失恋の痛みを乗り越えようと、シェン・シーファンは仕事に没頭する。彼女が働くホテルは大規模なITサミットの準備で大忙しだ。一方、漢方医のホー・スーイエは、診察に姿を見せないシーファンを心配していた。彼はテレビで忙しく働く彼女の姿を見かけ、彼女を気遣ってある行動に出る。そんな中、シーファンは仕事中に、元カレの父親から衝撃的な事実を告げられてしまう。深く傷ついたシーファンと、彼女を案じるスーイエ。二人の関係は、ある出来事をきっかけに少しずつ変化し始める。
「素敵な恋の咲かせかた」あらすじネタバレ3話
仕事に没頭するシーファン、でも心は…
シーファンは気持ちを切り替えた。失恋の悲しみは、仕事に打ち込むことで忘れようとしたんだ。彼女が働くホテルは今、大きなITサミットの準備でてんてこ舞い。正直、感傷に浸っている暇なんてない。
それでも、ふとした瞬間に元カレのイエン・ホンのことを思い出す。そのたびに、シーファンは必死で自分の感情を抑え込んでいた。大丈夫、私は平気だって自分に言い聞かせるようにね。
スーイエ先生、動く
一方、漢方医のホー・スーイエは休憩中にテレビを見ていた。ニュースで例のITサミットの様子が流れる。そこに、忙しく働くシーファンの姿が映った。いつも診察室で見る彼女とは違う、きびきびとした姿。彼はその姿に少し見とれてしまう。同時に、彼女のあまりの忙しさを心配した。
約束の土曜日になっても、シーファンは診察に来ない。スーイエは受付に彼女のことを尋ねた。仕事で来られないと知る。彼は受付からシーファンの電話番号をなんとか聞き出した。診察の確認を口実にして、彼女に電話をかける。会話の流れでうまくWeChatも交換し、住所までゲット。完璧な流れだ。彼はすぐに新しい薬と、自分で干した甘草を彼女に送ってあげた。
スーイエはちょっと得意げにメッセージを送ろうとした。甘草をお茶にして飲んでねって。その瞬間、シーファンからWeChatで送金通知が届く。きっちり薬代が振り込まれていた。スーイエの心に燃えかけた小さな火は、一瞬で消し飛んだ。そういうことじゃないんだよな。彼のガッカリした顔が目に浮かぶよ。
決定的な別れ、そして残酷な真実
シーファンはホテルで、あのイエン・ホンの父親の対応をしていた。気まずいことこの上ない。その父親が、追い打ちをかけるようにとんでもないことを言う。息子に新しいお見合いをセッティングするつもりなんだ、と。シーファンの心はぐちゃぐちゃになった。
サミットが終わった後、父親はシーファンを呼び止める。駐車場まで送ってほしい、と頼んだ。車へ向かう道すがら、彼はシーファンに冷たく聞いた。息子から別れ話は聞いたかい?シーファンはまだ、ほんの少しだけ期待を捨てきれずにいた。彼が海外にいるから会えないだけなんだ、と。でも父親の口から出た言葉は非情だった。あいつなら家にいるよこの一言で、シーファンの最後の望みは完全に打ち砕かれた。
その夜、シーファンはスーイエの言葉を思い出す。気持ちが晴れない時は、木に抱きつくといい彼女は言われた通り、夜の公園で木の幹にぎゅっと抱きついた。早く眠ってしまいたくて、処方された漢方薬もいつもより多く飲んだ。
スーイエの優しさと本当の顔
後日、シーファンは漢方外来を訪れる。でもスーイエの姿が見当たらない。彼女は思い切って、彼にメッセージを送ってみた。すると、病院の薬草園で会おうと返事が来た。
そこでシーファンは驚きの事実を知る。スーイエはただの漢方医じゃなかった。普段は総合病院の腫瘍科で働くエリート医師だったんだ。彼はシーファンを静かな薬草園に案内する。ベンチに座らせて、優しく彼女の手首をとって脈を診た。最近どう?彼の穏やかな声に、シーファンは失恋のことは言えなかった。仕事が忙しいだけですスーイエもそれ以上は何も聞かない。
彼はシーファンの体調に合わせて、新しい処方箋を書いてくれた。食事で気をつけることも丁寧に教えてくれる。シーファンは処方箋を受け取って帰ろうとした。でも、すぐに振り返って彼に言った。お忙しいのに、時間を作ってくれてありがとうございますスーイエは静かに微笑んだ。二人は来週の土曜日にまた会う約束をした。
第3話の感想: 失恋からの急展開!スーイエ先生がヒーローすぎる
今回のイェн・ヘン親子、ちょっとひどすぎないか。別れた彼女の職場で父親がお見合いの話をするとか、ありえないだろ。挙句の果てに、父親が直接とどめを刺すように別れを告げるなんて、鬼畜の所業だよ。シーファンが本当に可哀想で、見ていて胸が痛くなった。
でも、だからこそスーイエの優しさが際立つ回だったな。診察に来ないからって電話して、薬まで送ってくれるとか、ただの医者以上の気遣いだ。薬代を送金されて地味に凹んでるのが、人間味があってすごくいい。彼がただの漢方医じゃなくて腫瘍科のエリート医師だったっていうのも最高のサプライズ。ギャップがたまらない。
シーファンが夜中に一人で木に抱きついてるところは、本当に健気で応援したくなった。最後の薬草園のシーンは、もう完全に新しい恋が始まる空気感に満ちていた。静かに脈を診てくれるスーイエ、かっこよすぎだろ。失恋のどん底から、少しずつ光が見えてきた感じがたまらない回だった。
つづく