思わず口走ったんだ。診察じゃなきゃ、会いに来ちゃダメなの?って。言った本人もハッとして、空気が一気に甘くなる。一瞬固まったスーイエは、時間がある時に、うちで薬膳を食べないかって誘う。もうシーファンは有頂天。家に帰っても嬉しさが隠せない。もらった香嚢を胸に抱きしめて、心臓がバクバクしてるのが伝わってくる。
養生ツアーは大成功、でも現場はてんてこ舞い
ホテルの一大プロジェクト、中高年向けの養生ツアーがついに始まった。シーファンたちが準備した薬膳や香嚢を紹介する。おじいちゃんおばあちゃんたちの要望は、まあ多いし細かい。ホテル全体がてんてこ舞い状態。それでも、漢方を取り入れた食事とサービスはみんなに大絶賛された。大成功と言っていいだろうね。
それぞれの想い
一方、病気と闘う少年のジャオ・ゾー。漢方のおかげで化学療法の副作用が軽くなったみたい。スーイエはご褒美に、前シーファンからもらったおもちゃを彼にあげる。ジャオ・ゾーは、スーイエとシーファンの仲が進展してるのを知って、ちょっとだけ不満そう。本当は自分の母親とくっついてほしかったからね。でも大人は色々あるんだって自分に言い聞かせて、二人を祝福することにした。おもちゃももらったしね。いい子だよ、本当に。
イーシェンはシーファンに悩みを打ち明ける。来年には仕事を辞めて、実家の会社を継ぐかもしれないって。ずっと好きなシアンヤーとの関係が進まないことに焦ってる。もう俺たち、可能性ないのかなって弱音を吐くイーシェンに、シーファンもかける言葉が見つからない。
なくしたはずのキーホルダー
スーイエは、ジャオ・ゾーがお礼を言いたがってるって口実を作って、シーファンを改めて食事に誘う。仕事の後、シーファンは彼の家へ。ホテルのツアー客がいかに元気かって話で盛り上がってる時だった。シーファンは、ふと彼のキーチェーンに目がいく。そこには、以前自分がプレゼントした鉄の輪がついていた。スーイエは、前になくしたって嘘をついてたんだ。シーファンがそれに気づいたところで、今回はおしまい。
感想
いやー、今回はシーファンとスーイエの距離が一気に縮まった回だったね。シーファンが思わず言っちゃった診察じゃなきゃ、会いに来ちゃダメなの?は、こっちが照れるくらい破壊力があった。あれを言われたら、誰だって意識するよ。スーイエが香嚢をプレゼントしたり、食事に誘ったりするのもスマートで良い。ただの真面目な医者じゃなくて、ちゃんと駆け引きできる男なんだなってのが分かった。
一方で、シアンヤーとイーシェンの関係がじれったすぎる。お互い好きなのは見てれば分かるのに、なんで素直になれないのか。シアンヤーの当てつけ行動も、イーシェンの自信のなさも、見ていてヤキモキする。
そして最後の引き。スーイエがなくしたって嘘ついてたキーホルダー。あれをずっと持ってたってことだよね。シーファンへの気持ちが本物だって証拠だよ。この伏線回収はたまらない。最高の終わり方だった。
つづく

