あらすじとネタバレ

厚かましい元カレ、実家に乗り込む

まず、あの元カレ、イエン・ホンがやらかしてくれる。契約セレモニーを終えた後、彼はなんとシーファンの実家に乗り込んできた。手にはたくさんの贈り物。一見、すごく殊勝な態度に見える。

彼はシーファンの両親に頭を下げて謝罪する。別れたのは自分が事業に集中したかったからだと説明した。会社で地位を固めたから、今すぐシーファンとヨリを戻したいって言うんだ。なんなら留学費用も出すとか言い出す始末。

でも、シーファンのお母さんは騙されない。彼の言い分に納得がいかない様子。ちょうどその時、シーファン本人が帰宅する。家の中には、気まずい空気が流れる。

シーファンはもう黙っていなかった。イエン・ホンが一方的に別れを告げたこと。そのやり方がどれだけ酷かったか、全部ぶちまけた。見てるこっちもそうだそうだ!ってなったよ。

救世主ホー・スーイエ、降臨!

シーファンとイエン・ホンが口論している、まさにその時。ドアが開いて、ホー・スーイエが入ってきたんだ!タイミングが神がかってる。彼は薬膳スープを手に持っていた。まるで俺がここの婿ですが何か?って顔で、シーファンの前に立つ。

スーイエはイエン・ホンをまっすぐ見て、静かに非難する。シーファンの両親も明らかにスーイエの味方。完全にアウェーになったイエン・ホンは、すごすごと帰っていくしかなかった。本当に痛快なシーンだった。

涙の後に見えた、本当の気持ち

イエン・ホンが去った後、シーファンは自分の部屋で泣き崩れてしまう。今まで溜め込んでいたストレスとか、両親への申し訳なさとか。全部が一気に溢れ出しちゃったんだね。

スーイエは優しく彼女を抱きしめて慰める。君は何も悪くないって。この一言がどれだけ救いになったか。両親も娘の苦しみに気づいてあげられなかったことを悔やんで、優しく声をかける。家族はいつでも君の味方だって。本当に良い家族だよ。

この一件で、シーファンの心は大きく動いた。後日、職場に行くと、イエン・ホンが置き手紙と香水を残していた。彼女のために特別に作らせた香水らしい。でも、シーファンはその香りをかいで気づく。私、この匂い好きじゃないって。そして、自分が本当に好きなのはホー・スーイエだと、はっきりと自覚したんだ。

ついに、想いが通じる瞬間

自分の気持ちに気づいたシーファンは、もう迷わない。彼女はスーイエの元へ走る。そして、スーイエが何かを言いかけるのを遮って、自分から告白した。好きです。私の彼氏になってくださいって。

これにはスーイエも驚いていたけど、すぐに優しい顔になる。彼はシーファンの気持ちを確かめると、静かにキスをした。もう、こっちが照れるくらい最高のシーンだった!

後からわかるんだけど、スーイエはずっと前からシーファンのためにたくさんの匂い袋を作って準備してたんだって。シーファンはもっと早く自分の気持ちに気づけばよかったって言うけど、スーイエは今からでも遅くないって答える。やっと、やっと二人の恋が始まったんだ。

この回の感想

今回は本当に神回だったと思う。イエン・ホンという厄介な元カレが最終的にシーファンの背中を押す形になったのが皮肉だけど、面白かった。彼が家に乗り込んできた時はどうなるかと思ったけど、スーイエの登場で一気に形勢逆転。あのシーンはヒーロー登場って感じで最高に盛り上がったね。

シーファンがただ守られるだけじゃなくて、自分の口でイエン・ホンに反論し、最後は自分の気持ちを自覚して、自分から告白しにいったのがすごく良かった。彼女の成長をしっかり感じられた回だったよ。今までずっとスーイエの優しさに気づきながらも、一歩踏み出せなかったからね。イエン・ホンが残した香水が、自分の本当の気持ちに気づくきっかけになるっていう展開も、すごくドラマチックで好きだな。やっと二人が結ばれて、見てるこっちも幸せな気持ちになった。

つづく