漢方薬のおかげで体調が少しずつ回復してきた沈惜凡(シェン・シーファン)。しかし、恋人の厳恒(イエン・ホン)との関係は悪化の一途をたどる。彼の心ない言葉に、シーファンは深く傷ついてしまう。そんな時、偶然出会った医師の何蘇葉(ホー・スーイエ)に優しく慰められ、彼女の心は少しだけ軽くなる。後日、再診で彼の元を訪れたシーファンは、治療を通してスーイエの誠実さと温かさに触れ、少しずつ惹かれていく。恋人との関係に悩みながらも、新たな出会いが彼女の日常に変化をもたらし始める。
「素敵な恋の咲かせかた」あらすじネタバレ2話
すれ違う恋人、シーファンの苦悩
漢方のおかげで、シーファンはよく眠れるようになった。朝から元気に出勤する。その一方で、彼女の心は晴れない。
仕事の終わり際に、彼氏のイエン・ホンから連絡が来る。ホテルの外で待っているらしい。シーファンが電話にすぐ出なかっただけで、彼はもう不機嫌。彼女の留学計画や今の仕事に対して、文句を言い始める。自分の仕事をけなされて、シーファンはすごく傷つくんだ。学生の頃はあんなに良かったのに、社会に出てから二人の関係は変わってしまった。
家に帰ったシーファンは、両親に別れたいかもって話を切り出す。もちろん、両親はびっくりするよね。彼女は一人でアイスを抱えて外のベンチに座り込む。イエン・ホンにメッセージを送っても、返事はない。彼に言われたひどい言葉を思い出して、涙が止まらなくなる。
偶然の出会いと、優しい時間
シーファンが泣いていると、そこに偶然スーイエが通りかかる。彼はスケボーに乗っていたみたい。彼女の様子に気づいて、隣にそっと座るんだ。
スーイエは、落ち込むシーファンを優しく慰める。胸のあたりにある檀中(だんちゅう)っていうツボを押すと、気持ちが楽になるよって教えてくれる。心の病気には、やっぱり心の薬が必要なんだって。
眠れないなら、枕元にリンゴを置くといい、なんてアドバイスもくれる。その香りが眠りを助けるらしい。この時、シーファンは彼氏がいることを話す。スーイエは一瞬、寂しそうな顔を見せる。でも、すぐに気持ちを切り替えて、彼女を元気づけることに集中するんだ。大人だよね。
心の距離が縮まる診察室
後日、シーファンは再診のためにスーイエのクリニックを訪れる。彼はシーファンの顔を見て、症状がまた悪化していることに気づく。感情を溜め込んじゃダメだよ、ちゃんと発散しないと、って優しく諭す。
スーイエは彼女に鍼治療をすることにする。治療室で二人きり。なんだかちょっといい雰囲気が流れるんだ。鍼のおかげか、シーファンはいつの間にか眠ってしまう。スーイエは彼女にそっとカーテンを引いて、アラームまでセットしてあげる。机の上に、シーファンが折ったであろう紙のウサギを見つけて、彼は思わず微笑む。
シーファンが目を覚ますと、なんと2時間も経っていた。迷惑をかけたと焦る彼女に、スーイエは全然気にしてないよって感じ。それどころか、リンゴの代わりにって、特製の中薬の匂い袋をプレゼントしてくれる。シーファンはそれを受け取って、嬉しそうに帰っていく。彼女の心も少し軽くなったみたいだ。
突然の終わり
シーファンの気分が少し上向いた、まさにその時。スマホが鳴る。イエン・ホンからだ。
メッセージには、一言。色々考えたけど、別れよう。
あまりに突然のことで、シーファンは言葉を失う。すぐに電話をかけるけど、彼は出てくれない。何度も拒否される。でも、なぜかSNSの友達関係は切られていない。この中途半端な感じが、余計に彼女を混乱させるんだ。
感想
いやー、今回の彼氏、イエン・ホンには本気でイラっときたな。自分の思い通りにならないとすぐキレて、相手の夢や仕事を否定するとか、人としてどうなのって思う。シーファンが別れを考え始めるのも当然だよね。
そんなボロボロのシーファンの前に現れるスーイエが、もう王子様みたいで。ただ優しいだけじゃなくて、ちゃんと専門家としてアドバイスをくれるのがいい。ツボの話とか、リンゴの話とか、具体的でさ。彼氏がいるって知った時の、あのほんの一瞬のがっかり顔がたまらなかった。人間味があってすごくいい。
鍼治療のシーンは、見てるこっちがドキドキしたよ。眠っちゃったシーファンにカーテンを引いてあげる優しさとか、匂い袋のプレゼントとか、もう完璧。でも、最後の最後で彼氏から一方的な別れ話。しかもメッセージ一本って。最低なやり方だけど、SNSは消さないっていう中途半端さが妙にリアルで、余計に腹が立つ。シーファンの心が心配になる回だった。
つづく