第27話 あらすじ(がっつりネタバレあり)
揺れるシーファンの心と、スーイエの覚悟
話はシーファンの衝撃的な告白から始まる。彼女、ホー・スーイエに留学やめるって言っちゃうんだよ。理由は、お母さんの病気。そばにいてあげたいって。その気持ち、痛いほどわかる。わかるんだけど、君の夢はどうなるんだって!
ここでスーイエが男を見せる。君の夢を諦めるなって説得するんだ。君が世界を見て、本当にやりたいことを見つけるべきだって。家族のことは俺がちゃんと面倒見るから、心配するな、と。もうさ、どこまで完璧な彼氏なんだよ、スーイエ。こんなの、安心して行くしかないじゃん。
家族の愛が、夢への背中を押す
シーファンのお母さん、15回目の化学療法を終えて、体調がかなり良くなる。家族みんなで最後の治療に付き添うんだ。病院だから火は使えない。だからシーファンがスマホで火鉢のアニメーションを用意する。その上をまたがせて、厄払いの儀式をやるんだよね。こういう家族の温かさ、本当にいい。
その夜、お母さんがシーファンの本心に気づく。ビザも取れてるのに、留学を諦めようとしてるって。そこでお母さんが娘に語りかける。スーイエはシーファンが夢を諦めることを心配してた。でもお母さんは、娘が夢を追いかける姿を見たいって、もっと強く願ってたんだ。家族の愛って、こういう形で背中を押してくれるものなんだよね。
旅立ちの日、そして空港での別れ
いよいよ出発が近づく。スーイエと親友の郁里仁(ユー・リーレン)も駆けつけて、みんなで送別会。リーレンも優しいよな。海外で使える常備薬とか買ってきてくれるんだ。
荷造りの時、シーファンはあるものを見つける。それはスーイエが彼女のために書きためた、薬膳や漢方のレシピノート。びっしり書かれた文字を見て、シーファンはもう感動でいっぱいになる。たまらなくなってスーイエの家に駆け込んで、思いっきり彼を抱きしめる。スーイエはただ優しく彼女をなだめる。もう、このシーンだけで泣ける。
シーファンはスーイエに一つお願いをする。空港には送りに来ないでって。別れが辛くなるから。その気持ち、わかるよ。でもスーイエ、来ちゃうんだよね。
当日、両親に見送られて保安検査場に向かうシーファン。ふと顔を上げると、人混みの中にスーイエの姿が。もう涙腺崩壊。シーファンは泣き崩れる。その時、スーイエからメッセージが届く。外の世界を、しっかり見ておいでって。シーファンは言葉の代わりに、手首につけたお揃いのブレスレットを指さす。遠く離れた二人が、ただ静かに見つめ合う。セリフなんていらない。最高の別れのシーンだった。
遠距離恋愛の始まりと、まさかの伏線回収
ここから二人の遠距離恋愛がスタートする。スーイエは仕事に没頭するけど、ふとした瞬間にシーファンのことを思い出してる。シーファンも、向こうでの生活をビデオや手紙でこまめに報告する。お母さんの体調が良いこと、お父さんが毎日寄り添っていること。だから心配しないで、って。
そんなある日、スーイエは医療チームとボランティア診療へ行く。そこで同僚が、シーファンが描いたスーイエのアイコンの絵を見て、一言。緑茶男(腹黒い男)ですね。ここでスーイエ、やっとあの絵の本当の意味に気づくんだよ!遅いよ!ってツッコミ入れたくなったね。
その夜、スーイエはシーファンにビデオ通話する。やっとできた彼女に、アイコンで悪口言われてたなんて、ちょっと傷ついたよって冗談っぽく言う。このやり取り、可愛いよな。
シーファンは来月には帰国する予定だった。でも、彼女から衝撃の報告がある。なんと、五つ星ホテルで2ヶ月間インターンシップできるチャンスを掴んだんだ。定員5名の狭き門。これはつまり、彼女の帰国が延期になるってこと。やっと会えると思ってたのに、またお預けか!っていうところで、今回はおしまい。
第27話の感想、ちょっと語らせて
いやあ、今回は感情の揺さぶりがすごかった。特に空港のシーン。あれは反則だよ。言葉を交わさずに、視線とスマホのメッセージ、ブレスレットだけで気持ちを伝え合う。あの演出は本当に見事だった。切なくて、でもすごく綺麗で。二人の絆の深さが伝わってきた。
スーイエの支え方も完璧だったよね。ただ甘やかすんじゃなくて、シーファンの夢を一番に考えて背中を押す。その上で、家族のケアまで約束する。理想の彼氏像を更新し続けてくる。
それと、あの緑茶男の伏線回収には笑った。スーイエがやっと意味に気づいた時の、あの何とも言えない顔。シリアスな展開が続いてたから、こういうコミカルなシーンが挟まるとホッとする。シーファンも、ああいう形でちょっとしたイタズラを残していくのが可愛いじゃん。
最後の最後で、シーファンの帰国延期。えー!って声出たよ。やっと会えると思ったのに、また試練か、と。でも、これも彼女が夢に向かって一歩進んだ証拠なんだよね。遠距離恋愛のリアルなもどかしさと、お互いを応援する強さが詰まった、見ごたえのある回だった。
つづく

