あらすじとネタバレ

悪夢の再来とストーカー元カレ

元カレの厳恒(イエン・ホン)が現れたせいで、沈惜凡(シェン・シーファン)は完全に調子を崩している。夜は眠れず、悪夢にうなされる始末だ。朝、涙を流しながら目を覚ますなんて、どれだけトラウマになってるんだよって話だよな。

そんなシーファンの気持ちなんてお構いなしに、何蘇葉(ホー・スーイエ)からは優しいメッセージが届く。彼女は無理して笑顔で返信する。この健気さが、見ていて辛い。

一方で、元カレのイエン・ホンは何を考えてるか。父親と電話で話してるんだけど、シーファンを追いかけてるのは、親父の支配から逃れるための作戦らしい。彼女の気持ちなんて、これっぽっちも考えてない。こいつ、本当に自分勝手な男だ。

職場への迷惑なアプローチ

翌朝、シーファンがホテルに出勤すると、イエン・ホンからのバラの花とカードが届いていた。彼女はそれをためらうことなくゴミ箱に捨てる。よくやった! その態度は正しい。

気を取り直して、シーファンはスーイエとの約束宿題をこなす。小豆茶の写真を撮って送るんだけど、これが外で買ったものだと一瞬で見抜かれる。スーイエ、さすがだな。結局不合格の判定で、家での食事に誘われる。この二人のやり取りは本当に癒やされる。

でも、シーファンは仕事が忙しくて、その誘いを断るしかない。これでイエン・ホンも諦めるかと思いきや、そんな甘いわけがない。仕事が終わってホテルの外に出ると、ヤツが待ち構えていた。また人前で食事に誘うっていう、一番嫌なやり方で。周りの目もあるし、シーファンは断りきれずに車に乗る。車内では、スーイエが作ってくれた匂い袋の香りが、彼女を少しだけ落ち着かせてくれる。

最悪のディナー

イエン・ホンは、シーファンを昔よく行ったという焼肉丼の店に連れて行く。過去を懐かしんで、復縁と結婚の話まで持ち出す。完全に自分の世界に浸ってる。

この自己中心的な態度に、シーファンの怒りが爆発する。彼女はきっぱりと彼を拒絶した。そして店を出る時、強烈な一言を言い放つ。私、焼肉なんて一度も好きじゃなかった。これは効いたはずだ。相手の好きなものすら、ちゃんと覚えてない男だったってことだ。

ヒーロー登場、漢方医スーイエ

帰り道、シーファンの不安は頂点に達する。頭痛がひどくなり、パニック状態だ。追い打ちをかけるように、あの落ち着く匂い袋をイエン・ホンの車に忘れてきたことに気づく。

彼女は迷わずスーイエに電話する。この判断が彼女を救うことになる。

もちろん、ストーカー気質のイエン・ホンはシーファンの後をつけていた。彼女が漢方医院に入っていくのを見て、全てを察する。そして、診察室にまで乗り込んできた。彼女の付き添いだなんて言って、さも二人が仲直りのケンカをしてるかのように振る舞う。

でも、俺たちのスーイエは格が違った。イエン・ホンを全く相手にせず、冷静に診察室の前でブロック。診察が終わるまで15分待てと告げる。その間に、シーファンを裏口から逃がすんだ。この手際の良さ、惚れるしかないだろ。

イエン・ホンを追い払った後、スーイエは急いでシーファンの元へ駆け寄る。そして、彼女を強く抱きしめた。過去は手放して。今と未来に集中しよう。こんなこと言われたら、もう好きになるしかないよな。

それぞれの現在地

家に帰っても、シーファンの気分は晴れない。両親に心配されるけど、うまいこと理由をつけてごまかす。翌日には、職場の上司からも呼び出される。イエン・ホンとの関係を早く解決しろと釘を刺されてしまう。ホテルの評判にも関わるし、彼女のキャリアにも影響するからな。四面楚歌って感じだ。

それでも、彼女はもう弱くない。イエン・ホンのアシスタントがまた花を届けに来るけど、もう受け取らないとはっきり断る。

スーイエの方は、劉おばあさんからシーファンが困っていると聞いて心配している。でも、彼女が自分で解決できると信じているようだ。そんな中、彼の研究チームの申請が通ったという朗報が入る。長年の努力が実ったわけだ。スーイエは嬉しそうに、窓の外の風景を写真に撮る。そして、今日は天気がいいねというメッセージを添えて、シーファンに送る。このさりげない優しさが、本当に沁みる。

今回の感想

いやー、今回はイエン・ホンっていう最悪の元カレのおかげで、スーイエの男前っぷりが際立った回だったな。自分の都合で人を振り回すイエン・ホンの自己中さには、本当に腹が立った。シーファンが過去にどれだけ傷ついたか、全く理解してない。焼肉丼の件なんて、その象徴だよ。

そんな中、スーイエの対応は完璧だった。漢方医院での冷静な立ち振る舞い、そしてシーファンを裏口から逃がすスマートさ。ただ守るだけじゃなくて、後から駆けつけて抱きしめ、今と未来に集中しようって伝える優しさ。これはもう、ただの医者じゃない。最高のヒーローだ。

シーファンも、ただ守られるだけのヒロインじゃなかったのが良かった。トラウマに苦しみながらも、自分の意志でイエン・ホンを拒絶する姿には強さを感じた。彼女が過去を乗り越えて、スーイエとの今を大切にできるようになるのを、心から応援したくなる。二人の関係が、この事件をきっかけに一歩前に進んだのは間違いないな。

つづく